Sterne AgeeのアナリストArvind Bhatia氏は、後継機について話は聞いているとした上で、「Wiiの販売動向を見る限り、今年のクリスマスにも発売すべきです。そうすれば2013年までは待つであろうソニーやマイクロソフトとの競争にも有利です」とコメント。ただし、報道によれば発売は来年の後半になるだろうとのことです。
デジタル分野に強いDFC IntelligenceのDavid Cole氏は、年末の発売はなく、E3の次の機会を伺うのではないかと言います。「我々の予測では任天堂の次のゲーム機は2012年の後半になります。発表がいつになるか、というのは別の問題ですが、E3という可能性は高いものの、ホームグランドである日本の、例えば東京ゲームショウでの発表ということも我々は念頭においています」
David Cole氏は、Wiiの販売は下落傾向にあるものの、2011年も最も売れたハードになる見込みで、PS3やXbox360が逆転するのは来年になると予測。来年にも新ハードを出せば、次のサイクルでの成功が見えてくるとしています。
ゲーム専門の調査会社EEDARのJesse Divnich氏も、E3で発表があっても驚かないと話しています。
GameInformerやIGNは、任天堂が今年6月のE3でWiiの後継機を発表すると報じました。それによれば、HD画質に対応し、性能が大きく向上、1080pにも対応するとのこと。発売は2012年の後半としています。またEngadgetは昨日、Wiiの値下げもE3にて発表されると報じています。
これまで家庭用ゲーム機の発売サイクルは約5年というのが長く続いてきた慣習でしたが、性能が十分に向上したPS3やXbox360では発売から5年が経過しても、暫くは後継機はないだろうと見られていて、ソニーもそれを示唆する発言をしています。しかしその一方で、ユービーアイソフトのYves Guillemot CEOは次のハードが業界を活性化するとして早めの投入を呼びかけています。
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