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【TGS 2011】更に洗練され納得のクオリティ『NINJA GAIDEN 3』プレイレポート

東京ゲームショウのコーエーテクモブースに展示されていたのは、Team Ninjaが贈るシリーズ最新作『NINJA GAIDEN 3』。『NINJA GAIDEN』シリーズは『Σ』と『Σ2』両方の難易度に打ちのめされた筆者は緊張感と共に試遊台に向かった。

ソニー PS3
業を背負うハヤブサ…!『Ninja Gaiden 3』TGSトレイラー&最新ショット
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東京ゲームショウのコーエーテクモブースに展示されていたのは、Team Ninjaが贈るシリーズ最新作『NINJA GAIDEN 3』。『NINJA GAIDEN』シリーズは『Σ』と『Σ2』両方の難易度に打ちのめされた筆者は緊張感と共に試遊台に向かった。今回リュウ・ハヤブサの舞台となるのは霧の都、ロンドンだ。敵も一新され、ロンドンを襲うテロリスト兵達であり、リュウ・ハヤブサ名指しでロンドンを襲っている。今回はアンチテロ部隊のオペレーターのバックアップもあるのだ。

新作『NINJA GAIDEN』において、リュウ・ハヤブサはさらにダイナミックな動きを見せた。冒頭からビルの屋上から飛び降り、地上に向かって滑空をする。風の音も生々しく、風で目が霞む。猛スピードで難なく着地するだけでなく、着地先の敵兵に落下エネルギーを乗せた斬撃で切り倒す。驚いた敵兵は突然現れた敵に臆する事なく、次々と襲いかかる。

ここで、戦闘システムは前作となる『Σ』と『Σ2』と大きな違いは無いように見えたが、回避モーションや攻撃、コンボの洗練によってヌルゲーマーでも十分に楽しめた。血飛沫が舞い踊る中で、僕の操るリュウ・ハヤブサは次々とカッコイイ技で敵を切り倒して行った。傷を負った敵兵の中には「死にたくない」と命乞いをしながら、這って逃げる敵兵もいる。大きなトラックが前方を塞いでいる時にズバっと滑るようにダッシュで潜る、等アクションが派手でカッコイイ。

不慣れなプレイヤーへ優しく、次に何処に進むか迷うとボタン操作でグっとその方向にズームインをして、自動的にその方向にプレイヤーを向けてくれる。恐れていた鬼難易度に翻弄される事もなく、楽しく進めると立ちはだかるのは他足歩行戦車ロボだ。道に停めてある自動車を跳ね飛ばしながらも轟音を立てて迫り来るロボからスライドダッシュやジャンプを使って路地に逃げ込むと今度は壁をクナイを使って昇る。L1とR1を交互に使い、壁にクナイを打ち込んで昇る。上で銃撃を放つ敵兵を斬殺して、屋根を伝って先に進む。

ここで、個人的に『NINJA GAIDEN』への不満が少し解消された。今までの『NINJA GAIDEN』には忍者らしいプレイが少なかったのだ。忍びとして、サイレントキル(無音殺人)が見たく、正面で殴り合う戦い方をするリュウ・ハヤブサにいつも不満を覚えていたのだ。向こうを向いている敵兵に忍び寄り、グサリ!音を立てることなく、敵兵を始末できた!これは爽快だ。

先に進むと濃密な霧の中、敵のレーザーサイトの光をたどって、一人一人敵兵を静かに倒してく行く所も。忍びの本領発揮だ。

最後には巨大多脚戦車ロボの再登場、ボス戦だ。「あなたにコレは倒せない!逃げて!」とオペレータの声が聞こえるが、リュウ・ハヤブサは冷静に答える。「いや、俺が片付ける(意訳)」カ、カッコイイ!

筆者の拙い操作でも、戦車の足を切り裂き、ダルマにした後に、ジェネレーターにカタナを突き立ててフィニッシュ。大満足の試遊時間だった。

鬼難易度で知られる『NINJA GAIDEN』シリーズ。新作は初心者へ向けた親切機能が増えているだけでなく、レベルデザイン的にも洗練が見れる。新しい操作を紹介し、その練習期間を上手にゲームに組み込んでいるのだ。ボス戦もそれまでに出した課題の応用編となっていて、非常に納得できた。前作に叩きのめされた筆者には嬉しいが、難易度有りきでシリーズのファンにはどうだろう?スタッフに聞くと、その点は心配なく、TGS用に難易度を低く設定しているのもあるが、難易度設定を利用すれば従来ファンにも納得のクオリティが用意されているらしい。上位コンボや大技、隠し要素等がしっかり用意されているようだ。

新しく『NINJA GAIDEN』プレイヤーを獲得する為の配慮と、文句なしのゲーム要素の洗練。一度は挫折した『NINJA GAIDEN』プレイヤーでも楽しみな新作だ。発売は2012年春の予定、CEROレーティングと価格は未定だ。
《米田健》
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