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ジンガジャパン、2013年1月31日をもって解散

ジンガジャパンは、12月21日に2013年1月31日をもって解散することを発表しました。

ゲームビジネス 市場
ジンガジャパン、日本法人解散
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ジンガジャパンは、12月21日に2013年1月31日をもって解散することを発表しました。

同社は米Zynga社の日本法人として2010年8月に設立。設立に際しては、『まちつく!』などを運営していたウノウを買収し、ソフトバンクがZyngaに対して当時のレートで約137億円を出資しました。ソフトバンクの孫正義社長も「ジンガとソーシャルゲームに関して同じビジョンを共有しており、両社で強力なチームを作ることを楽しみにしています」とコメントするなど、両社の協業に注目が集まりました。

また、同年12月にはmixiアプリに『FarmVille』をローカライズした『ファームビレッジ』を投入。2011年には元コーエーテクモホールディングス代表取締役社長の松原健二氏が代表取締役CEOに就任し、日本市場に向けたタイトルもリリースされました。

ところが、米Zyngaの経営状況が悪化、2012年度第2四半期決算では1億816万ドルの大幅赤字を計上していました。同社はリストラ策として、約100名のレイオフと運営中の13タイトルを終了することを発表し、日本でも前述の『まちつく!』をはじめ『もじとも☆』『モントピア』の3タイトルが12月21日をもって終了する運びとなりました。

今回の解散理由についてジンガジャパンは「諸般の事情により」としています。また、「これまで弊社タイトルを楽しんで頂きましたお客様をはじめ、ご支援を頂いた皆様に心より深く御礼を申し上げます」とのコメントを発表しました。

なお、現在も好評の『あやかし陰陽録』については、日本法人解散後もサービスを継続するということです。

《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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