そもそも『鮫亀』は、パソコンで発売された『samegame』と言うパズルゲームをベースにハドソンがスーパーファミコン向けに制作したパズルゲームです。『ボンバーマン』『桃太郎伝説』『PC原人』『大貝獣物語』『ドレミファンタジー』など、ハドソンの人気ゲームのキャラクターの顔をコマに見立て遊ぶゲームでした。 懐かしのTVCMには、当時はまだ小さかった福原愛選手が出演したことでも当時注目されました。
そのパイロット版として『マリオ』キャラクターのバージョンが存在します。
■UNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョン
『鮫亀』が発売される前、パイロットバージョンとしてマリオバージョンが制作されたのが『UNDAKE30』です。登場するコマが「マリオ」「キノコ」「ファイアフラワー」「コイン」「タマゴ」と、『スーパーマリオワールド』でお馴染みのものが5種類登場します。ハドソンがマリオキャラクターを使ってゲームを作ったのは『マリオパーティ』だけじゃなかったのです。
また、このソフトはサテラビューで無料配信されたこともあり、サテラビューユーザーが『鮫亀』発売前に体験版的ソフトとして遊ぶことが出来ました。
さらに、『UNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョン』はカセットとしても作られ、製品版『鮫亀』発売後のハイスコアキャンペーンの景品としてユーザーに配られました。
■鮫亀 キャラデータ集 天外魔境
製品版『鮫亀』の上部に刺さっている「キャラカセット」を差し替えることで、異なるキャラクターのコマで楽しめるダブルカセット方式になっていました。『天外魔境』キャラに差し替え出来るデータ集がハイスコアコンテストのダブルチャンス用景品としてプレゼントされた代物。上位200名にはニンテンドウ64がプレゼントされたのですが、非売品の「キャラカセット」の方が貴重。ちなみにこれは自力でハドソンから頂いた景品です。
なお、当初は2860円で市販される予定でしたが、発売が見送られて景品用になった経緯があります。
(現在でいう追加コンテンツに近い扱いですね)
『鮫亀』に登場したオリジナルキャラクター「ハニーちゃん」と「コテツ」は、その後『スーパーボンバーマン4』にもゲスト参戦。その後しばらく『ボンバーマン』シリーズにちょこちょこ登場したこともありました。
振り返ってみると、あの頃のハドソンはゲームソフト1本だけで完結せず、自社IPをうまく使った展開を積極的に行っていました。
なお、『鮫亀』はキャラクター要素を抜いてシンプルになった『さめがめWii』がWiiウェアで配信中。iOS向けには『ネオサメガメ』がハドソンより配信中です。
『さめがめWii』は、好評配信中で価格は500Wiiポイントです。
(iOSアプリ『ネオサメガメ』は85円で配信中)
(C)2008 HUDSON SOFT
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