お待ちの方はお待たせしました。お待ちでない方はいらっしゃいませ。第二回ひゅ~ストン開発秘話のお時間です。
近頃めっきり夏めいて参りましたがみなさんいかがお過ごしですか。暑いですか?暑くないですか?夏バテですか?夏休みですか?夏祭りですか?ポイソフトは年中無休でお祭り気分です。自分で言っていてさっぱり意味がわかりません。
まあ、そんなことはさておきまして。
この記事は前に投稿した記事との連作ですので、ここから読み始めると、話がよくわからないと思います。
そんな方は是非、ページ下部の関連記事から古い記事を御覧くださいませ。
さて、では社長と営業が3DSについて語り始めたところの続き、第二章行ってみましょう!
■第二章 出張から戻った社長3DSを語る
数少ない4人の全社員が集まったミーティングルームで、社長と営業が3DSのレポートを始めました。
話をかいつまむと、概ね以下のようなものでした。
「3Dは没入感がすごい!3Dテレビの25倍いい!」
「3Dは出っ張るというより、奥に引っ込む感じ」
「ジャイロもついている」
「タッチスクリーンはマルチタッチのできる静電式ではなく、タッチペンでの操作感を重視した感圧式」
「ARカードをつかって拡張現実で遊べる!」
「25000円の価値は完全にある!」
なんとなく察していただけるかと思いますが、ありていに言えば、社長と営業は興奮気味に3DSを大絶賛していました。
そんな中、私はというと、「マルチタッチできない」という事実を聞いて、「タッチペン2本をハシに見立てて納豆をかき混ぜるゲーム」は作れないな・・・、と勝手にガッカリしていました。
それと、実際に3DSを見た社長と営業のテンションが高いのに比べ、見ていない私とデザイナー北郷はどうしてもテンションが低いというか、いまいち大絶賛するような気持ちにはなれません。
「立体視ってそんなにすごい?」という私の率直な疑問に対して、「いやあ、あの凄さは見ないとわかんないわ」と、海外旅行で凄い景色を観てきたおっさんのようなことを言う社長。
うーむ、たしかにまあ、そう言われると返す言葉もございません。
なんて話をしながらも、こまごまとレポート内容を確認したりしつつミーティングは進み、最終的に私のたどり着いた結論は・・・
「とにもかくにも3DSの立体視はすげえ。けど実際見ないとその凄さが伝わらない」
ということ。
となれば、私のすることは・・・。
とにかく立体視を活かして、立体視スゲー!ってなるようなゲームを考えることだな、と漠然と考えはじめていました。
レポートも質疑応答もひと通り終わったので、ミーティングは終了。次回のミーティングは企画会議を行うので、各自企画を考えて持ち寄るように、という社長の告知をもって、ミーティングは解散。
京都土産の八つ橋を美味しく食べながら、企画どうしようかなあと思うのでした。
【続く】
【著者プロフィール】
中川晃宏(なかがわあきひろ)株式会社ポイソフト/プログラマー
ポイソフトのちょんまげ社長の懐刀。坊主。ヒゲ。めがね。
プログラムが書けないのに新卒でゲーム業界に入るもなんとか今まで生きてこれたため、「プログラムなんて誰でも書ける」と明言してはばからない。
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