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シリーズで初めてアンリアル・エンジン3を採用した『ロストプラネット3』・・・「Unreal Japan News」第60回

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シリーズで初めてアンリアル・エンジン3を採用した『ロストプラネット3』・・・「Unreal Japan News」第60回
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カプコンは未開の惑星E.D.N. 3rdでの冒険ストーリーを継続するにあたり、ロサンゼルスの開発会社Spark Unlimitedを起用しました。『Lost Planet 3』はシリーズ第一作の前日談にあたり、極寒の惑星を舞台に前作とは異なるプレイ体験をシリーズファンに提供します。ゲームはTPS(3人称視点シューティング)とシングルプレイ両方が楽しめ、原住生物エイクリッドとの戦いが繰り広げられます。

ベストセラーを誇るシリーズは、初の試みとなるアンリアル・エンジン3(UE3)をエンジンに起用して開発を進めています。UE3に精通しているSpark Unlimitedが開発を担当しています。

「前タイトル2作はUE3技術を用いて開発したので、『Lost Planet 3』で採用する決断は極めて自然でした。過去の経験を活かしたワークフローの最適化が可能であったため、効率性と品質の向上が図れました。UE3が提供するしっかりとしたツールセットによって、開発初日からゲームプレイ空間のレイアウトやプロトタイピングにとりかかれるという意味で、レベルデザインに最善でした」とSpark社のゲームディレクター、Matt Sophos氏は語りました。  

Sophos氏:「ゲームコンテンツを作成するアーティストやデザイナーにとって非常に能力の高いツール群です。UE3はイタレーションを素早く実行するパイプラインを持ち、この使い心地の良さがゲームのアセットを単に作成するのではなく、アーティストやデザイナー主導の下でシーンやゲーム体験の具現化が可能となりました。アンリアルを使用するその他の主な利点として、Epicが提供する膨大な量のドキュメントやトレーニングビデオも挙げられます。新入社員のトレーニング時間を大幅に削減することが出来ました。」

利用可能なツールはたくさんありますが、Spark社が『Lost Planet 3』の制作に特に多用したツールは[アンリアル・キズメット]と [アンリアル・マチネ]でした。Sophos氏によると、キズメットとマチネの使用により、レベルデザイナー、アーティスト、アニメーター、サウンドデザイナー達による迅速なプロトタイプの作成、イタレーション、ゲームプレイシナリオや映像の完成に大いに役立ったそうです。多くの部署がキズメットとマチネに精通しているため、エンジニアやデザイナーがアセットの実装のボトルネックにはならなかったことが、短時間での開発と洗練された高水準のゲーム作成につながったそうです。

Spark社とEpicのコミュニケーションは大変良好だとSophos氏は言います。またスタジオでは、開発過程で発生する問題の対処法にUnreal Developer Network(UDN)を活用しているそうです。 

Sophos氏:「UDNは素晴らしいコミュニティナレッジベースで、いつでも生じた質問に取り組むことが出来ます。UDNの活用により、通常何週間もリサーチが必要な問題が実際にいくつも解決されました。ゼロからプロセスを作成することなく、迅速に作業を繰り返すことが出来ました。」

Spark社では、UE3の技術に加えて、惑星E.D.N 3rdの激しい嵐を表現するための独自技術も開発しました。嵐の状況によって様々なストーリーが生まれるとともに、極寒の天候が惑星や原住民に与えるダメージや影響をビジュアルな形で表現しています。

Sophos氏:「我々がUE3に追加した技術の大半は、『Lost Planet 3 』をサポートするゲームプレイシステムでした。例えば、より安定した3人称カメラシステム、アニメーション・コレオグラフィ、比較的大きな生物用のコリジョンシステム、クエストシステム等があげられます。」

本作が提供する数ある楽しみの中で、特に際立つのが映画のようなビジュアルとゲーム全体の雰囲気です。遠く離れた惑星へ人間による入植が始まった時代がゲームの舞台となっているため、惑星E.D.N.3rd の新たな一面が描かれることになりました。Sophos氏によると、『Lost Planet 3』で描かれたアートの方向性はRidley ScottやJohn Carpenterが持つビジョンから多くの刺激を受けたそうです。UE3の光源処理能力を使用することにより、ムードのある雰囲気や光源計算が可能となり、より効果的なSFワールドへ仕上がったそうです。 

Sophos氏:「本作品は未来での出来事になりますが、我々は西部開拓時代から非常に多くのインスピレーションを受けました。生活感やレトロ感も出したかったので、ハイテクなハードウェアは即席の武器や現実世界の銃器よりも優先度が下がりました。「ユーティリティリグ」はロボットというよりは大型トラクターのように仕上げました。驚かれるかもしれませんが、北極圏から受けたインスピレーションはほとんどなかったのです。雪に覆われた環境は、すぐに南極大陸のように見えてしまいます。エイリアン風の風景を強調することで、プレイヤーがE.D.N. 3rdは地球ではないことを思い出してくれるように注意を払う必要がありました。」

奥深く、大規模なストーリーが描かれ、リアルなキャラクターや次のシーンへの期待感が高まる展開を盛り込んだシングルプレイヤーモードに加え、マルチプレイヤーモードも充実しています。Sophos氏によると、シングルプレイとマルチプレイ両方のニーズを満たすため、シングルプレイヤーモードとは別個にマルチプレイ用の頑健なゲームモードを実装することを選択したそうです。2013年発売予定の『Lost Planet 3』はXbox 360、PS3、PCに対応し、極限の環境での戦闘へとプレイヤーを誘います。
《編集部》

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