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SCE、プレイステーションプレミア2007を開催

ソニー・コンピュータエンタテイメント(SCE)は17日、PLAYSTATION PREMIRE 2007を開催し、新型PSPや年末年始の重点ゲームソフトなどについて発表を行った。先週E3で発表された内容に続いて、国内市場向けに追加・補足発表した形だ。

ソニー PS3
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第二部では再び各社から最新作の発表が行われた。発表メーカーはコナミ、カプコン、コーエー、スクウェアエニックスの4社。

コナミからはE3で予告されたとおり、小島秀夫監督が登壇して、最新作「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」の、世界初となる実機デモプレイが行われた。デモプレイでは物語の序盤となる戦場シーンで、一触即発の状況下において、スネークが潜入ミッションを行っていく様が示された。2008年の初頭に全世界同時発売が予定されている。

スネーキングスーツに身を包んだスネークは、「ソリッドアイ」で遠方を確認しながら、触れたものにカムフラージュできる「スタチューカム」で身を隠しつつ、電撃を発するスタンナイフで敵を倒したり、麻酔銃で眠らせながらステージ上を移動。本シリーズでお約束の「段ボール」に加えて、新たに「ドラム缶」に入ってゴロゴロ回転し、敵を攻撃するなどのアクションも公開した。ちなみにドラム缶で回転するとスネークは気分が悪くなってしまうので、「グラビア本」で気持ちを落ち着かせる必要がある。他に路上の「ゴミ箱」に隠れることも可能だが、匂いがついてしまうので、長時間隠れていると敵に見つかる可能性が高くなる。

サポートメカの「メタルギアMk-II」を使って、敵情を探索する様子も披露された。「メタルギアMk-II」はステルス機能で敵に見つからずに進めるほか、電撃機能で敵を気絶させることもできる。スネーク自体も匍匐前進したり、腹這いになったり、腹這い状態でグレネードを投げるなど、多彩なアクションが可能だ。

このほか、基本となる三人称視点以外にも、肩越し視点や完全FPS視点も披露。いずれの視点でもゲームが進められるとした。PS3コントローラーの6軸検知にも対応しており、コントローラーを傾けて細かいアクションもできる。

引き続いて戦闘シーンのデモも披露された。民間軍事会社(PMC)に支援されたA国と、対立するB国の間で戦闘状態が勃発。B国の支援を行う設定でデモが行われ、RPG-7で装甲車を撃破したり、土嚢の裏側の敵にグレネードを投擲するなどの様子が示された。ただし、実際のゲームではA国を支援してもいいし、戦闘に関与しなくてもゲームは進行するという。

ちなみに本作はPS2の「METAL GEAR SOLID 3 SUBSISTENCE」で実装されたオンラインサービスも用意されている。こちらは7月24日に行われる「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY Party」イベントで公開予定とされた。

最後に小島氏はPSP用の「METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS+」のムービーも初公開した。こちらは9月20日に発売予定で、新しくシングルプレイに「インフィニティミッション」が追加される。

カプコンからは稲船敬二氏が登壇し、「デビル メイ クライ 4」と「バイオハザード5」について紹介した。稲船氏はPS3はまだ爆発していないが、今回の各社のプレゼンを見て、そろそろ「キタ!」と言える状態になるとコメント。最悪「デビル メイ クライ 4」を滑り止めに用意している、と自信を覗かせた。「デビル〜」は今冬発売予定で、「バイオ5」は未定。

コーエーは新社長となった松原健二氏が登壇し、「ガンダム無双」を開発したω-forceの新作アクション「BLADESTORM 百年戦争」を8月30日に発売することや、7月末から体験版をPLAYSTATION Storeでダウンロード配信することを発表。既に発表されている、近未来レース「Fatal Inertia」や、「NioH 仁王」の開発も順調だと報告された。

また新たに「真・三國無双5」が発表された。プロデューサーの森中隆氏は、「究極のアクション、究極の戦場」をコンセプトに、「無限にコンボを決められる連舞システム」「キャラクターアクションと武器の一新」「堀を泳いだり、梯子を登って城内に切り込むなどの、息づく戦場」という3つの改良点を紹介した。発売は2007年秋を予定しており、東京ゲームショウでもプレイアブル出展されるとのことだ。

最後にスクウェア・エニックスからは橋本真司氏が登壇し、新作RPG「THE LAST REMNANT:ラスト レムナント」の紹介が行われた。本作は同社が新たなブランド確立として力を入れるタイトルで、日米同時展開が予定されている。エンジンにはアンリアルエンジン3が用いられており、70人以上の大規模バトルなどが実装されるという。また「FINAL FANTASY XIII」「FINAL FANTASY Versus XIII」については、最新映像を東京ゲームショウで公開するとした。他に前述の通り「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」の新型PSPの限定同梱版を9月13日に発売すると述べた。

このほか、本イベントでは多数の新作タイトルのトレーラーが公開された。出展タイトルは以下の通り。

・ヴァンパイア レインーアルタードスピーシーズー(仮)<AQ インタラクティブ>
・ティアーズ・トゥ・ティアラ−花冠の大地−<アクアプラス>
・Dark Sector<ディースリー・パブリッシャー>
・パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド<ディズニー・インタラクティブ・スタジオ>
・ARMY OF TWO(仮)<エレクトロニック・アーツ>
・マーセリナーズ 2: ワールド イン フレームス(仮)<エレクトロニック・アーツ>
・湾岸ミッドナイト<元気>
・アガレスト戦記<アイデアファクトリー>
・メガゾーン23 青いガーランド<アイデアファクトリー>
・魔界戦記ディスガイア3<日本一ソフトウェア>
・Railfan 台湾高鉄<音楽館>
・Heavenly Sword 〜ヘブンリーソード〜<ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・ラチェット&クランク FUTURE(仮)<ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・RISEFROMLAIR (ライズフロムレア) <ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・THE EYE OF JUDGMENT BIOLITH REBELLION 〜機神の叛乱〜 SET.1<ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・アンチャーテッドエルドラドの秘宝(仮)<ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・WARHAWK<ソニー・コンピュータエンタテインメント>
・メジャーリーグベースボール 2K7<スパイク>
・The Elder Scrolls IV:オブリビオン <スパイク>
・トニー・ホーク プロジェクト 8 <スパイク>
・Stuntman:Ignitionスタントマン:イグニッション<THQジャパン>
・ゴーストリコン アドバンスウォーファイター2<ユービーアイソフト>
・山佐DigiワールドSP パチスロ戦国無双<ヤマサエンタテインメント>

*本イベントでの発表作のうち、サードパーティタイトルについてはXbox360・PCのマルチタイトルも含む。
《小野憲史》
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