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【東京ゲームショウ2013】ARマーカーごとにストーリーが展開するイスラエル発のスマホ向けARゲーム『Kazooloo』

今回の東京ゲームショウには過去最多となる33ヵ国・地域から計162組の海外企業・団体・クリエイターが参加していますが、やはり昨今のトレンドを反映してかスマートフォン/タブレット向けタイトルの出展が多かったです。

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今回の東京ゲームショウには過去最多となる33ヵ国・地域から計162組の海外企業・団体・クリエイターが参加していますが、やはり昨今のトレンドを反映してかスマートフォン/タブレット向けタイトルの出展が多かったです。

その中でもこのARシューティングゲーム『Kazooloo』は非常に興味深いタイトルでした。

この『Kazooloo』はイスラエルのスタートアップNordau Creativeが開発・提供するARシューティングゲーム。端末のカメラでゲーム専用のARマーカーを認識すると、画面上に3DCGが表示されゲームがスタートするという先に紹介した台湾の「Project Noah-Girl Faction」と同様のタイトルと言えますが、『Kazooloo』にはインタラクティブ性があるのが特徴です。

遊び方は、まず床の上に専用のARマーカーを置きます。そして『Kazooloo』をインストールした端末のカメラでARマーカーを見ると、その上に渦が生じて中からドラゴンが出現します。画像認識から3DCGの動作までがとにかくスムーズで、ちょっと端末の角度や位置を動かしたくらいでは表示が消えることはありません。操作方法は左右のボタンをタップしまくって弾丸を撃ちドラゴンを攻撃するというシンプルなものですが、意外とドラゴンがすばしっこくて難易度は高めで、加えて稀にコインや様々なアイテムも出現するので攻撃を続けつつそれらも撃って獲得しなければならず、やらなければならないことはたくさんあります。

こうしたARシューティングゲームはプレイヤーが一方的に敵に攻撃を与えるタイプのものがほとんどですが、この『Kazooloo』は敵のドラゴンもバンバンプレイヤーを襲ってきます。むしろ攻撃を与えれば与える程ドラゴンも激しく反撃してきて、プレイヤー側が襲われると上記のように血飛沫でそれが表現されます。こうしてプレイヤー側がドラゴンに攻撃され続けると、やがて体力ゲージが尽きてゲームオーバーになってしまいます。実体などあるはずの無いARキャラクターが反撃してくるというインタラクティブなシステムがゲームへの没入感を高めるというわけですね。

ちなみにブースの前でNordau Creativeのスタッフの方がデモンストレーションをしていたのですが、ARマーカーの周りを「目が回らないんだろうか?」と心配になるくらい激しく動き回ってプレイしていたのが印象的でした。そう、このゲームのフィールドは全方位で、360°ぐるぐる動き回ってドラゴンに攻撃しつつ反撃を避けなければなりません。これは結構良い運動になるかもしれませんね。

『Kazooloo』の主な収益モデルですが、ゲームアプリ自体のダウンロードは無料で現時点ではゲーム内課金もありません。では何で稼いでいるかというと「ARマーカーの販売」。この丸いARマーカーには様々な種類の絵柄があり、絵柄によって登場するキャラクターやゲームのストーリーも全て異なっているとのこと。またそれ自体にコレクション要素もあり、リアルグッズを集める楽しさが味わえます。ARマーカーはNordau Creativeのサイト上より購入可能で、小さいもので14.99ドル、大きなもので49.99ドルです。課金ではなく”ARマーカー”というリアルグッズで収益を得、且つゲームのストーリーを拡張していくという手法はこれまでありそうで無かった新たなビジネスモデルと言えるでしょう。

なお、現在Nordau Creativeでは『Kazooloo』の日本語サポートを進めると共にARマーカーの日本での販売を手がける代理店やパートナーを募集しているそうです。このゲームを日本語でプレイできる日もそう遠くないかもしれません。

《籠谷千穂》
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