映画「スター・ウォーズ」の世界観で、ジェダイになりきって遊べる『Kinect Star Wars』。スター・ウォーズに一家言ある人でも、いざ実際に遊べば、みんなニコニコ。Kinectマジックを体現するタイトルの一つです。
E3で公開されたプレイデモは、ジェダイナイトとなってドロイド兵を蹴散らすシークエンスでしたが、Xbox 360 Summer Showcase 2011では新たにポッド・レースの操縦デモも公開されました。会場で両方プレイできたので、改めてレポートしてみます。
まずポッド・レース編ですが、「ファントム・メナス」のポッドレースのシーンを追体験できるというもので、アナキン少年が操縦したタイプのものと同じポッドに乗り込みます。操作はシンプルで、前方につきだした両腕を、左右に縮めながらステアリングします。ちょうど馬の手綱を引くように、右手を伸ばして左手を縮めれば左旋回。その逆なら右旋回。両腕を揃えて急に伸ばせばターボ、手前にそろえて縮めればブレーキです。
惑星タトゥイーンの砂漠上に作られた特設コースには、緑色のコースラインが引かれていて、それに沿って進んでいきます。Kinectでの操作は大ざっぱかと思いきや、意外とデリケートなコーナリングが可能な印象で、ちょっと驚きました。片腕を徐々に縮めながらドリフト気味にコーナーを駆け抜けていくのは、なかなか新鮮です。障害物に当たると爆発してしまうため、なかなか気が抜けません。
なにしろ本作は『マリオカート』シリーズなどと違ってアイテム類や攻撃手段がないため、操作が大味だと、とたんにつまらなくなってしまいます。しかし、サクッと試遊プレイをした限りでは、この点はクリアできているように感じられました。資料によると宇宙船などにも搭乗できるとのこと。Xウィングやミレニアム・ファルコンを操縦できるのか。射撃はどのような操作になるのか、期待がふくらみます。
ジェダイ編ではライトセーバーで斬りつけるだけでなく、ドロイド兵をフォースで動けなくして、他のドロイドにぶつけるといったアクションができることに、今さらながらに気づきました。物理エンジンが組み込まれており、他のドロイドにぶつけてはじけ飛ばすアクションができるため、なかなか快感です。ただし中ボス級以上のドロイドやシスには、この技はきかないとのことで、見極めが重要のようです。
『Kinect Star Wars』は発売日は2011年で、CEROレーティングや価格は未定となっています。
《小野憲史》
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