開催前日である10月7日は内覧会が開催され、ニコニコ生放送では13時より「誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展 内覧会 生放送」が放送。
番組が開始し、ニコニコ生放送らしいゆるいトークが展開される中『ドラクエV』の話題に。「ビアンカ派」か「フローラ派」かを視聴者を交えて討論している中、画面の端から突如、開会式を終えたばかりの堀井雄二氏が登場しました。MCの志田英邦氏らは突然の出来事に「台本にない展開だ」と驚く中、そのまま堀井雄二氏を交えて『ドラクエV』の話題が続きました。
『ドラクエV』発売当時は「ほとんどの人はビアンカを選ぶと思っていた」とプレイヤーの9割が「ビアンカ」を選ぶであろうと予測していた堀井氏。しかし実際は予測以上に「フローラ」を選ぶ人が多かったことに驚いたそうです。『ドラクエV』のストーリーに関して堀井氏は「選択する苦しみ(によって真剣に考えること)を味わってほしかった」と言います。
また、初期の『ドラクエ』で、プレイヤーが戦闘に敗れた際、王様から「死んでしまうとはなにごとだ」と言われることに対して「(ほとんどペナルティがなく)怒られるだけですぐ次の冒険にいける」「笑えるかなと思って」と、作品の世界を軽くする工夫であったというエピソードを明らかにしました。
同じくゲームの雰囲気を殺伐とさせたくないという理由で、魔物を倒した際の表現を「やっつけた」にしたとのこと。『ドラゴンクエスト』シリーズの世界観の明るさに対するこだわりを語っていました。
台本になかったサプライズゲストということで、残念なことに堀井氏は数分で退場となってしまいましたが、MCの志田氏は「何を喋れば良いかわからなかった」と興奮した様子で引き続き番組を進行していました。
ちなみに、堀井氏が退場した後に改めて集計されたニコ生アンケートでは、「ビアンカ派」が約75%、「フローラ派」が約25%程度と、堀井氏の予測よりもフローラ派が多いことが実証された形となりました。
会場では鳥山明氏による原画など貴重な資料が展示されているほか、ファミコンとブラウン管テレビで実際に『ドラクエ』を遊ぶことができる体験コーナーなど、さまざまな催し物が出展されています。ぜひ会場に遊びに行って『ドラクエ』の懐かしい思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
「誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展」は10月8日~12月4日まで、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリー(森タワー52階)にて開催されます。入館料は、一般1800円、学生(高・大)1300円、子供(4歳~中学生)800円です。
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