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「ザ・テレビゲーム展~その発展を支えたイノべーション~」ゲームの歴史が分かる企画展をレポート

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北九州イノベーションギャラリーで2009年12月26日から2010年3月14日まで、企画展「ザ・テレビゲーム展~その発展を支えたイノべーション~」が開催されています。そこで年明け早々に見学してきました。

北九州イノベーションギャラリーは北九州・東田地区のJRスペースワールド駅前に、イノベーション(技術革新)の継承と育成を目的に、2007年に開設されました。駅を出て左手には、スペースワールド名物の原寸大のスペースシャトルが出迎えてくれます。そこから右手に少し歩くと、会場が見えてきます。道路を隔てた先には官営八幡製鉄所・東田第一高炉跡があり、製鉄の街の面影を今に残しています。

駅の左手にはスペースワールドが広がるイメージポスターは「ブレイクアウト」だ北九州イノベーションギャラリー全景


企画展は大きく9つのエリアに分かれ、懐かしのゲーム機から現行機種、さらには最新のカードゲーム機まで、約80台を展示。関連グッズをあわせると約300点にも登るアイテムが展示されました。
 
1:コンピュータから世界最初のビデオゲーム
2:世界最初のアーケードゲームから家庭用ゲーム機へ
3:家庭用ゲーム機の登場
4:日本から世界に羽ばたいたアーケードゲーム
5:ゲーム映像の進化
6:懐かしの家庭用ゲーム機
7:携帯用ゲーム機の発展
8:年齢の幅を超え多様化するゲーム
9:これからのゲーム
 
最初の展示物は世界最初のコンピュータ「ENIAC」で使われた真空管です。続いて米ブルックヘブン研究所で制作された、世界初のビデオゲームといわれる「Tennis for Two」のレプリカ。そこから世界初のアーケードゲーム機「コンピュータースペース」、そして世界初のコンソールゲーム機「オデュッセイ」と、そのプロトタイプ「ブラウンボックス」があります。イベントタイムでは「コンピュータースペース」に電源が入れられ、デモ画面も見られます。

世界初のコンソール機、オデュッセイとブラウンボックステレビテニスとテレビゲーム15/6アタリ2600をはじめとしたゲーム機群
初期はパドル状のコントローラが特徴だ80年代初期のホビーパソコン壁の年表はパンフレットに拡張版が掲載されている


次のエリアが70年代後半から80年代初頭にかけて日米で発売された家庭用ゲーム機の数々です。日本初のテレビゲーム機「テレビテニス」、ファミコン以前に発売された任天堂の家庭用ゲーム機「テレビゲーム15/6」「ブロック崩し」、全米で大ヒットした「Atari2600」などです。また壁には年表が展示され、ゲーム史と社会の出来事が俯瞰できました。「Tennis for Two」(58年)の20年後に「スペースインベーダー」、25年後に「ファミリーコンピュータ」が発売され、同年に東京ディズニーランドが開園するなど、さまざまな出来事が読み取れます。

第4・第5のエリアが国産アーケードゲーム機の歴史です。まず社会現象を巻き起こした「スペースインベーダー」の筐体とビデオを展示。続いて世界一成功した業務用ゲーム機として、ギネスブックにも登録された「パックマン」シリーズの業務用筐体と、関連グッズ、記念の盾などが展示されていました。

スペースインベーダーゾーンインベーダーグッズと開発資料ずらり並んだパックマン筐体
左手にはギネス表彰の盾が見えるPS2によるパックマンの試遊エリアソニックグッズの数々と記念メダル


「スペースインベーダー」は当時の開発資料も展示。「パックマン」は「Ms. Pac-Man」などの関連ゲームに加え、「ナムコミュージアム アーケード HITS!」で収録された「パックマン」の試遊ゾーンが設置されていました。壁には「バーチャファイター」シリーズの進化がわかるムービーを投影。セガグッズの展示エリアには、1988年に「バーチャファイター」が米スミソニアン博物館に保管された際の記念メダルが飾られていました。

第6、第7エリアはコンソールゲームのエリアです。据え置き型では「ファミリーコンピュータ」から「Xbox」、携帯機では「ゲーム&ウォッチ」シリーズから「ニンテンドーDSi」までの、さまざまなゲーム機・周辺機器が展示されました。ゲーム機本体と共にコントローラも展示され、徐々に形状が複雑になっていくさまが一望できました。はじめはパドル型で本体と一体だった操作系が、2Dゲーム機時代は十字ボタン、3Dゲーム機になるとアナログスティックになるなど、ゲーム機の歴史はコントローラの歴史でもあることがわかります。

ファミコンなどの8ビット機SFC、メガドラ、PCエンジン群SFCとテレビが融合したSF-1も展示
本体とコントローラをセットで展示ずらりと並んだ携帯ゲーム機群現行機の三機種


第8エリアでは「Xbox360」「PS3」「Wii」の現行機種に加えて、セガの最新カードゲーム機「歴史大戦ゲッテンカ」をあわせて展示。壁には「甲虫王者ムシキング」のカード類と、世界一公式大会が開催された業務用ゲーム機としてギネスブックに認定された際の盾も展示。これまで半導体の進化と共に一直線で進んできたゲーム機の進化が、幅広いユーザー層にあわせて、多様性をもって展開されている様が示されました。

22:昨年11月に稼働した「ゲッテンカ」
23:「甲虫王者ムシキング」のカード類
24:IAMASの玩具プロジェクトの作品

そして最後のエリアでは、「未来のゲーム」像を探る手がかりとして、IAMAS(情報科学芸術大学院大学・岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)の「ガングプロジェクト」で制作された、インタラクティブ玩具のプロトタイプが展示されました。指相撲で遊ぶ際に効果音や振動で勝負を盛り上げる「いちゃいちゃ!ゆびずもう」と、はさんだモノで音が変化する「アニマルクリップ」です。

未来のゲームにはさまざまな可能性が考えられますが、デジタル技術を用いた、手や指の動きをもとにした遊具という点で、示唆に富む内容でした。CG映像をまったく用いていないという点でも、興味深いところです。

館長の酒井英孝さん


また企画展に隣接して、常設展示の「年表のエリア」がありました。これは産業面での技術革新の歴史を、世界、日本、北九州の別に一望できるというものです。「イノベーションキオスク」では、代表的な工業製品の説明がみられ、ファミコンも収録されていました。余談ですがこの情報端末はUIがサクサク動き、楽しめました。

館長の酒井英孝さんは「東田地区は八幡製鉄所を皮切りに、日本の近代産業がスタートした場所。一方、テレビゲームはコンピュータの応用分野の一つで、世界中で熾烈な競争が続いている。今回の展示をきっかけに、一人でも多くの子どもや若者に、背景にある技術革新に思いをはせ、広くモノ作りへの興味をもってもらえれば」と話していました。

センターの隣には東田第一高炉跡があり、見学できる


なお、本企画展では、期間中にさまざまな講演やイベントが予定されています。これに加えて大物クリエイターの講演が1名予定されており、決定次第、公式サイトで告知されるとのことです。

講演会
1月15日「コンピュータとテレビゲーム、これまでとこれから」 遠藤論(アスキー・メディアワークス/アスキー総合研究所所長)
2月6日「ゲーム学としてのパックマン開発秘話」 岩谷徹(東京工芸大学教授)
3月7日「日々前人未踏!ゼビウス・サウンド誕生の日~『文化史上のテレビゲーム』試論」 慶野由利子(元ナムコ サウンドクリエーター)

ゲーム大会
2月27日・28日「歴史大戦ゲッテンカ」バトル 公式大会~北九州決戦~

ワークショップ
2月13・14日、3月13・14日
「おしゃべりパックン」「ワクワク!ゆびずもう」
《小野憲史》

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