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プログラマとシナリオライターがブログで語る『ミレニアムの少女』の新要素やボイスドラマの裏話

『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の公式ブログにて、プログラマの小森祥弘氏とシナリオライターの美藤氏がそれぞれ、システム面と公開したミニボイスドラマの裏話を語りました。

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『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』公式ブログショット
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『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の公式ブログにて、プログラマの小森祥弘氏とシナリオライターの美藤氏がそれぞれ、システム面と公開したミニボイスドラマの裏話を語りました。

ダンジョン探索RPGの名作として有名な『世界樹の迷宮』シリーズの最新作であり、冠に「新」の一文字を加え、新しい方向性を打ち出した『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』。その公式ブログにて、まだ詳細が明らかにされていなかった戦闘における設定や、キャラの意外な側面などが明かされました。

プログラマの小森祥弘氏は、戦闘における重要な要素のひとつであるバトルの速度について言及しています。ゲームの面白さに直接結びつくものではありませんが、この部分でストレスを感じると、プレイ意欲そのものを奪いかねない大事な部分と言えます。

『新・世界樹の迷宮』は、戦闘における演出速度を詳細にカスタマイズできると語っており、メッセージの早さや、敵3Dモデルのアニメーション速度やエフェクトの再生速度を変更できることを詳細に明かしています。これらは、従来の『世界樹の迷宮』シリーズにはなかった新機能となります。

また、AUTOの項目で設定できるオートバトル時の速度の、「NORMAL」と「SONIC」の差を動画で理解しやすく解説しています。これらの要素を使いこなすことで、常に最速に遊ぶことから、通常時は普通の速度だがオートバトル時やAボタンを押してる間はFASTになるという設定まで、個々のユーザーの幅広い好みにも対応できる機能になっていることが分かります。





ちなみに、バトル中でもオプションから変更できるので、強敵との不意の戦いに陥っても、焦ることはありません。ユーザーの戦闘をサポートするシステムは万全です。

そして、今作の魅力のひとつとも言えるキャラクターの話は、シナリオライターである美藤氏が、公式サイトで公開されたキャラクターのミニドラマの話を交えつつ、綴っています。

今回公開されたミニドラマは2本あり、それぞれ「フレドリカとラクーナ」「アーサーとサイモン」という、それぞれ同性コンビでの話となります。どちらも1分前後となっており、物語というよりは幕間の日常といった風情になっており、キャラクターの一面や関係性が如実に伝わるドラマです。

「フレドリカとラクーナ」編は、2人の距離感や仲のよさがよく現れており、「アーサーとサイモン」では、別の意味でお互いの距離感がよく分かる話となっています。美藤氏いわく、戦闘面やアルケミストとしての技術に関しては、アーサーのことをサイモンは一目置いてるとのことなので、ファンの方はご安心を。

その後美藤氏は、本作のヒロインであるフレドリカについて語りました。物語のキーパーソンでもあるため、書き直しまで発生したほど悩んだそうです。そんな苦労を積み上げて誕生した今のフレドリカなので、裏設定も様々にあるとのことです。

そんな設定のひとつが、「カレイの煮つけを出されたら、エンガワを丸ごと残すか、手自体つけないかの二択」というもので、偏食な一面があるそうです。ただし、嫌いなものはほとんどが食わず嫌いとのことで、「樹海探索で何かを見つけたら、ぜひ色んな物を食べさせてあげて下さいね」とコメントされてますので、探索中は遠慮せずフレドリカに差し出しましょう。

また、「すっかりキャラクターPVなどでもプハー!が定着してしまった」と称されたラクーナは、美藤氏のお気に入りのようで、裏設定として「呑んだ翌朝は目覚めと共にお腹がすく」という、なんだか微笑ましい一面も持ち合わせているようです。

こういったキャラ達が日常の断片を見せる「キャラクターミニドラマ」は、公式サイトで聴くことができます。興味のある方はチェックしてみてください。また、今回語られたブログも、公式サイトから閲覧できます。

『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の発売が徐々に近づき、寄せる期待は膨らむばかりですが、新たなブログ更新などを楽しみにしながら、今はその日を待ちましょう。


『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』は、6月27日発売予定。価格はパッケージ版が6,279円(税込)、ダウンロード版が5,300円(税込)です。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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