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【E3 2009】トリロジーの第2弾、『Mass Effect 2』レポート

E3ではエキスポ会場でのプレアブル出展のほかに、重点タイトルのクロースドな展示がなされます。プレイアブルではないが、メディアに宣伝したいなどの理由で、トレーラー上映と操作を交えたデモなどが公開される例が一般的です。それらの一つ、EAのブースで新作RPG『Mass Effect 2』のクロースド展示に潜入してきました。

マイクロソフト Xbox360
Mass Effect 2
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E3ではエキスポ会場でのプレアブル出展のほかに、重点タイトルのクロースドな展示がなされます。プレイアブルではないが、メディアに宣伝したいなどの理由で、トレーラー上映と操作を交えたデモなどが公開される例が一般的です。それらの一つ、EAのブースで新作RPG『Mass Effect 2』のクロースド展示に潜入してきました。

日本ではようやく『1』が発売されたばかりの同作ですが、北米では早くも『2』が2010年前半にも発売予定となっています。ディベロッパーのBiowareがEA傘下になったことで、パブリッシャーもマイクロソフトからEAに変更され、先日のEAプレスカンファレンスでも示されたとおり、主人公は『1』と同じく地球人のシェパード少佐。「ヒーローは死なず」といったところでしょうか。

デモプレーの内容は3部あり、第1部では超高層ビル群に、飛行型自動車が飛び交う未来都市が舞台でした。異星人の女性とともに、とあるビルに向かうシェパード。あるオフィスの中に入り、そこの要人を抹殺するという任務です。『1』に比べてシェパードの目つきが怖いです。よりシリアスな展開という感じです。

おもしろいのは会話シーンで、Biowareでおなじみの選択式のメッセージを選ぶ形式が進化して、ダイヤル型のアイコンで会話を選択していくところ。ある質問に対してイエスかノーか、はたまたその度合いなどが、より直感的にわかる仕掛けです。これにより、より主人公に感情移入できる会話システムになっていそうです。

2部ではシェパードのアクションシーン。『1』と同じく三人称視点で進行し、アクションRPGというよりは、もはや「アクションゲーム」のよう。画面全体に呼び出して表示できるサークルメニューで、アイテムを使ったり仲間に指示を出したりと、操作も快適そうな印象を受けました。

そして3部では早くも「エンディングの1つ」を公開。宇宙船が敵船から攻撃を受け、シェパードらが脱出を試みるというシチュエーションですが、ここで脱出ポッドに先に乗り込むか、後に残るかという、究極の選択が示されます。デモプレーでは自分が残って、最終的に宇宙に投げ出され、死亡してしまったのですが・・・。ともあれ『1』と同じく、どっぷりとストーリーにひたれるゲームであるのは間違いなさそうです。

ちなみに説明では「トリロジー」という言葉も飛び出し、三部作になることが決定しているよう。『1』は2007年11月に米国版が発売され、日本語版は2009年5月に発売と、約1年半も遅れたわけですが、できるだけ早い日本語版発売を期待したいですね。
《小野憲史》
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