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「初音ミク」ライブ新システムの秘密 ― レディー・ガガのツアーオープニングアクトを可能にした地元・札幌の力とは

「初音ミク」ライブ新システムの秘密 ― レディー・ガガのツアーオープニングアクトを可能にした地元・札幌の力とは

2014年5月12日(月) 20時34分
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    レディー・ガガのワールドコンサートツアーで使用された「30システム」とは?
  • 札幌から世界へ、「初音ミク」の挑戦は続くの画像
    札幌から世界へ、「初音ミク」の挑戦は続く

クリプトン・フューチャー・メディアは、レディー・ガガのワールドコンサートツアーにおける「初音ミク」のオープニングアクトについて実現の経緯などを公表しました。

インターネット上で話題を呼んだレディー・ガガのワールドコンサートツアー「LADY GAGA’S artRAVE: the ARTPOP ball」における、「初音ミク」によるオープニングアクト。同ツアーの5月6日から6月3日までの16公演において、「初音ミク」がオープニングアクトを担当することについて、実現のための独自システムについての公表しました。


◆30分でセッティングできる「30システム」

従来の「初音ミク」のコンサートでは、キャラクターの3DCGの映像を透明なスクリーンに投射する方式が採用されており、装置セッティングにおよそ半日がかかります。同社は、オープニングアクトに収めるための素早いセッティングと撤収を可能とする新システム、30分でセッティングできる通称「30システム(サンマルシステム)」を開発。これにより、これまでとは別次元の高い機動性で「初音ミク」によるステージが実現できるようになりました。


◆生身のダンサーと「初音ミク」のダンスのコラボレーション

ステージの華やかさ増すために、生身のダンサーを起用。今回のステージでは、Perfumeのダンス振付やライブ演出などで知られるMIKIKO氏が率いるダンスカンパニーELEVENPLAYのダンサー2名が参加しています。「初音ミク」自体のダンスのモーション制作は、冨田勲氏の「イーハトーヴ交響曲」やBump Of Chickenの「Ray」でのコラボなど、これまでにも多くのモーションを手掛けてきたYumiko氏が担当。バーチャルとリアルが融合した、これまでにない新たな表現のステージとなりました。


◆札幌から世界へ


今回のオープニング・アクトで使用した「30システム」は、クリプトン・フューチャー・メディアの地元・札幌市の舞台技術者やクリエイターとの協力によってそのほとんどが設計・開発されており、地元ならではの強みとして、草案から装置のプロトタイプの完成までを1ケ月の短期間で行うことができたそうです。

今回のツアーを終えた「30システム」は、今夏開催される「札幌国際芸術祭 2014」に出展(映像の投射はありません)。地元の技術者とクリエイターによって開発された装置が海を越え、北米ツアーを達成したことを、多くの方に知ってもらうため、ドキュメンタリー映像と共に展示される予定です。展示の詳細については、後日告知クリプトン・フューチャー・メディアのウェブサイト等で告知されるそうなので、どうぞお楽しみに。

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■「初音ミク」オープニング・アクト動画(レディー・ガガ Instagramより)

Instagram 動画URL:http://instagram.com/p/nrKOTPJFED


元々は“歌を歌うソフトウェア”として誕生した「初音ミク」ですが、現在はソフトウェアの枠組みを超え、多くのファンを楽しませる存在となりました。今回の初となるアーティストのコンサートツアーへの参加をはじめ、多くのファンの方々に楽しんでもらえる最高のパフォーマンスができるように今後も尽力したいとコメントしています。

(C)Crypton Future Media, INC.

(Article written by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)

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