頑張るSCEE キーワードはユーザー参加
なんといっても会場の中で目立っていたのが、ソニーコンピューターエンターテインメントヨーロッパ(以下、SCEE)のブース。
『Kill Zone2』、『メタルギア・ソリッド4・ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』、『Resistance 2』など、他のゲームショーでおなじみのタイトルも盛況でしたが、今回特に賑わっていたのは、『リトルビックプラネット』や『Sing Star』。ブース全体で感じられた「気軽にソファに座ってゲームをプレイ」という雰囲気はこれからの「遊び」のスタイルそのものを提案しているような感じでした。
観客をいきなりステージに招きいれ、その場で気に入った音楽を選ばせカラオケ、という即興に多くの人たちが盛り上がっていました。カラオケが日本やアジアの国々のように浸透していないということもあるのでしょう。檀上で歌っている(歌わされた?)ひとたちの歌声は決していいものとはいえませんでしたが、それでもかなり盛り上がっていました。『Little Big Planet』のPlay、Create, Shareという言葉もそうですが、ゲームという媒体でのユーザー参加の重要性があらためて実感出来たブースでした。
E3不参加で蓄積したパワーを一気に爆発 Activision-Blizzard
Activision Blizzardブースの盛り上がりもコメントせずにはいられません。E32008では、不参加だった同社は、まさに主要コンテンツのすべてを投入したといった感がありました!
『Guitar Heroes』シリーズ最新作『Guitar Heroes World Tour』では、複数のショールームがガラス張りとなっており、ユーザーが自由気ままにプレイする様子が来場者にも見えるようになっていました。個人個人の盛り上がりが手に取るようにわかる仕掛けというわけです。一方、『Call of Duty World at War』のコーナーには長蛇の列が。同シリーズのヨーロッパでの人気の高さを改めて示しています。
人気の高さでは、Blizzard作品も負けていません!ズラリとならぶ試遊台は、最新ゲームをプレイしようと心待ちにしている人たちでごった返していました。
アクティビジョン ブリザードのブースには注目タイトルが多数並びました |
とてつもなく派手に、とてつもなく煌びやかに エレクトロニックアーツ
会場を眩しく照らし続けていたのがエレクトロニックアーツ(以下、EA)。.巨大な半ドーム状の設備の中には、複数のモニターで形成された巨大モニターが同社の最新作をストリーミングしています。ただしこのモニター、投影される映像に合せて移動するんです。スポットライトも色、輝度が自由自在に変化。作品ごとに光の演出を変化させることで、ブース全体の演出に一役買っていました。
ここからはその他の気になったブースを一気に紹介!
セガ
セガの一押しはWiiバージョンの『サンバ De アミーゴ』(以下、『サンバ』)。ここでもユーザーが気軽に参加できるようになっていました。写真はビジネス会場のものですが、ヨーロッパの人たちも『サンバ』にはノリノリ!
ディズニーインタラクティブスタジオ
まさに大躍進といった雰囲気。ファミリー層といえば、ディズニーということもあり、ブースもとっても賑やか。『SING IT』、『Hanah Montana』といったタイトルにはティーンが群がっていました。
ワーナーブラーザズインタラクティブエンターテインメント
注目株は『LEGO BATMAN The Videogame』。会場では実際のレゴでつくられたバットマンとロビンも注目の的に。
ロックスター
ヨーロッパならではのプレゼンス。
NCソフト
ドイツでもTシャツをブースに集まった人たちに投げてました。いかにもオンラインゲームパブリッシャーという感じですね。