人生にゲームをプラスするメディア

ドイツの銃乱射事件はゲームとの関連有り?−「キラーゲーム」をなくせとの声

ドイツでは先日17歳の少年が学校近辺で銃を乱射、警察に捕まる前に自殺するという痛ましい事件が起こったばかりですが、ドイツ警察組合(DPolG)の一部からは「バイオレントなゲームを国で規制すべき」とする意見が出ているようです。

ゲームビジネス その他
ドイツでは先日17歳の少年が学校近辺で銃を乱射、警察に捕まる前に自殺するという痛ましい事件が起こったばかりですが、ドイツ警察組合(DPolG)の一部からは「バイオレントなゲームを国で規制すべき」とする意見が出ているようです。

ドイツはヘッセン州のDPolGチェアマンであるHeini Schmitt氏は今回の乱射事件が暴力的なビデオゲームとも関連がないわけではないと主張。ドイツの若者の3分の1は「定期的かつ依存的にバーチャル世界へ逃避」しており、こうした状況下ではレーティングは無視され、「バーチャルな殺戮世界への逃避が今回のような正気ではない行為をもたらす」とするのがSchmitt氏の考え方。

「キラーゲームがなくなるなら、世界はこれ以上悲惨にならない」とコメントしています。現地の小売店チェーンGaleria Kaufhofが4月から高レーティングのゲームと映画を一般向けのものよりも離れたところに配置する計画を明らかにするなど、事件の波紋はゲーム界にも広がっています。

既に『カウンターストライク』や『FAR CRY2』などのゲームに原因を求める声が上がっているものの、銃社会の方に問題があるとする見方もあり、EDGE-ONLINEには「彼の人生からゲームを取り除いたとしてもいつか大量殺人は起こっただろう。マシンガンを取り除いたなら、大量殺人は二三のアザと黒い目で済んだだろう」と銃社会の問題点を突いたコメントも寄せられています。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

    【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

  2. ポケモンUSAの社長が交代

    ポケモンUSAの社長が交代

  3. シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入

    シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入

  4. 海外パブリッシャー向けの営業とは・・・IGDA日本グローカリゼーション部会 特別セミナー

  5. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  6. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  7. Cygames、コンシューマー向けアクション『Project GAMM』を発表!元マーベラスの高木Pが指揮を執る完全新作ゲーム

  8. ポケモンはここで作られる!ゲームフリーク訪問記(前編)

  9. 【CEDEC 2017】AIは『人狼』をプレイできるのか!?カオスな人間vs AI戦も展開されたセッションレポ

  10. 『モンハン』シリーズに「チャチャブー」は戻ってきますか?―Redditインタビューに辻本P「現状予定はない」

アクセスランキングをもっと見る