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米家電量販店ベストバイが中古ソフトの取り扱い実験を開始

米国の大手家電量販店であるベストバイが中古ゲームソフトを取り扱う実験を数店舗で開始し、波紋を広げています。米国ではこれまでEBGamesやGameStopなどのゲーム専門店のみが中古ソフトを扱ってきましたが、今回の成否によっては他の量販店にも広がっていく可能性があります。

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米国の大手家電量販店であるベストバイが中古ゲームソフトを取り扱う実験を数店舗で開始し、波紋を広げています。米国ではこれまでEBGamesやGameStopなどのゲーム専門店のみが中古ソフトを扱ってきましたが、今回の成否によっては他の量販店にも広がっていく可能性があります。

ベストバイでは現在イリノイとカリフォルニアの4つの店舗で実験を行っていて、それぞれ約5000のタイトルを並べています。米国では専門店を中心に8億ドルの中古市場があると推計され、ベストバイでは「今後も広く中古販売の実験を行っていく。売上が減っている音楽CDに変わってゲームの取り扱いを増やしていく」と話しています。

これに対して過去から中古販売に反対してきた『アンリアル』シリーズの開発者であるEpic Games副社長のMark Rein氏は大手量販店まで中古の取り扱いを開始することに落胆していると述べました。「開発者の参加なしに再販売を行うのは間違っている。私達から詐取しているようなものだ」

しかしユーザーにとって便利であることは間違いありません。更に小売店にとっても新作ゲームの販売よりも40%も利益が見込めるということで、ベストバイの成功は他の量販店にも広がる可能性があります。

次世代機ではゲームの価格は基調として上昇していくことが予想され、そうなれば今以上に中古の利用が促進されていく可能性があります。それによって電子流通がより使われるようになることも考えられます。PCで大ヒットした『Half-Life 2』は売上の半分がパッケージ以外からの売上だったそうです。
《土本学》
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