1作目のキャッチコピー「抗え、最後まで」に従うか如くあがき続けたユーザーは、全てのマルチエンディングを見た時に、忘れられない瞬間となった人も多いでしょう。その熱に惹かれたユーザーが、「再び、戦いの業火へ」の言葉通りに2作目へと足を踏み入れました。
その後、設定上での繋がりを持った精神的な後継作と言える、PS3ソフト『ニーア レプリカント』、Xbox360ソフト『ニーア ゲシュタルト』なども発売されましたが、直接のナンバリングタイトルではありませんでした。
そんな『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズの、最新作となる『ドラッグ オン ドラグーン3』が発表された時には、空白期間の長さも相まって、ファンの間でも大きな驚きが走りましたが、新情報が相次ぎ、2本のコミカライズなどのメディア展開も始まるなど、『ドラッグ オン ドラグーン3』の制作が盤石の体勢で進んでいることは明らかとなり、寄せる期待は自然と膨らみます。
その声に応えるかのように公式サイトがオープンし、ストーリーやキャラクターなどが公開されました。そのどれもが独特な魅力を放っており、旧来のファンから、新規のユーザーまで、幅広く虜にしています。
本作のストーリーは、己の身を差し出す女神が世界を支える「システム」とも言うべき法則が存在した1作目の過去にあたり、こちらにも女神という存在はいますが、圧政を行う領主などを討伐する「ウタウタイ」と呼ばれる存在を指す言葉であり、世界の在り方が大きく異なっていることが分かります。
そして荒れた大地に平和がもたらされた後に、女神達は「ウタヒメ」と崇められ、頂点に立つ「ワン」を中心に世界を統治していきますが、ワンの姉であり、ウタウタイでもある「ゼロ」がドラゴンと共に現れることで、物語は流転を始めます。
ちなみに本作の主人公は、この「ゼロ」です。生長し続ける花が右目に咲いているという不思議な身体を持ち、人間離れした膂力や剣戟能力を備えています。見た目も個性的ですが、性格面でも大胆な設定がなされている彼女が、どのような主人公ぶりを見せるのか興味津々です。
この他にも、姉とは正反対の性格をしている妹のワン、ゼロと共に旅をしているドラゴンのミハイル、ゼロに付き従う4人の使徒などが、現在公開されています。また気になる戦闘システムなどの詳細は、まだほとんど明かされていませんが、ゼロが華麗に舞う様子や、ドラゴンであるミハイルの強烈な攻撃などのスクリーンショットも閲覧できるので、こちらもチェックしてみてください。
濃密な設定が明かされている公式サイトですが、このたびゼロの過去を紐解く短編小説「ゼロ──終わりと始まりの花」の公開も始まりました。著者は、1作目及び2作目のノベライズに当たる「ドラッグオンドラグーンストーリーサイド」と「小説 ドラッグオン ドラグーン2 封印の紅、背徳の黒」を担当した映島巡氏なので、完成度は折り紙付きです。ただし、過激な表現も含まれているので、充分にご注意ください。
従来のファンだけでなく、アクションRPG好きのユーザーも注目している『ドラッグ オン ドラグーン3』。次がどのような情報で驚かせてくれるのか、今から続報を楽しみにしましょう。
『ドラッグ オン ドラグーン3』は2013年発売予定で価格は未定です。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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