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「より強いカプコンに」カプコン代表取締役会長CEO 辻本憲三 年頭所感

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カプコンは、代表取締役会長CEO 辻本憲三氏および代表取締役社長COO 辻本春弘氏の名前で年頭所感を発表しました。

代表取締役会長CEO 辻本憲三

皆様、明けましておめでとうございます。

ステークホルダーの皆様におかれましては、昨年もまた当社への深いご理解および温かいご支援を賜り、厚くお礼申しあげます。
2008年秋の金融危機以降、世界経済はデフレ色が強まっており、日本経済も緩やかなデフレーションの状況にあります。デフレにより、企業収益が圧迫されるとともに、賃下げや失業による消費の冷え込みがまた物価を下げる、いわゆる負の連鎖が懸念されております。

このような状況下、新たな年である2010年、そして新たな年代でもある2010年代が始まりました。
カプコンにとっても、新たな10年がスタートします。
思い起こせば、カプコンにとっても10年という期間は大きな区切りの年月でありました。1983年に創業し急成長を果たした1980年代、この10年の成果として1990年に店頭公開し、パブリック企業の仲間入りを果たしました。
1990年代は、急成長の反動として、いろいろな苦しみもありましたが、企業としての足場を固めていきました。その結果、2000年には東京証券取引所市場第一部への上場を果たしました。
そしてゲームというコンテンツを核にして、経営と執行を明確化する体制を固めていった2000年代を過ごしてきました。次の10年のスタートの年というのは、常にこれまでの10年の総決算の年でもあります。

今年は、2000年代の10年を総括する年として、私自身が「経営」としての役割を最大限に果たし、より一層「強いカプコン」にすると決意しております。
役員および従業員が一丸となって、10年後のカプコンのために、目の前のことに必死で取り組み、悪いところは改善し、良いところを伸ばしながら、「持続的・安定的成長」を実現する企業を目指してまいります。
常に、10年間という時間軸を持ちながら、私たちの強み弱みを徹底的に自己分析してまいります。そこに私たちカプコンが誇るべき、「ゆるぎない信念」が生まれるのだと確信しております。

当社はこの環境下においても自らを見失うことなく、辻本春弘社長COO以下、業務に真摯に取り組む優秀な従業員が一丸となって、新しい年に立ち向かってまいります。
歩み続けるカプコンに、本年も暖かいご支援のほど、何卒よろしくお願い申しあげます。

代表取締役社長 COO 辻本春弘

皆様、明けましておめでとうございます。

日本経済は、輸出や生産が緩やかに回復しているものの、デフレや円高の進行が企業業績を圧迫し始めており、日本企業は新たな設備投資や雇用には依然慎重な姿勢を続けるなど、景気への悪影響が懸念されています。
このような状況下、昨年末、当社は主力タイトルの戦略的な発売延期などにより、遺憾ながら2010年3月期の業績予想を大きく下方修正いたしました。
株主をはじめステークホルダーの皆様にご心配をお掛けしたことを最高執行責任者として責任を感じております。
2004年の構造改革以降、全従業員が一丸となり奮励したことで、世界に冠たるゲーム会社として、当社は安定した成長を遂げ、その復活劇は業界関係者のみならず株式市場の耳目を大いに引き付けました。

しかしながら、構造改革から5年が経過し、グローバルでの競争は更に激化するとともに、各事業における市場も厳しさを増しております。今回このような環境を踏まえ、業績修正という苦汁の決断をいたしました。そして同時に、私たちはもう一度5年前の初心に立ち返り、改めて構造改革を実施していくことを決意しました。そうしなければ今後の更なる成長は難しいからです。

当社が目指す「持続的かつに安定的な成長を志向し、株主、顧客および従業員の満足度向上や信頼構築に努め、共存共栄を基軸とした企業」になるためには、各事業において組織力を一層強化し、一致団結して「面白い企画・施策の創出」と「収益性の改善」に努めねばなりません。
このハードルは決して低いものではありませんが、私たちは創業以来、幾多の危機を乗り越えてきた経験、変化を恐れぬ柔軟性、そしてオリジナリティあふれるコンテンツや施策を生み出す発想力があります。

私は最高執行責任者として、「得意冷然、失意泰然」を心がけて経営に臨み、これからも全力を尽くして、このハードルを乗り越えるべく当社の進むべき道を示し、「持続的・安定的成長」を志向してまいります。

ステークホルダーの皆様には、今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
《土本学》

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