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【電脳遊戯史資料集】第7回 ファイアーエムブレムシリーズの系譜

任天堂 GC

今回は、『蒼炎の軌跡』の発売日で15周年を迎えるファイアーエムブレムシリーズの歴史を振り返って見ましょう。

ファイアーエムブレムシリーズの概要と魅力

ファイアーエムブレムシリーズの特徴といえば、シミュレーションゲームにRPGの要素をあわせた「シミュレーションRPG」の先駆的存在であることが知られています。それ以前シミュレーションというと、まず「ファミコンウォーズ」に代表されるような戦車や戦闘機などが戦うものがメインでしたが、このような形のシミュレーションはユニットは将棋で言うところの「駒」でしかないと言う印象が非常に強かったのが特徴です。しかし、特に日本市場では、RPGと言うジャンルが人気があるように、もっと登場人物のキャラクター性を強調したシミュレーションゲームを作ろうとして出来たのが、このシリーズです。

特筆すべき点はユニットを「兵器」から「キャラクター」へと変えることにより、ユニットを育てる楽しみと、ユニット同士の人間関係の興味深さを表現することが出来るようになった事でしょう。これにより後に登場するシミュレーションゲームに影響を与えたことは想像に難くありません。また、武器に使用回数が設けられていたり、死んだ味方は二度と生き返らないなど、シビアな点があり、その「手強さ」には定評があります。

因みに余談ですが、このゲームのタイトルは正しくは『ファイーエブレム』と書き、『ファイーエブレム』とか『ファイアーエブレム』と書くのは飽くまでも間違いですのでご注意下さい。尚、「エムブレム」というのはドイツ語読みをイメージさせるためにつけたそうです。

このシリーズの作品展開とその内容

このシリーズは1990年の『暗黒竜と光の剣』から4月20日発売の『蒼炎の軌跡』まで、15年のなかで9作品発表されました、ここでは過去に発売された8作品の内容をざっと振り返ってみようと思います。

第一作 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(FC/1990

このシリーズの記念すべき第一作は、ファミコンからスーパーファミコンへと移行しようとしている時期に発売されました。

ファミコンが全盛期だった頃の任天堂発売であるにも関わらず、セカンドパーティのインテリジェントシステムズで加賀昭三氏と学生バイトスタッフ3人という、極めて同人ソフトに近い環境で制作され、またそのゲーム性に特殊性があったため、もとより売り上げは作った側も全く期待していなかった物でした、しかし、オペラ調のCMで話題を呼び、手強さと個性あるキャラクター達が注目を集め、さらにゲーム雑誌などのプッシュによってじわじわと人気が出てきました。

ゲームとしてはまだ荒削りな点が多く、特にシステム的には移動範囲や戦闘時のパラメーターなどは基本的に目押しか暗算でしか計れなかったりしていたため、これがよりこのゲームを手強くしていたようにも思われます。

しかし、死んだ仲間は二度と生き返らないことや、武器に使用回数が設けられていたり、味方一人一人に成長率が定められていたりなど、後々の作品にも受け継がれる要素が完成されており、シナリオもシミュレーションゲームとしてはかなりストーリー性があり、この点が世間に認められました。

  • ストーリー
    マムクート(人竜)の帝王、暗黒竜メディウス率いるドルーア帝国は、この世界を守っていたアカネイア聖王国をその強大な力を持って壊滅させ、世界を滅びへと導こうとしていました、しかし、その野望をアリティアの若者アンリが神剣ファルシオンにて、メディウス、ドルーア帝国もろとも打ち砕き、世界に平和を戻しました、それから100年後。
    復活したメディウスが再び世界を我が物にせんと闇の大司祭ガーネフと結託し、グルニア、マケドニアを併合しドルーア帝国を再建。アカネイアもニーナ王女を残して滅び、ついには英雄アンリの祖国アリティア国と、その国を治めていたアンリの子孫、コーネリアス王までも、同盟を結んでいたはずのグラ国に裏切りられ、滅びてしまいました。
    コーネリアス王の息子であり主人公のマルスは、姉エリスの助けを受け辺境の島国タリスへ亡命し、王女シーダらタリス国民の暖かい恩恵を受けて2年が経った頃、ついにドルーアの魔の手がタリスにまで及び、16才になったマルスはそれに対抗します・・・。


第二作 ファイアーエムブレム 外伝(FC/1991)

この作品はシリーズのなかでもかなり特殊なゲームとして知られています。

まず、かなりRPGの要素が強調されており、ユニットを自由に歩かせる事が出来るイベント画面や、同じマップを何度も攻略することにより自由に経験値稼ぎも出来る自由戦闘システムなど、簡略化などがされかなりの異色さを放っていたソフトでもあります。さらにはユニット毎に持てる武器を固定するかわりに使用回数という要素がなくなり、難易度が下げられました。またマップクリア条件も、基本的に拠点の制圧ではなく敵の全滅というのも簡略化された一つの要素といえます。さらには初めて主人公を男女二人にし、それぞれべつのルートを辿るという要素があるのも特徴としてあげられます。

因みに舞台は、前作と同じアカネイア大陸ではなくバレンシア大陸を舞台にしており、一部に前作と同じキャラクターは登場するものの、ほとんどパラレルワールドであり、この点も『外伝』たるゆえんでしょう。

  • ストーリー
    南の文化の国ソフィア王国を大地母神ミラ、北の騎士の国リゲルを邪神ドーマが支配しているというバレンシア大陸は、二つの神が争った後この二つの国に分かれ、それぞれの道を歩んでいました。
    しかし、ソフィアの民はやがてミラの教えを忘れ、余った実りを捨て去り、対してリゲルでは多くの民が飢えに倒れていき、大陸の調和が乱れ始めました。
    リゲルの民はソフィアに助けを求めたものの、多くのソフィア国民に嘲られ、国王のリマ4世も無関心な態度でした。
    ソフィアの仕打ちに怒り狂ったリゲル王ルドルフはドーマの命に従いミラを封印し、両国は戦乱へと突入しました。しかし、兵力が弱いソフィアは敗北をかさねて、ソフィアの宰相ドゼーもリゲルへと寝返って、ソフィアの国王の暗殺を手引きしていました。
    そんな中、大陸の最南端ラムの村に住んでいたマイセン伯爵と、彼を祖父と信じるアルムのもとに、ドゼーに対抗していた解放軍の兵士ルカがマイセンの助けを請いに村を訪れました、年老いたマイセンはそれを断りましたがアルムは解放軍の参加を望み、村の若者と共に戦いへと向かいました。
    同じ頃、バレンシアの東の生みにあるノーヴァ島にあるミラ教の修道院では司祭ノーマのもとで育った神官セリカが、ミラ神に何が起こったかを調べるため、三人の仲間を連れてミラの神殿へと向かうことを決めます。
    こうして二人の旅は始まったのです・・・。


第三作 ファイアーエムブレム 紋章の謎(SFC/1994)

この作品は『暗黒竜』の正統続編で、同作をリメイクした第一部「暗黒戦争編」と、その後を描いた第二部「英雄戦争編」の二部構成となっています。因みに、第一部では一部のマップやユニットが容量の問題で削除されており、僧侶リフなどが消えたことはファンの間で話題になりました。

システム的には『暗黒竜』とは大きな違いは無いものの、移動範囲や戦闘時のパラメーターなどが解りやすくなり、非常にプレイしやすくなっています。さらに、ボタン数が増えたことにより更に操作がしやすくなったのは言うまでもないでしょう。また、FCから大幅に進歩したグラフィックも、ファンにさらなる感動を与えました。

因みに、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に登場したマルスは、こちらに登場した彼をモデルとしています。
  • ストーリー
    マルス王子の活躍で、5年にわたり人々を苦しめた暗黒戦争は、ドルーア帝国とメディウスの消滅により終結し、戦いで荒れ果てた国々では人々が、戦争で活躍した戦士と共に祖国再建への道へ精を出していました。
    そんな中、アカネイア聖王国のニーナ王女は婚約し、第24代国王としてオルレアンの英雄ハーディンを迎えました、そして彼は強引ともいえるやり方で急速に国力を回復させ、強大な軍隊をも作り上げ、ついにはハーディンを皇帝とするアカネイア神聖帝国の再興を宣言します。このころ、暗黒戦争から既に一年余りの月日を重ねました。
    その頃、シーダ姫との婚約を決めたマルス王子のもとに、グルニアの反乱軍討伐の命が記された一通の書簡が届きました。
    アカネイアに忠誠を誓うマルスは、疑問を持ちながらも兵を挙げるのですが・・・。


第四作 ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(SFC/1996)

舞台をアカネイア大陸からユグドラル大陸に移して、初のフルモデルチェンジを成し遂げた作品です。

システムも後の作品に受け継がれる「武器、魔法の三すくみシステム」や、ユニット毎に特殊能力を設けた「スキルシステム」など、新要素が増え、さらに特筆すべき点は親世代の恋愛関係によって子世代の能力がかわり、親子二代にわたる戦いを描いた「恋愛システム」があり、これにより新たなドラマの要素を生み出し、また、一つ一つが広大な同じマップに複数の勢力が存在し、それが敵はもちろん味方勢力や中立勢力もあり、より壮大なストーリーと戦略性を描きました。

しかし、一方ではゲームバランス的には整っていないという批評もありました。それでも、その一方で、歴史の大きなうねりを表現するような濃厚なストーリーは、未だ多くのファンに支持されています。
  • ストーリー
    グラン共和国が盛栄した陰で、大司教ガレに暗黒神ロプトウスが降臨し、ロプト教団を作り上げました、ロプト教はグラン歴447年に「十二魔将の乱」でグラン共和国を滅亡させ、翌448年にはガレ大司教が帝位に就くロプト帝国を成立させるに至りました。
    ロプト帝国は449年に犠牲者10万人以上を出した「大粛清」、452年に多数の生け贄の子供を火に投じた「ミレトスの嘆き」、453年の「エッダの虐殺」など、残虐の限りを尽くし人々を恐怖の底へと陥れました。
    そんな中、ついに皇族マイラが535年に反乱を起こし、各地に自由解放軍を興すに至りました。そして632年、「ダーナ砦の奇跡」が起こり、解放軍の戦士達12人の元に神が降臨、彼らとの結託のもと十二聖戦士が誕生しました。彼らはそれぞれ強力な武器を用いて戦い、648年にはついにロプト帝国を滅ぼすに至ります、これを「聖戦」と呼びました。
    聖戦の後の聖戦士達はそれぞれ国を持ち治め、649年にはグランベル王国と周辺に五つの王国が出来るに至りました。
    それから長らくの時が経った757年、東方のイザーク王国の動乱を鎮める為、グランベルは出兵を決めます。そんな中、兵力が手薄になったグランベルに同盟を結んでいたはずのヴェルダン王国から蛮族が攻め込んで来ました、まもなく聖戦士の一人、ウルの血を引くユングヴィ家の城を包囲、さらに同じく聖戦士バルドの血族であるシアルフィの城まで攻めてきました、シアルフィ家の公子シグルドはユングヴィを救い、さらに蛮族を討つべく、残った兵と共に出兵を決意します。
    これが、長きに渡る大きな動乱の始まりになるとも知らずに・・・。


第五作 ファイアーエムブレム トラキア776(SFC/1999)

ファイアーエムブレムの5作目は、既に64が登場して旧ハードとなっていたスーパーファミコンで、しかもロッピーの書き換えサービス『ニンテンドウパワー』での書き換え用として発売されました(因みに2000年にはROMカセットとして発売、幻のソフトに)、これは同サービスの活性化のために企画された物という話もあります。

ゲームとしては、前作『聖戦』からスキルシステムは引き継がれたものの、マップは基本的に『紋章の謎』のように一つの敵の拠点を制圧するほか、主人公の特定位置からの離脱、さらには拠点の防衛など、様々な勝利条件が設けられ、プレイヤーにはその状況に合った高次元な攻略が求められました。さらに、本当に四面楚歌とでも言うべきシチュエーションが増え、敵も手強くなっており、全員生き残るためには更にシビアな条件が付き、高度な戦略が求められて、シリーズ中でも最も難易度の高い作品となっています。
  • ストーリー
    前作『聖戦の系譜』にて、シグルドの親友であり、槍騎士ノヴァの血を引くレンスター王国王子キュアンは、親友の危機を救うべくイード砂漠へと兵を進めました、しかし、背後から敵対していたトラキア王国軍の奇襲を受け、配下と愛する妻エスリンと共に滅びてしまいました、これを後に「イードの虐殺」と呼びます。
    これにより、北のレンスターと南のトラキアのトラキア半島における勢力図は一気にトラキア側へと傾き、トラキア王トラバントは半島北部の諸国をその手中に収めました。
    しかし、アルヴィス皇帝が統一し強大化したグランベル帝国軍はトラキアに侵攻、メルゲン谷にて大敗を喫したトラバントはやむなく祖国へと敗退することになりました。
    同じ頃、レンスター王家の生き残りであり、キュアン王子の息子、リーフ王子はレンスター落城の際、忠誠を誓っていた騎士フィンに抱えられ、少ない仲間と共に生存しました。しかし、その後リーフ達は半島で逃避行に明け暮れ、最後に半島東海岸にある開拓村、フィアナにたどり着き、快く迎えた女領主エーヴェルらと共にリーフ王子は成長していきました。
    しかし、グラン歴776年、グランベル帝国側についたマンスター領主レイドリックはフィアナの村に侵攻、そして幼なじみのノディオン王国の王女ナンナとエーヴェルの養女マリータが捕らえられ、彼女らを救うため15歳になったリーフ王子は出陣を決意します。
    こうしてリーフ王子の「聖戦」は幕を開けます・・・。


第六作 ファイアーエムブレム 封印の剣(GBA/2002)

スタッフから生みの親と呼ばれる加賀昭三氏が離脱し、ハードも据え置き機ではなく携帯機での登場となり、更に舞台もエレブ大陸に変えた意欲作とでも言うべき作品です。

システムの部分では、大まかに見れば『紋章』のシステムに限りなく近くなりましたが、最も注目を集めた要素としてお互いに対して自由に支援効果が付けられるという要素が挙げられます、実は、特定のユニットを隣接させると支援効果が起こるというシステムは既に原型としては『外伝』、ちゃんとしたシステムとなったのが『紋章』の頃からあり、『紋章』とほぼ同じシステムは『トラナナ』にもあったのですが、支援効果が発生するユニットと条件はかなり限定されていました、それに対しこの作品では、支援効果が現れる条件や効力を意図的に調整することが出来、さらに支援効果が付く、あるいは効果が上がったときには会話も付くという特典までありました、これによりキャラクター同士の関係がより深く解るようになった点が評価されています。

また、チュートリアルモードを初採用し、初心者へのフォローもなされています。因みにマルスと同じく本作の主人公ロイも『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に登場しているのはご存じの方もかなりおられると思いますが、『スマデラ』に登場したさいの彼の衣装は、実は開発段階でのもので、本編に登場する彼の衣装とは若干異なっています。これは言うまでもなく『スマデラ』は『封印』の前に開発、発売されたのが原因です。
  • ストーリー
    エレブ大陸はかつて、人と竜が覇権を二分していました、しかし「人竜戦役」にてついに竜は姿を消し、人が大陸全土を支配するに至ります。
    それから1000年、天敵がいなくなった人は数々の文化を生み出し、そして大陸は華やかな文化の国、西のエトルリア王国、質実剛健を良しとする東のベルン王国という、二大勢力とその間にある多数の小勢力によって国々の勢力は均衡を保っていました。
    しかし、ベルンのゼフィール王によって各地を侵略し始め、これによりついに大陸の均衡は崩れ始めました。
    サカ地方とリキア地方を侵攻したベルンは、ついにリキア地方へと向かっていた、リキアではそれぞれの領主が同盟を結んでおり、東部のフェレ領を治めるフェレ候の嫡男(ちゃくなん)ロイは、領主としての学を修めるためリキアの中心都市オスティアへと留学していましたが、突然父のエリウッドから帰郷を命じられます、そして家臣を従え城に戻ったロイに、病床にあるエリウッドは自らに変わってベルンの侵攻から国を守るためリキア同盟軍への参加を命じました。
    そして、再び人と竜の戦いへと発展することになります・・・。


第七作 ファイアーエムブレム 烈火の剣(GBA/2003)

前作の20年前の主人公ロイらの親世代にあたるキャラクター達の物語を綴った作品です。
特に前作から大きく違った点はあまり見受けられませんが、難易度は控えめで、誰でも楽しめると同時にそれが旧来のファンから批判される事があるものの、このシリーズの入門用としては優れた作品であるとも言えるでしょう。

しかし、一番の目玉としては三部構成されているという点が挙げられます。これはリンを主人公としてチュートリアル的な要素が強い「リン篇」、リン篇の後日談で、この作品の中核であり、ロイの父親エリウッドを主人公とした「エリウッド篇」、エリウッド篇と同じルートを辿りながら所々で物語が掘り下げられたアナザーフォーカスの「ヘクトル篇」があり、すべてのモードをクリアすると様々な視点から同じ世界観を楽しめる魅力もあります。また、プレイヤー自身が「軍師」としてゲームのキャラクターになれる点も注目されました。
  • ストーリー
    『封印の剣』より20年前、人と竜が戦った歴史をもつエレブ大陸にて・・・。
    東方のサカ地方の草原にて、サカ地方の一部族であるロルカ族族長の娘、リンが一人の旅人を助けます。そして旅人は、自らは軍師見習いである事を彼女に告げ、彼女自身も剣士を目指していることを旅人に告げました。
    こうして意気投合した二人は修行の旅へと出向く事を決め、その中で数奇な運命を歩むこととなります。
    それから1年後、リンが旅の途中で出会ったリキア同盟フェレ領主の息子エリウッドは父であるエルバート候の失踪したことにより、父を捜しに出ることを決意、そして親友であるオスティア候の弟であるヘクトルや、修行の中で自らがキアラン候の娘であることを知ったリンなどと合流し、その後に父の失踪に暗殺集団である【黒い牙】が関わっていると言うことを知ります。
    こうしてエリウッドらは、エルバートの失踪から動乱の影を垣間見る事となります・・・。


第八作 ファイアーエムブレム 聖魔の光石(GBA/2004)

この作品も『外伝』同様に、かなり異色であるといえる作品でしょう。

『外伝』を彷彿とさせる男女二人の主人公やワールドマップの自由移動やEXマップなど、さしずめ『外伝2』とでも言うべきシステムが随所に見られます。しかし、『外伝』とは異なり武器などは固定ではなくすべて他の作品と同じく使用回数が設けられています。また、特筆すべき点は分岐クラスチェンジです、これは特定の兵種がクラスチェンジする際に任意に兵種を変えることが出来ます、例えば、従来ソシアルナイトという兵種は通常パラディンにしかクラスチェンジ出来なかったのが、この作品ではさらにグレートナイトという兵種にクラスチェンジ出来、これによってさらにユニットの特徴を活かした戦略が立てられるようになりました。また、一部の兵種には『トラナナ』以来のスキル能力が付いたことも注目すべき点です。

しかし、難易度は前作同様低めで、コアファンからはやはり少なからず不満の声があるようです。尚、舞台もエレブからマギ・ヴァルへと移され、前作とのストーリー的な繋がりは無いと言って良いでしょう。
  • ストーリー
    マギ・ヴァル大陸には、かつて魔物がはびこり、人々は彼らに蹂躙され、喘ぎながらもただ滅びの時を待つばかりでした、しかし・・・。
    ある時、天空より5つの聖なる力を持つ希望の光、【聖石】が生まれました。
    退魔の力を持ったその至宝は、英雄グラドが率いる5人の勇者たちの手に渡り、それを用いて魔と戦い、ついには魔物の王を滅ぼし、その魂を聖石の中に封じ込め、魔が消え去った大陸に人々に平穏が訪れました。
    そして、聖石を持った勇者たちは、それぞれ建国し、さらに新興の商業国、カルチノ共和国を加えて大陸では長らくの間平穏が続いていました。
    しかし、大陸歴803年、突如聖石をもつ国の一つであり最大の版図を誇るグラド帝国が、皇帝ヴィガルドの命の元、同じく聖石を持つ国の一つであるルネス王国へと侵攻を開始、同盟関係にあったグラドの攻撃に反撃がおぼつかず、瞬く間にルネスの要所は落とされて行きました。
    そして、その戦乱の最中、王都を離れていたルネス王子エフラムの消息も途絶えてしまいました。
    さらにグラド軍の侵攻は止まらず、ついに王都まで侵略を進めてきました。
    こうして、大陸全土を巻き込む動乱が幕を開けます・・・。


最新作『蒼炎の軌跡』について

そして、ついに第九作目は、『トラキア776』以来で、しかも64時代ですらなしえなかった据え置き機へと再びファイアーエムブレムは戻ってきました。この間、6年近くの月日が流れました。

ゲームキューブで発売されるこの作品の一番の目玉は、なんと言っても3D化したマップと戦闘画面です、これまで2Dだったキャラクター達が更に生き生きと、更にリアルかつ臨場感溢れる演出となるであろうことは、想像に難くありません。さらに、初めてフルボイスのムービーも加えられ、さらなるドラマ感が味わえるであろうことも期待されます。

また、システム簡略化のためにGBA版では省かれたスキルシステムもリメイクされ完全復活し、ユニット毎に設けられたキャパシティ(容量)によってスキルの取り外しが可能に、その上スキルの一つ「奥義」という、ユニット毎に特別な必殺技を習得できるものがあり、これにより習得したユニットは格段に戦闘力が上がると言われています。

さらに、マップ攻略で入手した「ボーナスEXの割り振り」、「スキルの着脱」、「武器練成」のほか、「情報収集」、「アイテムの売買」、「支援関係の発生」などを行える「拠点」システムや、同程度の重量を持つ相手ユニットを故意に一マス移動させることが出来る「体当たり」コマンド、高い戦闘力を持つと言われている「ラグズ」と呼ばれる新たな種族など、新しい要素が目白押しです。

この期待の新作の発売日は2005年4月20日です。


  • ストーリー
    女神に祝福された大地、テリウス大陸には、英知と武器を用いて戦い、神の姿に近い「ベオク」、神と獣の狭間の姿を持ち、自らの肉体を用いて戦う「ラグズ」という二つの種族がいます。彼らは長い歴史の中、争いと和解を繰り返し、それぞれの国を作り、営んで来ました。そして現在、7つの国に分かれ、安定した均衡を保つ時期に入ったかに思われました。しかし、人々に動乱の影が近づいていることは、まだ気づいてはいなかった・・・。
《土本学》

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