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230人の口笛が奏でる『ワイルドアームズ』「荒野の果てへ」、なるけみちこ氏特集LIVE『Playing Naruke Works!』レポート

230人の口笛が奏でる『ワイルドアームズ』「荒野の果てへ」、なるけみちこ氏特集LIVE『Playing Naruke Works!』レポート

2013年9月8日(日) 22時30分
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    なるけみちこ氏
  • 神永大輔さんの画像
    神永大輔さん
  • なるけ氏「(手に持つウッドブロックについて)4階の島村楽器で買ったの」の画像
    なるけ氏「(手に持つウッドブロックについて)4階の島村楽器で買ったの」
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    annie(John John Festival)
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    john(John John Festival)
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    toshi(John John Festival)
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    バウロンの裏には小さなタンバリンが!
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    「鳥の一生~ a whole life of a bird」
  • これまでの作曲家活動がこみ上げる、なるけ氏の画像
    これまでの作曲家活動がこみ上げる、なるけ氏
  • 内田佳宏さん(左)の画像
    内田佳宏さん(左)
  • 有木竜郎さん(左)の画像
    有木竜郎さん(左)
  • なるけ氏は終始チャーミングの画像
    なるけ氏は終始チャーミング
  • 約230名の口笛に耳をすますなるけ氏、ありえない光景に舞台上から写真を撮る一幕もの画像
    約230名の口笛に耳をすますなるけ氏、ありえない光景に舞台上から写真を撮る一幕も
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    くじではサイン入りのリードがプレゼントされました
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    一人ひとり握手を重ねます
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    次回公演も楽しみですね

2083は、ラゾーナ川崎プラザソルにて『ワイルドアームズ』シリーズなどの作曲を手がける、なるけみちこ氏の楽曲をフィーチャーしたLIVE『Playing Naruke Works!』を開催しました。

尺八奏者の神永大輔さんとアイリッシュミュージックバンドJohn John Festivalの3人(フィドル、ギター、バウロン)がおもちゃ箱をあけたように「刻の工房」を演奏するなか、ウッドブロックをカッコン、カッコン叩いて登場したのはなるけ氏。あたたかみある一曲目が終わりMCに移ると、なるけ氏はまず、この日ソールドアウトしてしまったチケットについて、「当日券を求めにいらしても、入れずにお帰りになったかたもいて心苦しいんですが、そのかたの分まで頑張ります」と語りました。

前半はすべて『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』からの楽曲がおくられ、『ノーラ』についてなるけ氏はこんなエピソードで会場をドッと笑いに誘っていました。

「20年以上仕事をしてきて、顔をだすようになったのは大きくいうと5年前のPRESS STARTからなんです。それまで、なるけというのは「なるけみちこ」というグループでいろんな人がいるんじゃないか、とか本当は男なんじゃないか、さらにはいないんじゃないかとかいろいろ言われていて」

それに続けて、「顔を出してから『ノーラ』が発売されたことで、なるけは『ワイルドアームズ』以外にもできるんだと気づいてもらえたかなと思います」とコメント。

朝露を浴びた草の絨毯で寝そべっているような「湖畔の町で」、アイリッシュのディスコがあったのなら……と思いを馳せる「a little visitor」、前半最後の曲は何でしょうかというなるけ氏の漠然とした問に「たたかいの刻!」と見事答えたファンがいたほど人気なトラディショナル楽曲まで。普段からアイリッシュミュージックを演奏しているJohn John Festivalだからこそ出せる表情とグルーヴ感に、休憩に入ったとたんお客さんの口から出る言葉は「すげー」の一言。筆者の周りでも「すごいよね」「来てよかったね」と、音楽から受けた感覚を共有する言葉たちが飛び交っていました。

前半の途中には、なるけ氏からおねだりとしてセットリストには入っていないJohn John Festivalオリジナル楽曲「鳥の一生~ a whole life of a bird」も急遽演奏されました。この楽曲はアイルランドのトラディショナルな楽曲を3曲繋げたもの。当日の演奏ではありませんが公式でアップされていますので、アイリッシュの息吹を感じてみてください。



後半は、前半のメンバーにチェロとキーボードを加えた編成で、なるけ氏の代表曲ともいえる『ワイルドアームズ』シリーズの楽曲を中心に演奏されました。後半第一曲目は『ワイルドアームズ』といえばの「荒野の果てへ」。「やっと一番やりたかった、原型の小さな構成でお聞かせすることができて本当に嬉しいです」となるけ氏は目を輝かせていました。

最大の特徴でもある「口笛」を務めた神永さんは、高い音を出すために数日前YouTubeで「口笛の高い音の出し方」をチェックしたそうです。本来は尺八奏者のため、一切でない音域もあったそうですが動画を見たら出せるようになり、本人いわく限界を越えた瞬間を味わったとのこと。なるけ氏によると原曲では当時68歳のおじいちゃんが口笛を務め、帰りはおばあちゃんの肩に捕まって帰るような姿がみられたそうです。あの、のびやかな口笛からはすこし意外にも感じますね。

後半では、舞台上ですべての演奏を聴いていたなるけ氏ですが、23年前に作曲した『天使の詩2』から歴代『ワイルドアームズ』を経て現在の制作楽曲まで、聴くたび点が線となるひとときに、さまざまな感情がこみ上げているようでした。アンコールではなるけ氏自身もティンホイッスルをチャレンジジョイ(なるけ氏が好んで使う独自表現)したり、会場全員で「荒野の果てへ」の口笛を演奏するなど温もりあふれたまま幕は閉じました。公演後は会場に来たすべてのお客さんと握手を交わしてお見送り。もし次回があるのならば、もう少し大きな会場で開催するとのコメントもありました。



■セットリスト
M1:刻の工房/『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』
M2:まいにちの暮らし、草の上に寝転んで/『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』
M3:湖畔の町で、a little visitor/『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』
M4:鳥の一生~ a whole life of a bird/John John Festivalオリジナル
M5:吹き上がる泉は虹色/『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』
M6:たたかいの刻/『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』
M7:荒野の果てへ/『ワイルドアームズ』
M8:世界にひとりぼっち/『ワイルドアームズ』
M9:夜空しかしらない/『ワイルドアームズ アドヴェンスドサード』
M10:夜空/『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』
M11:遠い日の安息/『ワイルドアームズ アドヴェンスドサード』
M12:ハルシュタット/『天使の詩2』
M13:ダンジョン・自然系1/『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』
M14:アーデルハイド城下町/『ワイルドアームズ アルターコード:エフ』
M15:狼煙、Territory/『Feedback 2nd』
EC1:タンブルウィード/『Feedback 2nd』
EC2:荒野の果てへ/『ワイルドアームズ』

(Article written by きゃんこ)

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