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ルーブル美術館と任天堂、3DSを使ったガイドを提供開始

ルーブル美術館と任天堂、3DSを使ったガイドを提供開始

2012年4月11日(水) 10時52分
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任天堂とパリのルーブル美術館は、専用のオーディオガイドを内蔵したニンテンドー3DSシステムを提供開始したと発表しました。11日以降、美術館の来場者は「Audioguide Louvre - Nintendo 3DS」を利用してインタラクティブに展示品について理解を深める事ができるようになります。

このシステムでは展示作品について学芸員や解説員たちが録音した数多くの開設が収録されているほか、3D画像や動画表示、あるいは自分が館内のどの場所に居るか、という位置情報の表示など3DSの機能を活用しています。「美術館発見ツアー」では「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」などルーブルが誇る大作を巡る約45分の音声ツアーが用意されていて、今後も追加予定。

「Audioguide Louvre - Nintendo 3DS」はチケットデスク・自動券売機にて貸出を行なっていて、一般料金は5ユーロ。当初は7ヶ国語(フランス語、英語、ドイツ語、韓国語、スペイン語、イタリア語、日本語)での提供となります。

ルーブル美術館のマネジングディレクターのBarbet氏は、「任天堂とのパートナーシップが本日、ニンテンドー3DSシステム上での新しいマルチメディアオーディオガイドという形で結実したことを、私は非常に嬉しく思っています。このプロジェクトを通して我々は、伝統的資産とインタラクティブ娯楽の革新的な世界を、多くの皆様がすでに慣れ親しんでおられるシステムを利用して結合させたいと思っておりました。ニンテンドー3DSはこの目的を達成する上で完璧だと感じています。この新しいオーディオガイドを実現するために、任天堂は35年以上におよぶ同社のゲームとゲーム機に対する経験を活用してくれました。この新しいオーディオガイドは、ルーブル美術館を訪問される皆様に対して、とくに美術館にあまり慣れ親しんでおられない皆様にとってそうなると思いますが、更にダイナミックで価値のある経験を与えてくれる貴重なツールです」とコメントしています。

任天堂の岩田聡社長は、「これほど高名かつ人気の高い美術館に、ニンテンドー3DSによる専用オーディオガイドを提供できることを、当社は光栄に思っています。年齢・性別を問わず世界中の人々にお楽しみいただいている任天堂のゲーム開発経験を活かして制作したオーディオガイドによって、ルーブル美術館を訪れる訪問者の皆様がより充実した鑑賞体験を味わっていただけることを期待しています」と述べています。

任天堂オブヨーロッパはこのシステムを宮本茂氏が使う様子の写真も公開しています。

■詳細仕様(リリースより)

●ガイドなしのツアー
700以上の音声による解説や写真(その多くが高解像度)が搭載されている。シンプルかつ魅力的な説明によって、ルーブル美術館の専門家たちが来館者に背景情報を伝え、展示作品の理解を深める。

●必見作品
インタラクティブマップ上では主要な作品が目立つように表示され、利用者が同美術館で最も重要な作品群を見逃すことがないようにしている。利用者が見たい作品を順次見て回れるように自分で順路を決定することもできる。

●美術館発見ツアー
ルーブル美術館初来館者向けにとくに考案された2つの館内ツアーから1つを選択できる。各ツアー所要時間は約45分間:

「Masterpieces(大作)」ツアー:レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」、「サモトラケのニケ」といった同美術館の中でも最も有名な作品を発見・再発見するツアーで、ルーブルで最も有名な部屋のいくつかに順次案内される。

「Egypt for all the family(すべての家族のためのエジプト)」ツアー(近日スタート):ユーモラスで勉強になるこのツアーでは、エジプトの人々やナイル川近郊の知識、農夫や職人の仕事、専制君主の権力に光が当てられる。来館者は、展示物の詳細を通常よりも注意深く観察し、理解を深めることを奨励される。利用者は自身の知識を試すため、訪問中にマルチメディアゲームによるクイズに挑戦できる。

●「Adapted(適応)」ツアー(近日スタート)
障害をお持ちの方にもご利用いただける解説:聴覚に障害をお持ちの皆様は、ルーブルの主要作品を中心としたフランス語手話による映像紹介ツアーを利用可能。視覚に障害をお持ちの皆様は、特別なタッチギャラリーにお越しいただくことができる。

●特別展示のオーディオガイド
2012年6月25日まで開催される展覧会「The Saint Anne, Leonardo da Vinci's Ultimate Masterpiece(聖アンナ、レオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作)」でミステリアスな謎を発見できる。ルーブル絵画部門部長であり展示解説員であるVincent Delieuvin氏 による解説つき。

●革新的な位置検索機能
巨大な建物、3つの翼と4つの階にわたるコレクションの中では、迷わずに鑑賞するのが困難と感じる来館者も存在する。任天堂の位置確認技術の助けを借りれば、世界最大の美術館の1つとはいえ、その中で迷った場合に今後は言い訳ができなくなるだろう。新しいオーディオガイドを使えば、美術館マップ上で自分が今どこにいるのか、いつでも確認できる。ニンテンドー3DSの2つのスクリーンを活用し、自分がいる階のメインマップを見て、正確な居場所が確認できる。

●裸眼立体視
インタラクティブ動画、主要作品の3Dモデル、美術館内の3D写真……。「サモトラケのニケ」の裏側を見たいと思っても、壁があって後ろに回ることができないが、3D技術を活用すれば、あらゆる角度からの美術品鑑賞が可能になる。

●高解像度写真
解説にはたくさんの高解像度写真がついており、作品を確認して追加情報を入手することができる。HDズームを使えば各作品を隅々まで鑑賞できる。モナリザの背景をじっくり観察したり、「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」(Jacques-Louis David作)に描かれた人物を認識したり、「カナの婚礼」(Veronese作)に含まれる建造物を鑑賞できる。

(Article written by 土本学)

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