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「Wiiは肥満の原因」「任天堂は自社製品の危険性を隠蔽」−アメリカの健康専門家が訴訟

健康専門家のMichael Torchia氏はWiiの販売中止を求める訴えを起こしました。

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健康専門家のMichael Torchia氏はWiiの販売中止を求める訴えを起こしました。

Torchia氏は「任天堂は肥満の異常発生に関与している。老いも若きも体操服を片づけ、運動のために外出しなくなっている。これはWiiのゲームに習慣性があるからで、任天堂はタバコ会社が喫煙の潜在的脅威を隠蔽するように自社製品の危険性を隠している」とコメント。『Wii Fit』『Wii Sports』は運動の代わりとならないし、これらのゲームを遊ぶことで肘や膝を痛める「Wiiひじ」「Wiiひざ」「Wii炎症」の危険性が存在するとして、製品の改良が終わるまでWiiの販売を中止することを求めていく模様です。

Torchia氏はダイエットの重要性を説くラジオトークショー「Shape Up America」のパーソナリティを務めており、1月22日には「The Ill Effects of Wii Play Station Games and What to Do About It」と題する文書を発表、Dev Mukerjeeドクターの「Wiiのゲームが健康を害する可能性がある」とする主張を引用、「Wii Play Station(原文ママ)は運動を必要とするゲームであり、楽しさと運動のバランスを取らなければならない」とコメントしています。

『Wii Fit』などのゲームが健康やリハビリに役立つとする報告がある中で、それと真っ向から対立するのがTorchia氏の主張となっており、この訴えが認められるか否かが注目されます。
《水口真》
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