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【E3 2010】究極のシリーズ最新作『Halo Reach』をBungieが紹介

ほぼ10年間の歴史を誇り、欧米では高い人気を誇る『Halo』シリーズ。合計3400万本を売り上げ、オンライン対戦には290億時間が費やされているとのこと。

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Halo:Reach
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ほぼ10年間の歴史を誇り、欧米では高い人気を誇る『Halo』シリーズ。合計3400万本を売り上げ、オンライン対戦には290億時間が費やされているとのこと。シリーズが続きますが、タイトル事の進化は小規模です。しかし今回の『Halo Reach』には様々な新要素があるようです。Bungieのチームが説明してくれました。

これまでの『Halo』シリーズはストーリーモードを重視してないと言われました。しかし、今作では演出が強化され、迫力を出すための工夫が施されているようでした。「今回のHaloは、3年に渡る開発者の私たちが生んだ愛の結晶なんです」とReachのエクゼキュティブ・プロデューサーは熱く語りました。前作では敵軍が次々に襲うことで緊迫感が作られましたが、『Call of Duty』や『God of War』シリーズのように、バトルフィールド背景で起こるハリウッドクラスの演出が目前に展開しました。

Bungieのチームメンバーが披露したデモでは、プレイヤー操作のNoble Teamが敵軍のCovenantに直接戦い挑む中盤のクライマックスでした。まず注目するのは拡大したスケールで、プレイヤー周りで起こる爆撃は直接ダメージを受けませんが、窮地を凌ぐ演出が出ていました。実際のゲームではこの場面がまだまだ続くところ、敵基地に入る直前に味方の宇宙船艦が追突し、驚くほど鮮明な爆発と煙のグラフィック・エフェクトが見られ、危険区域に入る雰囲気が一層高められました。地上戦におけるゲームプレイ自体にはあまり変化は見られませんでしたが、ゲームキューブの『ローグ・スードロンII』を思い出すバトルシップの宇宙対決ステージが『Halo』定番の型を破る多様性を見せてくれました。Co-Opモードでストーリーを4人プレイで遊ぶことも可能になり、また、一人用でもAIの味方と「共に」行動している団結心を感じました。

しかし、『Halo』シリーズの見所はなんといってもマルチプレイ。だからこそ改善が最も見られます。『Halo Reach』ではこれまで見られない充実のオプションが備わっていると説明されました。Firefightモードには各種カスタマイズオプションがあり、銃弾が無限にあるロットランチャーで対決するサブモード、また一方ではオリジナルFirefightが楽しめる「Original Mode」もあります。このように、マルチプレイは「Firefight」含めて格段に強化され、さらにハイペースな協力型モードとなりました。そして、これまでの開発経験から得たノウハウでゲームエンジンの可能性を最大に引き出したことでバトルエリアは拡大されながらシリーズ最頂点のグラフィックが味わえると説明されました。

選択可能な武器も増え、どれも迫力満点の攻撃演出と大ダメージが見られます。「Target Locator」はなんと宇宙から追跡ビーム攻撃で特定した敵を抹消します。また、日本のゲーマーにアピールする要素も搭載されました。オンライン対戦でプレイヤー同士をくっつけるマッチメーキングサービスは国・地域ごとに絞ることが出来るようになり、日本国内のプレイヤーとだけの対戦も可能になりました。そのほか、パラメーターやマッチ条件の設定それぞれを保存し、Xbox Liveで共有することが可能です。

『Halo』シリーズの人気の秘訣は、変化ではなく磨かれる続けられるゲーム性かもしれません。そのつど、ユーザーの声を真剣に受け止めて開発することでも有名なBungieです。もしかすれば『Halo Reach』はBungieの愛の結晶だけではなく、ファンが作ったタイトルでもあるかもしれません。少なくとも、『Halo』ファンにとってはたまらない一作なのは言うまでも無いですが、究極の『Halo』としての遊びやすさ、楽しさは初めてのユーザーにも手が届くかと思われるところです。
《オーラ・カイ》
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