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セガが送るユーザー参加型の次世代コミュニケーションツール「Project 575」の全貌が公開!終着点はPS Vita(前編)

ソニー PSV

向かって左:磯村知美さん 右:森本兼次郎氏
  • 向かって左:磯村知美さん 右:森本兼次郎氏
  • セガが送るユーザー参加型の次世代コミュニケーションツール「Project 575」の全貌が公開!終着点はPS Vita(前編)
  • 向かって左:大坪由佳さん 右:大橋彩香さん
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セガは7月18日、六本木ニコファーレにて、新プロジェクト「Project 575」の発表会を開催しました。

『Project 575』は、TwitterやLINEに続く新たなソーシャルメディアの構想として始動したプロジェクトです。「575」の形式でユーザーの生み出した“コトバ”を、ボーカロイドを使用した歌にのせて発信するという趣旨で、iOSやPS Vita、楽曲、漫画、小説、アニメなどクロスメディアで展開していく試みとなっています。

■メディアミックス展開
新しいコミュニケーションの未来をつくる「コトバコミュニケーションツール」として7月にまずは、iOSアプリ『うた詠み575』を配信。その後も2014年に発売予定のPS Vita専用ソフト『うた組み575』、キャラクター達が歌う「575」の楽曲、公式コンテンツとして公開する漫画や小説、そしてアニメーション作品と、様々なメディアで「project 575」は展開します。

■舞台設定
海と緑、仏閣などの歴史的建造物が街の背景に融合している古都「鎌倉」。俳句とのゆかりも深いこの土地が「project 575」の舞台です。「正岡小豆」「小林抹茶」の2人も鎌倉に住んでおり、「project 575」の作品には、鎌倉に実在する名所や街並みが数多く登場します。

■キャラクター
・正岡小豆(まさおか あずき)CV:大坪由佳さん
明るく素直な元気娘。後先考えず即行動、感情がすぐ表に出るといった爛漫な性格です。

・小林抹茶(こばやし まっちゃ)CV:大橋彩香さん
大人しくて内向的。独自の世界観を持っており、趣味は同人誌づくりです。


2人は鎌倉在住の幼馴染で、ごく普通の高校生活を送っています。小豆の発案で、日常生活で起こったことや感じたことを5・7・5形式でコトバにし、それらを組み合わせて歌にする「575」という活動を始めました。完成した歌は、動画サイトに投稿して披露しています。キャラクター原案を担当するのは、イラストだけでなくアニメーターやクリエイターとして幅広く活動しているかんざきひろさんです。


今回発表されたのは、2013年7月よりサービスを開始するiOSアプリ『うた詠み575』と、PS Vita用ソフト『うた組み575』です。豪華ボカロP制作のBGMをバックに、女の子2人の影が575に絡めておしゃべりする動画を配信してきたティザーサイトの公開から約1ヶ月が経ち、謎のプロジェクト「Project575」の全貌がついに明らかにされました。

発表会が始まると、司会の磯村知美さんと、「Project575」のプロデューサー森本兼次郎氏が登壇。これまで謎に包まれていたプロジェクトの秘密を是非ここで、という磯村さんに対し、まずはキャラクターのヴィジュアルが発表されました。ティザーサイトではシルエットだった2人の女子高生「正岡小豆」と「小林抹茶」がスライドに表示されると、磯村さんは「かわいい!」と絶賛し、森本氏は「命をかけて作りました」とコメントしました。

続いて、メインキャラクターの声を担当する小豆役の大坪由佳さんと、抹茶役の大橋彩香さんが制服姿で登場。「飛び出せ!授業」を可愛らしい振りで披露した後、それぞれの自己紹介を「せーの、私たち、575!」の掛け声で締めました。曲については、大坪さんは「素敵なアップテンポの、かわいい曲を歌わせていただいて、ありがたいです」、大橋さんは「歌詞も575で揃っていて、まさに(プロジェクト)575を歌っている感じでした」という感想を語りました。話題は2人のコスチュームに移り、ここで磯村さんの希望により、大坪さんと大橋さんがくるりと1回転。小豆と抹茶の髪飾りなど細かい点までこだわって作られているということです。さらに森本氏の服も今後グッズとして公式に販売される575Tシャツということが判明。声優さんお2人のサイン入りという特別仕様でした。


そしてプロジェクトの詳細が森本氏によって明かされました。まず「Project575」とは、iOSアプリに始まり様々なメディアで展開していく新しい試みで、2014年に発売予定のPS Vita用ソフト『うた組み575』は、アプリで作られるコンテンツの終着点でもあるということです。今日まで謎に包まれていたこの企画、大坪さん・大橋さんにとっても最初は不詳な部分が多かったそうですが、自分の声がボーカロイドになると聞いたときはうれしかったと大坪さん。収録を2人別々に行ったため、森本氏がノリノリでそれぞれの代役を務めたという秘話も飛び出しました。

プロジェクトの先鋒となるiOSアプリ『うた詠み575』の説明ではPVが入り、「今すぐやりたくなってしまった」「びっくりするくらいぬるぬる動く」など大坪さん・大橋さんも大喜び。『うた詠み575』は、セガの企画だからゲームだと思われていた方も多いかもしれませんが、意図としては「コトバコミュニケーションツール」という新ジャンルで、写真とうたを合わせた作品が作れたり、掲示板でユーザー同士が交流出来たりと、文字通りコトバを使ったコミュニケーションを生み出すアプリとなっています。使用楽曲はニコニコ動画等で人気の豪華Pから提供され、うち4名のPは本日の発表会にも登壇されました。


『うた詠み575』の特徴は、ヤマハの音声合成技術「VOCALOID」を搭載しており、さらにそれが簡単に使用できることです。PC等で使う「VOCALOID」で曲を作るには、ある程度の知識や技術が必要となってきますが、『うた詠み575』でユーザーが最初にすることは、「自分のその時の気持ちや思いを入力するだけ」とのこと。そうすると小豆と抹茶のボーカロイド音声がそれをメロディに乗せてくれます。ボーカロイドは生声とは少し違う聴こえ方になるというクセがありますが、『うた詠み575』に入っているキャラクターとのコミュニケーションパートでは、声優さんのそのままの声が使用されているそうです。

ボーカロイド用の音声収録は、朝から晩まで1日がかりで行われ、ひとつの台本を声色のバージョンを変えて繰り返し読む、といった方法をとっていたそうです。「途中で心が折れそうになりましたが、ボーカロイドの声にあこがれていたので、先輩たちはこれを乗り越えたのだな、と思いながら頑張りました」と大坪さんはコメントしました。

そしてここで、iOSアプリ『うた詠み575』は早くも7月26日よりアップルストアで配信を開始するという重大発表がなされました。さらに18日19時30分から、もれなくプレゼントつきの事前登録が始まることや、スタートアップキャンペーンについても詳細を公開。続けて、『うた詠み575』でユーザーが作った作品を採用するというPS Vita用ソフト『うた組み575』のVTR、さらにはOPムービーも一部披露され、森本氏は「正直ここまでとは思わなかったので、出来上がりが楽しみです」と語りました。

グッズ展開や、ニコニコ静画で無料配信される漫画やライトノベルも一部公開され、漫画パートでは4コマを大坪さんと大橋さんが朗読。ニコニコ動画・静画といえばCGMの一大フィールドですが、「Project575」の刺激によって、ユーザーには2次創作に励んでほしいと森本氏。大きな新しい試みとして、「Project575」およびセガは2次創作を全面的にバックアップする方針だそうです。

ここで、最後に歌うテーマソング「コトバ・カラフル」の準備のため、大坪さん・大橋さんがいったん降壇。プロジェクトメンバーが登場し、後半に続きます。

ヤマハの剣持氏は「このプロジェクトを聞いた時の第一印象は?」という質問に対し、「ボカロ=歌声ですが、今までのPCで使うソフトウェアはとっつきにくかったと思います。使いやすさをもっと追究していかないといけないと考えていますが、楽曲を作るのはある程度テクニックがいる。これ(Project575)なら誰でもできるんじゃないかと思いました」と回答。こういったボーカロイドの使い方について、展開に期待するところはあるかという森本氏の質問に対しても、「ヤマハとしては社内で「ボカロエブリウェア」と言っているように、色々なところに使ってほしいので、こういった試みは本当にありがたいと思います」と語りました。

質問はドワンゴの坂本氏に移り、ニコニコ動画の投稿システムに関して、アプリからの直接投稿が可能となるのは今回が初めてということが判明。同じく初要素の「投稿チケット」というシステムの存在も明らかになりました。「投稿チケット」は「うた詠み575」の機能のひとつである掲示板に作品を投稿することによって、ほかのユーザーからの評価を得ると手に入るもので、それを利用してニコニコ動画へのアップが可能となるそうです。「アプリユーザー同士のコミュニケーションも楽しいが、さらに広い世界へ出ていくという点で、すごくいいと思います」とは坂本氏。またプロジェクトの特徴として、基本的に2次創作が自由であるという点も、創作の連鎖にとって非常に良い要素だと語りました。アニプレックスの山内氏には、森本氏から「うた組み」のシナリオやキャラクターに込めた世界観を踏襲してほしいというオーダーが出ているそうで、山内氏は「アニメはアニメでゲームとは違った楽しみ方をしてほしいと思いつつ、鋭意制作中です」との回答でした。

プロジェクトメンバーでひとしきり語った後、ボカロPの4名が登壇。それぞれ自身の制作された楽曲のタイトルやコンセプト、感想を明かしました。森本氏からは「基本的に575に沿って、小豆と抹茶の1年間を通したシナリオなので、その季節などをコンセプトとして、あとはボカロPの個性に合わせて」という“縛り”が課されていたそうですが、その中でもそれぞれのPの創造性が窺えるコメントでした。

【ラマーズP】
タイトル「飛び出せ!授業」
イメージ:女子高校生の日常を描くということで、学校をイメージしました。
コメント:歌詞縛りについて、ユーザーが自由に組み合わせるのをイメージしながらやっていたのは結構苦労しました。自由に、好きなように思いを575に乗せて詠んでいただけると良いと思います。

【Dios/シグナルP】
タイトル「夏休み」
イメージ:長いと思いつつ、ぐだぐだしていて気が付いたら終わっている・という夏休みの「あるある」をイメージしました。
コメント:ボーカロイドの「調教」について、小豆と抹茶のボーカロイドは手を加えた分素直についてきて、特に小豆は芯のある声なので使いやすかったです。

【cosMo@暴走P】
タイトル「575」
イメージ:女子高生2人の日常の、色々な出来事を歌詞にした感じです。
コメント:早口封印については、特にそのような(早口を使うという)オーダーがなかったので。「女子高生がやっているバンド」というイメージだったので、無茶がないようにしました。

【デッドボールP】
タイトル「顔面クリスマスケーキ」
イメージ:タイトル通りカップルにクリスマスケーキをぶつけていこう!というコンセプトです。
コメント:そもそも作詞とは、自分の素直な気持ちをぶつけるものなので、最初ピュアな下心をこめたところ、セガさんから「オブラートにつつめ」というリテイクは2回ほどいただきました。


会も終わりに近づき、森本氏がゲストに対し、今後の展開について期待することを訊きました。
剣持氏「どこまでが創造性か、クリエイティビティか時代によって変わると思うんですが、またこれをきっかけにものさしが変わるのではないかという感じです。」

坂本氏「言葉遊びということで間口が広く、ゲーム・アニメになじみがないけれども、言葉遊びが好きな人が入ってくると面白くなるのではと思います。」

山内氏「かんざきさんにすごくかわいい絵を描いていただいていますし、曲に関してもアニメでも本気で取り組ませていただいてますので、大人の本気的な動きをどこまででかくするかということだと思います。」

ラマーズP「小豆&抹茶のかわいいところをもっと見たいと思っています!」

Dios/シグナルP「ユーザーが参加できるということと5・7・5ということで、幅広い年齢層に参加してもらえそうなので、ユーザー同士でできるイベントとかあったらいいと思います。」

cosM@暴走P「俳句や川柳が好きなおじいさん・おばあさんが孫に買い与えて一緒にやったりしたら、ほのぼのした光景が各地で見られるのではないかと思います。そういう世代間を超えた交流などあったら楽しいなと思います。」

デッドボールP「この企画の一番の魅力は、ユーザーとクリエイターが歌詞を通じて繋がることだと思います。僕はモテるためにボカロPをやってるので、今後ユーザーのみなさんと精神的・物理的にもっと繋がっていけたらいいなと思います。」


今後の発表を要チェックということでこのパートは締められ、ゲストと入れ替わりに大坪さん・大橋さんが再登場。OPテーマの「コトバ・カラフル」を披露しました。背景には私服姿の小豆と抹茶も映り、さらに生放送の視聴者たちのコメントもリアルタイムで流れました。

締めの時間となり、大坪さん「これから私たち575として頑張っていきますので、一緒に盛り上げていきましょう。応援よろしくお願いします。」、大橋さん「ぜひこの575をみんなで応援していきたいなと思います。よろしくお願いします。」、森本氏「Project575、どんどん広げていきます。まずは来週配信のiOSアプリ『うた詠み575』をぜひ遊んでください!みなさんの熱い思いのこもった作品お待ちしております。」とそれぞれコメント。最後の掛け声はやはり575ということで、森本氏の一句を出演者全員とコメントの弾幕で詠みました。

「ひろげよう みんなで作る ごーしちご」。


■出演者
正岡小豆役/大坪由佳さん
小林抹茶役/大橋彩香さん
剣持秀紀氏(ヤマハ株式会社)
坂本将樹氏(株式会社ドワンゴ)
山内真治(株式会社アニプレックス)
シグナルP
デッドボールP
ラマーズP
プロデューサー/森本兼次郎氏

(c)SEGA
《井口 宏菜》

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