時代は遠い遠い昔。戦乱の世。場所はジパング。眠りについていた「ヨミ」が復活し、それに導かれ、「根の一族」が人々に対して侵攻を開始しました。ヨミの完全復活を目論んだ根の一族は、その圧倒的な暴力で人々の命を奪うだけでなく、ヨミに糧となる魂を送り届けるための『暗黒ラン』を各地で育て始めます。しかし、ヨミと対をなす存在「マリ」によって生み出された“火の一族”やその血を引くものが各地で蜂起し、戦いの幕が開きます。7つの国、7つの種族、ジパングを舞台に、数多のプレイヤーが入り乱れる群像絵巻、それがソーシャルオンライン活劇『天外魔境JIPANG7』です。
「7人の火の勇者」は、これまでの天外魔境シリーズでも作中の歴史として語られてきたキャラクターたち。『天外魔境II卍MARU（MANJI MARU）』では、“聖剣に宿る魂”としても登場しましたが、IIから千年前の「火と根の戦争」で活躍した戦士達とされています。
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「紅丸（ベニマル）」は、火の一族である父と鬼族の血を引く母を両親に持つ男性。幼い頃はその鬼の血により暴れん坊でしたが、父の導きのもと厳しい修行により理性を得て、その後はジパングの民と鬼族の架け橋となるべく努め、リーダー的資質を作り上げていったとのことです。「紅丸斬」を操り、冷静かつ高い戦闘ポテンシャルから「獅子王」と呼ばれている人物です。
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「三郎（サブロウ）」は、浪華近郊の村出身。根の一族に村を焼かれたことから強い復讐心を持っています。しかし、何ら特殊能力も持たず体も小さかった三郎は戦に身を投じつつも、火の一族の敵を寄せ付けない強さに憧れを抱いていました。その後、戦地で重傷を負い生死の境を彷徨うことになりますが、三郎の強さへの渇望と日頃から親交を深めていたイヒカの民の技術により全身武器の戦士として甦り、「三郎斬」を駆使して戦場を駆け抜けます。
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「静（シズカ）」は、根の侵攻が激化するにともない、慣れ親しんだ火刃村から人里離れた山の麓に移り住み、戦災孤児たちを引き取って世話をしていた女性。生まれながらの盲目ですが、生来の努力家です。孤児たちが生活していた屋敷が根の者に襲撃されたことをきっかけに剣の腕を磨き、火の戦士へと成長。ふだんは優しく博愛の心をもった聖女として、戦地では神速の「静乱斬」の使い手として各地を渡っています。
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「義経（ヨシツネ）」は、火の一族と人魚のハーフ。姿こそ人間ですが、父親譲りの火の気性の荒さ、母親譲りの長寿の特徴を持っています。戦いにはまったく興味がなかったのですが、彼の住む安芸の村に紅丸が訪れ、邂逅。行動をともにするようになります。紅丸を兄と慕い、その下で礼節から戦術に到るまで数多くのことを学び戦士として成長。幼い頃から水に親しんでいたこともあり「水の貴公子」と呼ばれ、得意の「義経斬」で根の一族に対峙します。
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「女彦（オンナヒコ）」は生粋の火の一族。おしとやかで心優しい人柄に育って欲しいという両親の願いを込めた名前とは裏腹に、絵に描いたような巨漢・豪快・乱暴者という性格に育ってしまいました。戦いが生き甲斐であり強さに飢え、その渇きを癒す好敵手の登場を待ち望んでいた女彦ですが、そこへ同じように強敵に飢える根の戦士が現れます。
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「カラス」は、天狗族の頭領。戦において捨て駒同様に扱われることから根の一族を率いる幹部達に不信を抱き、2つの集団“イヒカの民”と“天狗族”は根の一族から抜け出しますが、その片方のリーダーを務めます。カラスは最前線で「黒羽斬」を構え、根の一族に刃を浴びせます。
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「松虫（マツムシ）」は男勝りの女戦士ですが、かつては普通の村娘。彼女の恋人は将来有望な戦士でしたが、根の一族の女将軍に見初められてしまい、松虫を邪魔に思った女将軍は彼女を殺そうとします。しかしその魔手に倒れたのは松虫を庇った恋人でした。それ以来、松虫は根の一族の討伐に魂を燃やし、「悲恋の鬼百合」として、捨て身の技である「松虫斬」とともに後の世まで語られるようになりました。
本作で彼らがどういう形でプレイヤーと関わるかは謎ですが、今後さらなる情報が公開される予定です。
絵師：辻野寅次郎
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