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ベネッセ、ニンテンドーDSやウェブをブレンドした次世代進研ゼミについて発表

教育事業大手のベネッセコーポレーションは、本日午後から都内で「次世代型進研ゼミ」記者発表会と題して、ニンテンドーDSやウェブを融合した「進研ゼミ中学講座+i」(プラスアイ)と『得点力学習DS』の発表を行いました。

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教育事業大手のベネッセコーポレーションは、本日午後から都内で「次世代型進研ゼミ」記者発表会と題して、ニンテンドーDSやウェブを融合した「進研ゼミ中学講座+i」(プラスアイ)と『得点力学習DS』の発表を行いました。



ベネッセでは「進研ゼミ」を中心に、幅広い層に対する教育事業を展開しており、ペーパーメディア以外での展開も、「ポケットチャレンジ」のような携帯ツールや、モバイルサイト、今年参入したDS用ソフトなどにも積極的に取り組んできました。今回の発表はこれまでの取り組みを通じて培ってきたノウハウを生かし、次世代の通信教育を提案するものです。

最初に登壇したベネッセ社長兼COOである福島保氏は、学習時間により成績の上位・下位が鮮明に別れていること、勉強が役に立つと思う人が諸外国に比べて非常に少ないこと、学習へのモチベーションが小学校から中学校に上がる時点で大幅に低下する、といったデータを示しながら、進研ゼミの基本理念を踏襲しながら、紙とウェブ、そして新しいメディアを通じた「ブレンド学習」を提案、「中学生の学習を変える」と述べ、その施策として「進研ゼミ中学講座+i」と『得点力学習DS』を発表しました。

続いて壇上に上がった東京工業大学教授の赤堀侃司氏は今回の商品開発に参加してきたそうですが、キーポイントとして5つを上げました。(1)ウェブと印刷教材のブレンド (2)DSと印刷教材のブレンド (3)個人学習と共同学習のブレンド (4)時間と学習の管理 (5)自己の管理 です。定着に有用な印刷教材と、視覚的に理解が容易なウェブ、時間や場所に左右されないDS、それらを組み合わせる、置き換えるのではなく、ブレンドが必要だと述べました。時間や学習そして自己の管理というのも学習において非常に大きなもので、ツールを活用することでそれを促進します。

これらに加えて赤堀氏はeラーニングの大きな問題として、孤独感というのを挙げました。実際の調査でも、教室において、個別にPCがあり各人がそれに集中するタイプの授業と、個別にPCを持ちながらも、前の黒板を注目するような授業では、後者の方が一体感や意識の集中が見られ、ポジティブな効果が実証されているそうです。進研ゼミでは赤ペン先生という存在があり、今回の取り組みでもメンター(クラスコーチ)という存在があり、個別にメールで励ましたり、ブログを執筆して、クラス的な枠組みも設けることで、個別に授業を進めながらも一体感を作る工夫がされているそうです。

ここからはデモンストレーションが行われました。まずはウェブの「進研ゼミ中学講座+i」です。

進研ゼミ中学講座+i


《土本学》
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