三成・秀吉による息ぴったりの諸注意アナウンスに続き、水墨画を背景とした和楽器の生演奏からスタート。さらにゲームのオープニングムービーが放映され、出演声優陣による「戦国ドラマ絵巻」へと移ります。
強くなるには志のみを抱けという秀吉とお市を想い続ける勝家、三成を追う左近に遭遇した幸村と政宗、謙信を倒したことを政宗と小十郎に向かって宣言する又兵衛、三成と左近の出会いといったシーンを生朗読で再現。どのような経緯があったのか、背景はゲームをプレイすることで明らかとなりそうです。
改めて、出演者である柴田勝家役・岡本信彦さん、後藤又兵衛役・三木眞一郎さん、石田三成役・関智一さん、真田幸村役・保志総一朗さん、司会も務める前田慶次役・森田成一さん、豊臣秀吉役・置鮎龍太郎さん、長曾我部元親役・石野竜三さん、足利義輝役・池田秀一さん、そして『戦国BASARA』シリーズのプロデューサー・小林裕幸氏がステージに登場。なお、残念ながら出演を予定していた島左近役・中村悠一さんは体調不良により急遽欠席となりました。
■新武将とおなじみの武将を演じた声優陣によるトークショー
「戦国BASARA スペシャルトークショー」では、まず『戦国BASARA4』の新武将を演じた岡本さん、三木さん、池田さんが各キャラクターへの印象について語ります。岡本さんは、キャラクターが叫ぶことで有名だったという『戦国BASARA』シリーズなのに、勝家のセリフには「…」ばかりだったのに驚いたそう。また、三木さんは「これだけたくさんの武将がいるから、もう自分の出番はないと思ってました」と話し、台本を読んだ際はあまり武将らしくない又兵衛というキャラクターに戸惑ったそうです。又兵衛が政宗をはじめ人気キャラクターへ恨みを抱いていることから、ファンに怒られないかも非常に気にしているようで「すみません」としきりに繰り返します。池田さんは「久しぶりの時代劇なので、セリフも多くてとにかく大変でした」と、約1年前の収録当時を振り返りました。
また、新しく登場する「山中鹿之介」「井伊直虎」「京極マリア」の3名について聞かれると、鹿之介には「鹿せんべいを投げたり、鹿に投げられたりするのが面白い」と岡本さん、非常に勇ましい女性である直虎には「どうやったらお付き合いできるんですかね（笑）」と三木さん、妖艶な美女であるマリアには「こんなおじさんでよければ（笑）」と池田さんが会場を笑いに誘います。
続いて関さん、保志さん、置鮎さん、石野さんが登場。キャラクターの『戦国BASARA4』における立ち位置にについて、関さんは「不器用な三成なりに、部下へどう接するかという部分を感じられました」とコメントし、保志さんは「幸村は悩んでいた時期もありましたので、ただの若武者に戻ったのではなく成長した雰囲気も感じられると思います」としつつ、直虎とのキャラかぶりも気になる様子。
森田さんは慶次に対し「過去を向くのではなく、前進していくなかで新たに背負うものがありました」とし、小林プロデューサーからは「無謀にも将軍と友達になりにいきますからね」と、慶次らしさが感じられる行動も語られました。置鮎さんは新しい部下もたくさん増えて大軍勢ですよね。より大きく立ちはだかる敵としていたいなという気持ちで演じました」と、ブランクを経た復活に嬉しさをにじませます。石野さんは「異国の海を目指すような部分もあったんですが、これまでより少し落ち着いた印象を受けました」といいます。
■岡本さん＆保志さんにまさかの展開？！「武将を漢字1文字で表してみました」コーナー
新春にちなんだ「自身の武将を漢字1文字で表してみました」というコーナーでは、出演者があらかじめ考えてきた漢字を披露。森田さんは色々なものを背負う「責任」から「任」を選び、この理由は慶次をプレイしてみてほしいと加えました。岡本さんは、当初は野心を抱いていた勝家が一度は全てに絶望するものの、再び希望を抱けるのかという変化の様子から「変」を選択。三木さんは、又兵衛の「後ろからチクッと刺すイメージ」から細長さを強調した「針」としました。
保志さんは「変」と岡本さんと同じ漢字になったものの「幸村は成長していく一方、本質的な部分では変わっていないから」と選んだそうです。置鮎さんは「拳」と、まさに秀吉を表すにはこの一文字という漢字をチョイス。石野さんは、元親が使命感をもって行動を「起こす」、自ら「起つ」ということから「起」を、池田さんは義輝のセリフに度々登場する「滾る」から「滾」を選びました。
関さんは、今回の三成は「秀吉のために一途で、目的のために猪突猛進する一本気ある男。そのストイックさもふまえて考えました」と前置きをしつつも、選んだのは「髪」。三成の特徴といえば、確かにあの前髪かもしれませんね。
後編へ続く。
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