最新作の『パックマン』は「歌う」・・・生みの親がオランダで明らかにした30周年の構想

最新作の『パックマン』は「歌う」・・・生みの親がオランダで明らかにした30周年の構想

2010年6月6日(日) 15時26分
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最新作のパックマンは「歌う」んだそうです。

オランダで開催されたゲーム開発者会議「フェスティバル・オブ・ゲームス」で3日(現地時間)、『パックマン」の生みの親として知られる岩谷徹氏(東京工芸大学教授)が「パックマンの30年」と題した基調講演を行いました。その最後で「まだ頭の中にあるだけで、バンダイナムコゲームスで開発がスタートしたわけではありませんが」と断りながらも、「Singing Packman」(歌うパックマン)というコンセプトで最新作を構想していることが告げられました。

「せっかくパックマンがパクパクパクと口を動かしているんだから、歌っても良いですよね」と岩谷氏は解説。今年がパックマン30周年に当たることから、記念作が構想されている模様です。実際にどのような内容になるのか、またアカデミズムに活動の場を移した岩谷氏がどの程度開発に参加するかは不明ですが、あれやこれやと妄想が膨らみます。

なお詳細については6月15日(現地時間)、E3期間中にあわせて米ロサンゼルスで開催される「『パックマン』プレスカンファレンス」で明らかにされるとのことでした。

パックマンの生みの親・岩谷徹氏最新作のコンセプトは「歌うパックマン」


また基調講演の最後には、ギネスブックを編纂するギネス・ワールド・レコードからパックマンのクリエイターとして認定証が渡されました。「世界でもっとも成功した業務用ゲーム機」としてパックマンがギネスブックに載ったのは05年のことで、その際も認定証の授与式がありましたが、今回は改めて岩谷氏個人に送られた形です。これは完全なサプライズだったようで、岩谷氏も非常に感激していました。

ギネスブックの認定証の授与パックマンポーズで応える岩谷氏


さて、順序は前後しますが、岩谷氏の講演内容についてもレポートしましょう。内容は03年にCEDECで講演された内容をベースに、東京工芸大学での活動を始め、最新の情報をアップデートしたものでした。

まず岩谷氏は、今ではすっかり有名になったパックマンの誕生秘話について解説しました。「女性向け・カップル向け」という狙いから、「食べる」ゲームにしたこと。誰でもパッと見てゲームの目的と操作方法が分かるように、シンプルな内容にしたこと。女性にも受けるように、かわいらしいキャラクターデザインにしたこと。それまで追いかけてきたモンスターが、すっと離れていく瞬間を組み込むなど、ゲームに様々なサービスを組み込んだこと、などです。

特に日本のゲームが世界で大ヒットした理由の一つに、この潤沢なサービス精神があるとして、これを「至れり尽くせり」という言葉で紹介しました。さらに「至れり尽くせり」を漫画やオタクなどと同じく世界の共通語にしたいと語り、会場を埋め尽くしたオランダのクリエイターに唱和させるといった一幕も見られました。

パックマンの映像を元に解説「Itareri-Tukuseri」の精神を強調会場はオランダのゲーム開発者でぎっしり


ゲーム作りで大切なのは「Fun First」・・・。岩谷氏は「お客さんが喜ぶ顔を想像しながら作ること」の重要性を強調します。今のゲームは難しすぎ、複雑すぎて、お客さんの顔が喜んでいないのでは、と続ける場面もありました。そのために重要なのはシンプルであることが大切です。

そこで紹介されたのが、NHKのドキュメンタリーで放映された、チンパンジーがパックマンをプレイする映像(「天才ザル カンジくん~驚異・類人猿の知能~」より)。まさに「サルでもできるゲーム作りが重要」というわけです。

そのためには「物事の観察し、本質を見極めること」が大切だと岩谷氏は続けます。ゲーム開発は「観察→分析→考察→仮説→創造→行動→評価」というループを取っており、もっとも大切なのは人間観察、事象観察。そうした知識の引き出しをたくさん持っていて、必要に応じて組み合わせられることが、おもしろいゲーム作りにつながります。

また東京工芸大学では、学生にゲーム作りを教えるかたわら、NIRS(脳血流測定装置)を使って、ゲームをプレイ中に脳のどの部分が活性化しているか、などの研究もしているとのこと。09年の日本ゲーム大賞では、教え子が作った『BAMBOONO」がアマチュア部門で大賞を受賞しました。師匠の指導が着実に実を結びつつあるといえます。

ゲームを遊びたくなる動機楽しいと感じる要素を分析観察から始まるモノ作りの流れ


パックマンはチンパンジーでも楽しめる東京工業大学での取り組み脳血流を測定しデータを分析


「パックマンのヒットで特別なボーナスはありませんでした。しかし、自由にゲーム作りができる環境を与えてもらえて、とても幸せでした。そして今、大学で研究や授業をしているのも、とても楽しいです。そのうえ今日は、ギネスブックから認定証もいただけました。これが何よりの幸せです」(岩谷氏)

サプライズだった認定証

(Article written by 小野憲史)
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