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「中古がなくなればゲーム業界全体の売上が下がる」 ― 海外中古ショップがコメント

「中古がなくなればゲーム業界全体の売上が下がる」 ― 海外中古ショップがコメント

2010年11月8日(月) 12時30分

中古ソフトの売上は今や10億ドル(約813億円)にもなるそうです。

海外大手のゲームショップGameStopのプレジデントであるTony Bartel氏はウィチタ州立大学での講演で中古市場は必要不可欠であるとの見解を明らかにしています。

「我々のトレードモデルがあれば、解いたゲームをGameStopに持ってきてお金にして新しいゲームを買うことができます。我々は年間100億ドル(約8134億円)の市場に10億ドルのお金をもたらしているのです」

氏はゲームを売ったお金が次の新品ゲームの購入資金になると指摘。このお金の動きにより、現在の新品ゲームの60ドル(約4900円)という相場が支えられているといいます。

「あなたはゲームが60ドルであるということで不満を言うでしょうが、ゲーム産業は実際のところこの価格を保ててありがたいのです。そうできる理由は消費者がゲームを買ってくださるからですが、それもGameStopにもっていけば20ドル(約1600円)帰ってくるという見込みがあるからです。これがなければ、ゲーム産業全体の売上が下がると我々は考えています」

米国では連邦第9巡回区控訴裁判所が「消費者がソフトを売却する権利をソフトメーカーが制限しうる」との判断を下しています。

Timothy Vernor 氏がCADソフトをオークションサイトに出品したところ、ソフトメーカーが待ったをかけたというもので、当初Vernor 氏の行為は問題ないと判断されたものの、一転してソフトメーカー側に有利な判断が下されました。これは中古ゲーム売買だけでなく図書館での貸し出しなどにも影響しうるといわれています。

Bartel氏は講演で上記の判断にも触れ、「静観する」「(ソフトメーカー側は)中古販売の利益を理解するだろう」とコメントしています。

中古販売は現在のゲーム業界にとって必要不可欠であるというのが氏の主張。
日本でも中古販売は一大勢力となっており、事態の推移が注目されます。

(Article written by 水口真)

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