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初めての『バイオショック』-囚われの美少女エリザベスを連れて…(後編)

『バイオショック』シリーズをほぼ未体験の筆者による、最新作『バイオショック インフィニット』のプレイ体験記。その後編部分をお届けします。前編記事はこちらよりご覧ください。

ソニー PS3
初めての『バイオショック』-囚われの美少女エリザベスを連れて…(後編)
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『バイオショック』シリーズをほぼ未体験の筆者による、最新作『バイオショック インフィニット』のプレイ体験記。その後編部分をお届けします。前編記事はこちらよりご覧ください。

塔から振り落とされたブッカーは、どうやら海辺に落下したらしい。エリザベスに体を揺さぶられて目を覚ます。再びはぐれてしまうのかと思ったが、どうやら一緒に行動できるようだ。覚醒する直前に見た奇妙な夢は、記憶が混濁しているのか、やはりこの時点では何を意味しているか分からない。エリザベスの不思議な能力といい、『バイオショック インフィニット』の物語は複雑で奥深いものになっているようだ。

バイオショック豆知識!
「スカイライン」
スカイフックはただの近接武器ではなく、コロンビアの島々を連結している“スカイライン”を利用するためにも使われる。空中のレールを高速で移動するのはまさにジェットコースターのようで、敵の上空から着地攻撃をしかけたり、別のレールに飛び移ったりと、様々なアクションを行えるのだ。
とにかく目の前にある危機を乗り越えないことには、物語を追うこともできない。陽気な音楽に合わせてダンスしているエリザベスを連れて、何とかコロンビアから脱出するルートを探すことにしよう。

砂浜を歩き回っていると、飛行船の発着所を発見した。これに潜り込めばうまく脱出できるかもしれないと考え、さっそく建物の中に足を踏み入れるが、衛兵の姿こそ無いものの鍵のかかった扉に行く手を阻まれてしまう。すると、エリザベスがロックピックを使って扉を開けてしまった。閉じこめられていたのに鍵開けが得意だとは、まったく奇妙な話だ。いや、鍵開けが得意だからこそ、あんな高くて厳重な塔の中に押し込められていたのかもしれない。

バイオショック豆知識!
「謎のカップル」
ゲーム導入部でブッカーをボートで灯台に案内した男女のカップルは、コロンビアの中でも何度か出会うことになり、プレイヤーに対して不思議な選択肢を与えてくる。彼らは一体何者なのか? 選択の先にはどんな結果が用意されているのか? 謎は深まるばかりだ。
さらに、建物の中で思わぬ味方と出会った。ゲーム序盤で見せ物にされていた夫婦が、「お手伝いさせてください」と申し出てきたのだ。ささやかな助力ではあるが、周囲が敵だらけの状況ではそれでもうれしい。あの時、もしこの人達にボールをぶつけようとしていたら、違った展開になっていたのだろうか。

大きなトラブルもなくチケット売り場までたどり着くが、ここでついに敵に見つかってしまう。ホール内には次から次へと衛兵が現れ、ただ銃で応戦するだけでなく、これまでに身につけたビガーを駆使して、有利な状況を作り出すことが重要だと身をもって知った。エリザベスはとても賢く行動し、敵に捕まったり攻撃されたりしないのはありがたい。それどころか、彼女が拾ってくる食べ物や弾丸のおかげで命拾いすることも度々あった。非常に頼りになるパートナーである。

バイオショック豆知識!
「ビガーのトラップ」
ビガーは単に敵に向かって発動するだけでなく、ボタン長押しでトラップとして地面に設置することが可能だ。うまくトラップにおびきよせるようにして戦えば、弾薬やソルトも節約できる。トラップ攻撃が有効な敵のタイプも存在するので、ぜひ利用すべし。
ともかく敵から逃げるため、ゴンドラで上のエリアに移動し、ソルジャーズ・フィールドという場所に到着。メリーゴーランドがあったり記念館が建っていたり、もしかしたら遊園地のようなところなのかもしれない。ここでも衛兵と戦いながら、さらに先へ進むために必要な“ショック・ジョッキー”というビガーを探して、カムストックの戦争歴史博物館“英雄ホール”を目指す。

英雄ホールにたどり着くと、ブッカーの顔見知りらしいスレートという名の軍人が待ち構えていた。どうやら二人は、過去の戦争で一緒に戦ったことがあるらしい。なぜスレートがコロンビアにいるのか分からないが、預言者カムストックとは敵対しているのは確かだ。味方になってくれるのだろうか?

バイオショック豆知識!
「ギア」
本作にはRPGの防具のように、主人公が装備できる“ギア”が存在。攻撃に追加効果を与えるもの、特定タイプの敵に対するダメージ上昇、リロード速度や命中性上昇など豊富なタイプがあり、「頭」「胴体」「腕」「腰」の合計4スロットに装備できるぞ。
だが、話はそんなに甘くなかった。彼は「兵士として死にたい。殺されたくなかったら俺を殺せ」という、どう考えても理不尽なことをわめきながら攻撃してくる。しかも、自分の部下も道連れにするという徹底ぶりだ。一瞬だけ引き金を引く手が鈍るが、敵はそんなことお構いなしに攻撃してくる。ならば仕方がない、こちらも反撃だ。

スレートの部下はとても数が多く手こずったが、それはまだ戦いの序章だった。ようやく部下を一掃すると、今度は“モーター・パトリオット”という、背中に二本の星条旗を羽のように携えた機械じかけのガイドが襲ってくる。ミニガンのような銃の威力は非常に高く、正面から戦うとあっという間に体力を奪われてしまう。背中の羽が弱点らしいので何とか後ろに回り込もうと試みるが、失敗して何度か倒されてしまった。エリザベスの能力を使って弾薬や回復アイテムを常時補充しておかないと、太刀打ちするのは難しいようだ。

バイオショック豆知識!
「インフュージョン」
ステージの要所で入手できる液体“インフュージョン”では、ブッカーの「ライフ」「ソルト」「シールド」のいずれかのゲージを一つだけ強化できるぞ。ソルトを強化してビガーでの戦いに特化するもよし、シールドを強化して近接戦闘を重視するもよし、自分のプレイスタイルに合わせて選択しよう。
モーター・パトリオットが登場するのは一回だけではないので、戦い方のパターンを考える必要がありそうだ。この後、ブッカーは目的であるショック・ジョッキー のビガーを入手し、ある重要な決断を迫られることになる……。

私の「はじめてのバイオショック体験」をご紹介するのはここまでとなる。『バイオショック インフィニット』をはじめてプレイして、私がこれまで持っていた、『バイオショック』シリーズへの印象は大きく変わった。それはドリルや薄暗い海底都市ではなく、青空の広がる天空都市を舞台にした美しい少女との冒険浪漫であり、期待していたとおり存分に楽しむことができた。

さらにストーリーについては、歴史的背景を取り入れた説得力ある世界観と、大変奥深いプロット構造を持ち、ゲーム序盤から幾多の謎が突きつけられる展開には、本当にわくわくさせられた。コロンビアとカムストックには一体どんな謎が秘められているのか、そしてブッカーとエリザベスを待ち受ける運命とは……。その答えはぜひ自分でゲームを手にとって確かめてほしい。

【製品情報】
タイトル: バイオショック インフィニット
発売元: テイクツー・インタラクティブ・ジャパン/2K Games
ジャンル: アクションアドベンチャー
対応機種: PlayStation3/Xbox360
発売日: 2013年4月25日発売予定
価格: PlayStation3版 7,770円(税込)
Xbox360版 7,770円(税込)
CERO表記:: D
公式サイト: http://www.bioshockinfinite.com/ja

(C)Take-Two Interactive Software, Inc. Developed by Irrational Games. BioShock, BioShock Infinite, Irrational Games, 2K Games, Take-Two Interactive Software and their respective logos are all trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All rights reserved. All other trademarks are property of their respective owners.
《Game*Spark》
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