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【TGS 2012】豪華キャスト陣によるメッセージも!『レイトン教授VS逆転裁判』スペシャルステージ

東京ゲームショウ2012カプコンブースのステージにて、ニンテンドー3DSソフト『レイトン教授VS逆転裁判』のスペシャルステージが開催され、本作のプロデューサーである竹下博信氏、ディレクターの巧舟氏、レベルファイブの日野晃博代表取締役社長が登壇しました。

任天堂 3DS
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東京ゲームショウ2012カプコンブースのステージにて、ニンテンドー3DSソフト『レイトン教授VS逆転裁判』のスペシャルステージが開催され、本作のプロデューサーである竹下博信氏、ディレクターの巧舟氏、レベルファイブの日野晃博代表取締役社長が登壇しました。

まずは『レイトン教授VS逆転裁判』の最新映像、続いてパッケージビジュアルが公開されると、ファンからは大きなどよめきと歓声があがります。本作のコラボレーションの実現は、日野氏が『レイトン教授』シリーズを制作する際に『逆転裁判』シリーズを熱心に研究したことから始まりました。

「このシリーズは、携帯ゲーム機におけるアドベンチャーのお手本のようなタイトルだと思います。これまでのタイトルは全てクリアしています。そうした中でレイトン教授が作品として大きくなったので、そろそろコラボレーションをお願いしてもいいんじゃないかとカプコンさんにぜひ巧さんと一緒にやらせていただきたいとお話しをしました。やるからには本物を作りたいので、巧さんにもしっかり作品を作ってほしいですし、僕らも全力でサポートしようと思っていました」と、経緯を説明。

コラボレーションというと作品の制作と監修という関係になりがりですが、今回はカプコンとレベルファイブが毎日のように揉め事をおこしながら作り上げてきたといいます。

■異色の“ファンタジー”という世界観
本作のストーリーは、魔法や魔女が実在する中世のようなファンタジーの世界にレイトン教授と成歩堂たちが迷い込んでしまうところからスタート。町の秘密や、魔女裁判を巡って冒険を繰り広げます。日野氏は巧氏の書き上げるシナリオをドキドキしながら読み進めていく一方、作品の内容を先に知ってしまうのは悲しいことだったという本音も。

アドベンチャーパートでの悩みどころは、それぞれの作品の違いを出さないといけないという部分でした。「もちろん新システムも用意していますが、異なるアートの雰囲気がありますよね。レイトンの世界と逆転裁判の世界を融合させるためには、頭身をいじらなくてはいけませんでした。レイトン教授の頭身がだいぶ上がっており、レイトンチームの間では“厳しい”という話になりまして。しかし、なんとか同じ世界でも違和感ない形にまで持っていけて良かったなと思います」と日野氏はほっとした様子です。

裁判パートについて巧氏は「これまでの『逆転裁判』シリーズではできないような事がやりたくて、まずは本当に魔法が存在するという、現実世界の常識が通じない世界にしました。さらに事件が発生すると、証人が群集で立ち向かってくくるため、非常に手ごわくなっています」といいます。

■実機でのプレイも公開!
続いて、実機によるプレイも大公開。2章における群衆裁判の一部を巧氏が解説していきます。これまでの「異議あり!!」や「待った!!」だけではなく、新たに「ちょっと!!」というシステムを取り入れました。

複数いる証人はお互いの答えを聞いており、誰かが証言すると他の証人が記憶を思い出したり、考え始めたりします。考えごとをしている中で「ちょっと!!」を使うと、人間がうろたえやすくなるという心理を突いたものです。これにより新たな証言が導かれ、ピンチをチャンスに変えることが可能となりました。

なお、魔法があれば何でもできると感じてしまいがいちですが、魔法には魔法なりのルールが存在します。そのため、現実世界とは大きく事なたギミックが登場。一見勝利したように思えても、一筋縄ではいかない展開となっているようです。

■ゲームを盛り上げる“キャラクターボイス”
本作ではボイスもふんだんに入っており、盛り上がりに一役買っています。『レイトン教授』シリーズでは、これまでと同様レイトン教授役に大泉洋さん、ルーク役に堀北真希さんが担当。『逆転裁判』シリーズでは、映画で成歩堂龍一役を演じた成宮寛貴さん、綾里真宵役の桐谷美玲さんが担当となっています。

また、大泉洋さんと成宮寛貴さんからのビデオメッセージも放映。どちらの作品のファンも楽しめるものに仕上がっているので、ぜひ盛り上げていってほしいとコメントし、成宮さんは『レイトン教授VS逆転裁判』をプレイしない人は“異議あり!!”とポーズもしっかり決めました。収録に立ち会ったという竹下プロデューサーは「シナリオの物量がすごいので、とても大変でしたね。でもいい加減にはできないので、入念に演技指導やチェックをおこないました」と苦労も覗かせます。

最後に巧氏は「しばらく情報が出ていなかったので、なくなってしまったのではないかという噂も耳にしました。しかし頑張って作っていましたので、もうまもなく完成します。皆さんの期待を裏切らないタイトルですので、ステージが終わったら大阪に帰って続きを作りますので楽しみにしていてください」と述べます。

日野氏は「僕たちのコンセプトとして、外伝的な位置づけではなく、2つの作品を凌駕するぞという思いで作りました。この作品には特別な思い入れがありますので、巧さんの絶妙なセリフをいち早く堪能しながら、面白い作品に仕上げています。もうすぐ発売となりますので、十分な内容とクオリティを用意しています。ここまでたどり着くのに時間がかかってしまいましたが、ボリューム的にもすごいものになっています。ぜひ皆さんも楽しんでくださいと締めくくりました。

早期購入特典も発表や、本作の少し後にあたるシリーズ6作目『レイトン教授と超文明Aの遺産』、また『逆転裁判5』も発売予定となっており、それぞれのタイトルも非常に楽しみですね。
《近藤智子》
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