海外メディアの「Business Insider」が伝えるところによれば、Juckes氏は昨今の日本製品を象徴するものを、任天堂のWii(Wii U)に例え、その国際競争力の低さを指摘しています。また、「Wii」は必ずしも「Xbox」や「PS」と競争しているのではなく、現在花盛りのモバイルゲームと争っているのだという現実認識を強調しています。
その上でJuckes氏は、「アベノミクス」が導いた円安を有効活用して「クリスマスまでに(Wii Uの)価格を下げて販売台数を伸ばすべきです」と述べています。
この発言の背後には、業績が低迷していながらも円安の影響で黒字決算となった任天堂の決算報告があるようで、「(円安のおかげで)得た収益はモバイルゲームに対抗するようなクールで低価格のゲームの開発に費やすべきです」と語り、「今の日本経済に最も求められている経済構造改革は、かつての日本産業界のクールな格好良さ取り戻すことであり、こればかりはアベノミクスだけでは実現できません」と結んでいます。
グローバル経済の視野からゲーム産業界を分析しているJuckes氏が、アベノミクスが進行中の日本経済と任天堂に宛てたこの「公開書簡」は、業界を越えて今後ますます話題を呼びそうです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
任天堂 アクセスランキング
-
『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ
-
PS4・スイッチで美しい世界を旅できるゲーム10選!宇宙から古代まで幻想的な冒険に繰り出そう
-
【特集】リアルでも『ドラクエ』の勇者みたいになりたくて…「勇者ヨシヒコ」のロケ地に行ってみた。
-
『マリオカート8 デラックス』初心者ドライバーが勝つための8つのポイント
-
『スーパードンキーコング』20周年記念と同時に、PC向け非公式ファンメイドゲームが12月に公開
-
『スプラトゥーン2』ブキの元ネタを徹底調査その1!シューター&マニューバー&スペシャルウェポン編
-
『スーパーマリオメーカー2』小ネタ20選!知っていればコース作りやプレイがより楽しくなるかも
-
恐ろしくも美しい“魔女”が活躍するゲーム8選! アクションにRPG、SLGとジャンルも多彩な活躍ぶり【特集】
-
【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?
-
オススメの『シミュレーションゲーム』3選!定番の「牧場系」からリア充気分を味わえる「恋愛系」まで