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【E3 2010】クリフBが語る『Gears of War 3』の魅力と新要素

「CERO Z」レーティングをギリギリ与えられる過激なサードパーソン・シューター『Gears of War』もストーリー最後の三部作目を迎えました。

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クリフB
「CERO Z」レーティングをギリギリ与えられる過激なサードパーソン・シューター『Gears of War』もストーリー最後の三部作目を迎えました。女性ソルジャーや新しく変異するミュータント形の敵などの新要素が目立つ『Gears of War 3』ですが、Epic Games社のデザイナー、クリフBことクリフ・ブレジンスキー(Cliff Bleszinski)氏から新しいフィーチャー、そして硬派な三部作最後の開発に込めた思いが語られました。

まずクリフ氏は『Gears of War 3』で新しく取り入れたゲーム要素は、ストーリーと連結したロジックに沿っていると語りました。「人類はかつてない危機に瀕してる。」と彼は始め、前作より1.5年後の惑星セラは壊滅状態に陥り、感染されていると説明した。「今までサポート役を果たしてきた女性までも立ち上がるざるを得ない窮地に追い込まれたんだ。誰にも劣らないタフさを彼女らは持ってるんだ。」しかし、新しく女性が入ったことで『Gears of War 3』で性別に異なるアビリティがあるわけではなく、階級ベースがストーリーモードには入らないということです。しかし、外観だけが新しくなるわけではありません。新しく、より凶悪な敵が今作で登場し、ギアーズお馴染みのグロさが一層血みどろになりました。



アビリティには変化が無いにしろ、多様なゲームプレイを提供する新しい武器に注目が行きます。Digger Launch(ディッガー・ロンチ)は発射地から地中に埋もれて目標の敵の下から爆破攻撃で吹っ飛ばし、Double Barrel Shotgun(二連ショットガン)はぶっ放す爽快感がたまらない武器です。また、Boomer Busterはボスキャラ以外、最も強力なBoomerも一発で倒すシングルショット・ウェポンですこのほかまだまだ発表していない武器があるそうです。そして、ご心配なく、ギアーズ定番のチェーンソー付きのランサー・アサルトライフルは今作でも健在だとブレジンスキー氏は保証しました。

『Gears of War 3』で最も変化が見られるのは間違いなくマルチプレイです。LANマッチでBeast Mode(ビーストモード)を遊ぶ機会がありましたが、前作両方ともプレイした記者は、限られたプレイ時間ながら、Co-Opモードはこれまでのギアーズマルチの中で最もハマリそうな気がしました。Beast Modeは名前が示唆している通り、ローカスト軍の各キャラを使用して、人間の抹殺を目指すゲームモードです。人間軍は武器によって戦い方が変化しますが、敵は各形態があまりにも異なっているため、ローカスト・タイプによって全く新しい戦略性が味わえます。背中に爆弾を搭載した、常に前進する昆虫型のローカストがまず使え、経験ポイントを貯めることによって全てのローカストがアンロックできます。一方、一時期はスプリットスクリーンのみで遊べたCo-Opモードは、4人プレイまで可能で、誰でもいつでも参加・脱退できるオンライン対応モードになりました。

3作に渡りUnreal Engineを駆使してきたEpic Gamesだけあって、新しいエフェクトを継足し、洗練したグラフィックが崩壊した惑星を美しく映し出します。ギアーズ要素を究極に突き止めたように思えるギアーズシリーズですが、ブレジンスキー氏に『Gears of War 3』以降の新しいギアーズを期待できるか聞かれたところ、今作でギアーズ三部作が幕を閉じる決意は固いと言いました。が、ギアーズシリーズには他のストーリーもあると答え、希望の余地を与えました。最後に、ブレジンスキー氏は「ギアーズを愛してきたファンに心から感謝している。だけど、今まで遊んでない人にも、このグラフィック、そしてゲームプレイをぜひ味わって欲しい」と語った。
《オーラ・カイ》
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