人生にゲームをプラスするメディア

「ゲームが僕の人生を180度変えた理由」 ─ アメザリ平井さんとファミコンの劇的な出会い

お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の平井善之さんは、芸能界でも有数のゲーム好きとして知られており、ニンテンドー3DSソフト『レンタル武器屋 de オマッセ』の制作や、日本ゲームユーザー協会会長としての活動など、公私に渡って広くゲームと接しています。

その他 全般
「おもしろゲーム情報サイト ゲームくん」公式サイトショット
  • 「おもしろゲーム情報サイト ゲームくん」公式サイトショット
お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の平井善之さんは、芸能界でも有数のゲーム好きとして知られており、ニンテンドー3DSソフト『レンタル武器屋 de オマッセ』の制作や、日本ゲームユーザー協会会長としての活動など、公私に渡って広くゲームと接しています。

日本ゲームユーザー協会は、会長である平井さんをはじめ、弁護士やCEO、デザイナーにフリーライターから高校生まで、幅広い運営メンバーで構成されており、様々な視点からあらゆるユーザーがこれからも面白いゲームで楽しむための活動を行っています。

その活動の一環として、おもしろゲーム情報サイト「ゲームくん」の運営を実施しています。こちらのサイトで発表されたユニークなアンケートの数々は、毎回大きな反響と話題を呼んでいます。

また「ゲームくん」では、アンケートの結果だけではなく、多彩な切り口によるコラムも掲載されており、どれも興味深いものばかりとなっています。今回はそのコラムの中から代表として、会長である平井さんの「ゲームが僕の人生を180度変えた理由」を紹介させていただきます。

平井さん(当時は西川)は小学5年生の頃、本人曰く「ベタな家庭の事情」により、兵庫の祖母宅に預けられていました。そこはまさしく田舎といった風情で、田畑とや自然に囲まれた環境は住み心地がよく、しかしどこか物足りなさも感じて暮らしていたそうです。

そんな善之少年の生活は、母親の「大阪の家に帰っておいで~」との通達により、大きな変化の分かれ目を迎えます。さすがにその申し出は急だったため、少年は難色を示しましたが、「家、プールつきやで」との発言に逆らえる小学生はいません。その一言ですっかりテンションがあがり、弟と共に転校手続きを行い、大阪で待つプール付きの自宅へと向かいます。

ですが、家にあったのはプールではなく、なんと駄菓子屋。しかも、見たことのない「おっさん」がいた上に、母親から「あんたら、今日から西川でなく平井やから。で、この人がお父さんやから」との衝撃的な告白が。

記憶にある「お父さん」は、七・三分けの髪型。しかし、目の前のお父さんは明らかなパンチパーマ。小学5年生と言えどもこの違和感からは目を背けられず、結果少年はひとつの結論に辿り着きます。プールがあるというという大きな嘘をつくことで、お父さんが替わってることなんて些細な問題だと思わせる、全ては母親の周到な作戦だったのだと。

その作戦に腹を立てたのか、突然すぎる告白に戸惑ったのか、まだ小学2年生だった弟は「こんなのパパじゃない!!」と、素直すぎる感情をそのままぶつけてしまいます。また善之少年も「人生はいろいろあるんだ」と、布団に入って色々と考えたそうです。

そんな子供たちの不安や困惑を察したのでしょう。翌日、新しいお父さんが2人を呼び出し、これから家族となる子供たちに、おそらく精一杯考えたであろうアクションを示しました。

「これからよろしくね。お近づきのしるしに、これファミコン」
「パパーーーーーーッ!!!」

善之少年が反応する隙もなく弟が新しいお父さんへと抱きつき、その瞬間家族が誕生。ファミコンは、家にプール付きに匹敵するような効果をあげ、「ファミリー」を冠するネーミング通りの存在感を発揮しました。

ドラマのような出来事で、新しいお父さんおよびファミコンとの出会いを果たした平井さん。その後の平井さんがゲームとどのように関わったのかは、皆さんもご存じのことと思いますが、お父さんとの関係に関しては、自身のTwitterアカウントにてこのように明かしています。



コラムを読んだ方への平井さんの返信にも、ファミリーへの想いが込められており、胸がじんわりと温かくなるばかり。今は結婚もされ、新たな家族を増やした平井さんの人生が、より豊かに花咲くことを願うばかりです。

(C)JGUA.org
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得

    【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得

  2. 神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

    神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

  3. 『FF7リメイク』がボードゲーム化!クラウドら20人のキャラを駆使し、相手とマテリアを奪い合う対戦型ゲーム

  4. 【特集】ユーザーへの挑戦状「壮大に仕組まれたARG(代替現実ゲーム)」

  5. 純白ドレスに眩しい水着!『アズレン』×「DMMかりゆし水族館」コラボが決定ー等身大スタンディ展示や「饅頭」によるキャラクターグリーディングなど盛りだくさん

アクセスランキングをもっと見る