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【そそれぽ】おきらく?いやいやアドレナリン出まくり『おきらくテニス3D』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第12回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第12回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

東京ゲームショウ2011を終えて2週間。ゲーム業界もホッと一息と言うタイミングですが気がつけばもう10月。注目のPS Vitaを筆頭にさまざまなタイトルが発表され、年末商戦に向けて早くも熱くなってきました。とは言え、まだ10月ですし我々は肩の力を抜いて気楽にいきたいものです。

というわけで今回取り上げるゲームは『おきらくテニス3D』。アークシステムワークスのニンテンドー3DSダウンロードソフトです。

ずっと気になっていた『おきらく』シリーズをついに初プレイ。『おきらく』って言うからには「内容が薄くてすぐ終わっちゃうんじゃないの?」とか思われがちなこのシリーズ。そんな疑問を今回の【そそれぽ】ですっきり晴らしていこうと思います。


■「おきらく」の「おきらく」たる所以
『おきらく』シリーズ初プレイなわけですが、まずタイトル画面とオプション設定で自分のプレイスタイルを「おきらく」にするかどうかを問われることになります。ここで「クイックプレイ」を選んだり「おきらくモード設定」をしたりすると「おきらく」度は俄然アップして、とにかく手軽に気軽に遊ぶことができます。さっと遊びたいときにすぐに遊べて、しかもダウンロードソフトなので本体に入れて持ち歩けるこの「おきらく」さが『おきらく』シリーズの最大の特徴と言えます。


■「ふつうにプレイ」は3種のモード
「ふつうにプレイ」では「勝ち抜き」「フリー対戦」「ミニゲーム」の3種のモードを選択できます。今回は主に「勝ち抜き」について触れていきますが、初めてのプレイでは3段階ある難易度の内「初級」しか選べません。キャラクターはクセのない「げんき」くんをチョイス。早速プレイをスタートしてみます。


■本気でプレイしたらどうなの?
『スマッシュコート』や『Wii Sports』、『トロステ』の「ゲームセンター」などなど、テニスゲームをやらないこともない筆者ですが「初級」でもなかなかの歯応え。一戦目の「おねえさん」相手に一度負けてしまいました。しかし、ゲームに慣れてくればこっちのもの。相手のいない方向へ打ち返したり、ゲージが溜まって放つ「スーパーショット」を決めたりつつリベンジを達成。本気でプレイしてみるとと決して「おきらく」の一言では済まされない奥深さが垣間見えてきます。


■スーパーショットをいつ打とう・・・
ラリーを続けている内にゲージが溜まっていき、MAXになると「スーパーショット」を打つことができるわけですが、これがなかなか奥深いです。というのも、ポイントの状況によって「今使っちゃったら勿体ない」とか「これは使わないで押しきれるんじゃないの」とか、いろいろ考えてしまうのです。ここぞ!というときに放って決まる「スーパーショット」は派手な画面演出とあいまって爽快の一言。ただし「絶対決まるわけではない」のもまた一興。まさに駆け引きです。


■4戦を勝ち抜く
「勝ち抜き」は全4戦。対戦キャラクターはランダムで決まっていくようですが、もちろんCPUのキャラクターにも特性があり、足の速さなどに違いがあります。基本は相手のいない方向へ打って左右に揺さぶりです。これがうまく出来るようになると初級は比較的苦労せずにクリアできると思います。4戦を勝ち抜くと、更に上位の級がプレイできるようになるようです。


■テニスゲームは音が大事
テニスゲームは操作の爽快感はもちろんですが、「パコンッ!」というあの音がすごく大事で、この音の質やタイミングによってゲームの面白さが大きく変わってくると言っても過言ではないと思っています。本作は「パコンッ!」がなかなか良く、ラリーも気持ちよく続けられます。


■総評:しっかり遊びたい人にも十分楽しい
とにかく、500円とは思えないボリュームに圧倒されます。シンプルなテニスゲームとしての完成度も十分な上に、3種のゲームモード、その内の「ミニゲーム」の特殊なゲーム性、性能の異なる8人のキャラクター、さらには「スーパーショット」を放つタイミングの駆け引きなど、かなり奥深く遊べる内容だと思いました。立体視がやや強めですが、画面は立体視ありきで遊べるように調整されているように感じ、3Dボリュームを高めに設定すると打ち返すタイミングなどがつかみやすいように感じます。

単純にテニスゲームをしたい人、少ないお小遣いの使い方を悩んでいる人にオススメです。「おきらく」に遊びたい人は「おきらく」に、しっかり遊びたい人にはしっかりと、個々のニーズに応えてくれると思います。(意外とカワイイキャラクターたちにも注目!おきらくキャラはもっと評価されるべき!笑)

ここだけの話、実は『おきらくボウリング3D』と2本まとめてレポートするつもりでいました。しかし『おきらくテニス3D』だけでかなりボリュームがあり、今回はテニスだけの紹介となってしまいました。本当に想像以上に深く遊べる、コストパフォーマンスの良いソフトです。


【そそれぽ】第12回、いかがでしたでしょうか?季節の変わり目、風邪などひかないようにどうぞ気をつけてください。筆者のように衣替えのタイミングを見失わないように。次回もどうぞお楽しみに!

『おきらくテニス3D』は、好評配信中で価格は500円(税込)です。

(C) ARC SYSTEM WORKS

■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:そそそげえむ
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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