このレビューでは、最後に1回のプレイ時間の記載をしていますが、これはサラリーマンの友人にいろいろアプリをオススメしたところ「1回何分ぐらいで遊べるの?」と返ってきたことが発端です。話を聞くと、会社に居る時はメールチェックの体で、ちょびっとだけゲームアプリの状況を確認したり遊んだりしているそうで、10分もかじりついていると印象がよくないそうなんです。
なんたる!フリーゆえに家でアプリをローテして1時間経っている私とは大違い!1回のプレイ時間は実際にプレイしないとわからないのと、ライトなゲームかヘヴィなゲームかの指標になるのでこれからも続けていきたいと思っています。
今回はこんな前置きをしておきながら、腕次第でプレイ時間が変わってくる、スコアを競って楽しむアプリを紹介します。その名も『このビッグウェーブに乗るしかない』(ドンッ)!!
■ジャケ買いからの裏切りにキュンッ
どっかで見たことありませんか?この男性。そうです、ガジェット好きならご存知の人も多いハズ。iPhone発売日にインタビューを受け、「世界的ですもんね 乗るしかない このビッグウェーブに!」と発言し、一気にスターダムに乗りかけたBUTCHさんにソックリ!!!!というか、もろもろ的に大丈夫なのッ!?と心配になりながらも内容が気になってダウンロードしちゃいました。
嬉しいことに、プレイすると見事に裏切られます。画面にはドットで描かれる大海原、ポツンと船があって、カモメがこちらにやってくる。陽気なメヌエット調のBGMが流れていて、雰囲気だけを見ると『ドラクエ』の海を冒険しているような佇まいです。パンクなBUTCHIさん(と思われる人)が描かれているトップページからすると本編画面はかなりのギャップ。とはいえ、連載を始めるにあたりプレイしては内容に裏切られること早100回近く。もはやこういった意外性にはキュンッときてしまうんですよね~。
直進し続ける船は、画面下部にある方向キーを押すことで左右に移動ができます。最初はなんのことやらわからなかった世界観ですが(トップページも相まって)、飛んでくるカモメを避けると左上のカウンターが数字を刻み始めました。そう、『ビッグウェーブに乗るしかない』なるアプリは「カモメを避けるゲーム」だったのです!なんたる低空飛行!
■カモメを避けるだけだが、このゲームはクソゲーとは言えなかった
かもめを避けるだけのゲーム性ながら、『テトリス』など黙々スコアを伸ばしていくのが好きな人は絶対ハマるアプリだと思います。まず、iPhoneを両手で持って親指を画面にスタンバイしている感じが心地良いいんです。その昔に、白黒画面の携帯ポケットゲームなるものが流行りましたが、本作はその趣を持っているように思います。
船に3回カモメが当たるとゲームオーバーというシンプルなルールで、船が直進していくにつれてカモメが増えていきます。体感ですが、400羽と700羽ぐらいでフェーズが変わる感じがしますね。かなりの集中力が必要で、900羽にもなるとカモメたちが重なっているのがいやらしいところ。「ザシュ!」という効果音で呆気なくタイトル画面に戻されるのも、「ゲームだなー」と感じるところで、これが「ぐぬぬ、もう1回」と思わせてくれるんですよね。
■スコアを伸ばすコツ、まずは当たり判定を身体に刻もう
カモメを避けるのに大切なことは、なによりも「当たり判定」を極めるのが第一。カモメの頭に当たるとダメですが、羽ならセーフ。ジグザグ戦法は最初よくても、のちのちカモメが混雑してくるとダメな戦法だったりします。その過程で当たっちゃうんです。
基本は自らの親指が邪魔することのないセンターに船を据え、カモメが来たらワンタッチで左右どちらかに避けます、そしてまたセンターに据える。押しっぱなしでグイーンと避けるのはよっぽどの時で、基本的には1マスずつサッサッと避けるのが大事です。海原のドットマスを参考に避けていきましょう。
■まとめ
面白くないものやピンとこなかったアプリはすぐに削除しちゃうんですが、『ビッグウェーブに乗るしかない』は消すことができなかったです。ミニゲームとして十分に楽しませてくれるアプリですね。
各ゲームメーカーがアプリ市場に参戦してくると、第何報といった具合にリリースが届いてユーザーは「内容を知っているゲームを購入する」という、コンシューマーゲームと同じような購入のしかたになってくると予想してます。ただ、現在のアプリ市場はフリマに並べられた「剥き身のカセット」をジャケ買いしているような博打性とカオスっぷりがあるので、『ビッグウェーブに乗るしかない』のようにイカしたゲームを見つけると嬉しくなりますね。
最後に、現時点で187人しかプレイヤーがいないのでiPhone内蔵のGame Centerで上位にくいこみやすく、それも楽しい理由のひとつだったりします。
なまえ:ビッグウェーブに乗るしかない
ぶんるい:ミニゲーム
1回のプレイ時間:腕次第
対応OS:iOS
ねだん:無料
ひとにつたえたい度:3(5点満点中)
今日の一言「寝ようと思っても、まぶたの裏に大海原とカモメたち」
それではまた来週!!
(C)2012 RockEast
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