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DSオンラインは明日発表、Reggie Fils-Aime副社長インタビュー(3)

ゲームビジネス その他

任天堂オブアメリカ上級副社長セールス&マーケティングのReggie Fils-Aime氏はIGNとのインタビューの中で、明日の岩田聡社長の基調講演でニンテンドーDSのオンラインについて明らかにすると明言しました。基調講演は日本時間の明日午前3時頃から行われます。

――任天堂は以前『マリオ128』はゲームキューブ向けと話しました。次いで「レボリューション」向けであることも示唆しました。『マリオ128』はGC向けですか、それとも「レボリューション」向けなのですか

私達はその質問にE3で答えるつもりです。ご存知かもしれませんが、任天堂は何かを実行するには無駄口は避けることが良いと考えています。私達はそれをホリデーシーズンに発売するつもりで、そこには『マリオ128』以上のものがあるでしょう。

――E3でどこまで期待してよいのでしょうか

ええ、私達はそれをビデオかプレイアブルな形で展示するでしょう。他にも沢山のタイトルが遊べるはずです。

――NOAは北米の任天堂の活動でどのくらいのコントロールを持っていますか

私達はアメリカ、カナダ、南アメリカでの販売やマーケティング活動を全てコントロールしています。またそれを計画通り実行していくことはとても重要で、私達の価値を増大させるでしょう。私達は任天堂の利益の55%を生み出していて、より市場で成功する為に柔軟性を持つことは大切です。

――マイクロソフトはXBoxの次世代機の仕様を公開しました。任天堂のそれは同等に近い性能を持っているのでしょうか

正直に言うと、私達は「レボリューション」のスペックについてはE3で話すつもりです。私達にとってCPUやグラフィックカードというものは単なる価値の一部に過ぎません。私達にとって全ては革命を実行する為の要素なのです。全てはコアなゲーマーとカジュアルなゲーマーの両方に受け入れてもらえるハードを作ることです。これらは仕様書のスペックよりも大切だと思います。

――任天堂のシェアは10年前から下がり続けました。なぜでしょう

私達のシェアは90%以上でした。ですから下がる以外にありませんでした。私の役割はどのようにシェアを上げるきっかけを掴み、それをどのように効果的に実行するかを考えることです。年末の『ゼルダの伝説』などの素晴らしいゲームがそれを助けるだろうと思います。また良いパートナーの『バイオハザード4』のようなゲームもそれを助けるでしょう。したがって私達の目標はシェアを向上させる為に、それを最良の方法で行うことです。そして私達はそれが可能であると確信しています。

――『F-ZERO GX』や『スターフォックス アサルト』などで他社と提携しました。私達はこのような事例を今後も目にすることができるでしょうか

私達は全ての優秀なコンテンツプロバイダーと仕事をしていくつもりです。先にナムコやEAと共に仕事をしましたが、今後も続けていきます。率直に言って、私達の最大の強みは優れたコンテンツを持っていることだと思います。ライセンシーが熱心にやってくれているのもそれを証明すると思います。E3ではそのようなものを幾つか発表するでしょう。

――任天堂はゲームにおける技術の位置を低下させようとしているように見えます。しかし『バイオハザード4』や『ゼルダの伝説』などは技術によって実現されたものです。これは任天堂の矛盾でしょうか

私達は高度な技術を得ることに熱心です。DSを見てください。2画面、タッチスクリーン、音声認識、例えばIGNの読者はこれらを生かした『Nintendogs』を愛するでしょう。音声認識の上手い使い方に、高度なAI技術、私達は技術が分かる企業です。私達がいいたいのは、技術のみでは十分でないということです。革新の為、素晴らしい体験を提供するためにはです。ライバルは技術にのめり込みすぎて、ゲームプレイの向上が十分ではないように感じます。任天堂はその反対であるべきだと思います。

――E3に向けてのメッセージは何でしょう

昨年のE3は素晴らしいもので、これを超えるのは大変困難な仕事です。私達は超えるために、大きな製品を持っているでしょう。シェアを上昇させる為に、幾つかの驚きを提供します。また、次の12〜18ヶ月間に任天堂が成功する為の戦略について、楽しく、挑発的なメッセージを発するつもりです。期待してください。

――もうすぐDSのオンラインが実現すると噂されます。任天堂はどうしてGCではなくDSに取り組むのでしょうか

昨年のE3で私は、DSは、「オンライン」ではなく、「Noライン」と言いました。つまりDSはワイヤレスなインタラクティブプレーを提供する製品なのです。そして私達はDSのワイヤレスインタラクティブプレーを推進していきます。岩田氏は基調講演で幾つかの情報を明らかにするでしょう。ゲームキューブに関しては、私達が、開発者達がインターネット能力を活用するのを助ける為に余り貢献をしなかったと認めないといけないでしょう。「レボリューション」とワイヤレス技術については、続報に期待してください。私達はコミュニティの中や世界の中でお互いにゲームをプレイする為にとても大きな努力をしているところです。私達は全ての将来のプラットフォームで、持っている最高の技術を投入するつもりです。

――任天堂はより積極的な会社になるのでしょうか

私は任天堂がそうなる必要があると確信します。今、米国で32%の市場シェアがありますが、ソフトとハードの両方で私はこれを40%にする必要があると公式の場で言っています。実現する唯一の方法はより積極的になることです。

――私達はGDCの任天堂ブースでレトロスタジオが開発者を募集していることに気付きました。レトロは既に「レボリューション」向けに開発を進めていますか

後でMichael Kelbaugh(レトロスタジオの社長)と飲むつもりなので、それは面白い話ですね。レトロは『メトロイドプライム』で素晴らしい仕事をし、『2』は更に良いものでした。「レボリューション」で開発していそうなデベロッパーを考えたとき、最も有望なのがレトロスタジオではないかと思います。

――ソニーやマイクロソフトは開発キットを発表しました。「レボリューション」の開発キットはどうでしょう

私達は重要なライセンシーに早く開発キットを渡すために熱心に仕事をしているところです。明日、岩田氏が「レボリューション」のビジョンについて詳細に話す予定です。開発機材が準備中?当然です。また開発キットは素晴らしいゲームが良いタイミングで到着する為に十分な時間がある時点で供給される?もちろんです。「レボリューション」の開発は順調で、市場に遅れて出ることはありません。私達はソニーやマイクロソフトに遅れるつもりはなく、開発機材もそのための大きな要素です。

――GBの次世代機は開発中ですか

次世代ゲームボーイの噂が多くありますが、それらは推測に基づいたものです。「レボリューション」にしてもニンテンドーDSにしても、私達は常に次のハードについて考えています。ゲームボーイにしても同様です。それがいつ発売されるかという話で言えば、いつかは発売しなければならないでしょう。

――DSのネットワークは将来の「レボリューション」のオンラインに役立つでしょうか

ニンテンドーDSのワイヤレスインターネットプレイに関しては、はい、明日の基調講演で明らかにします、また今からE3にかけてや、年末にかけて、情報を共有する機会が何度もあるでしょう。年内に対応ソフトを発売します。それが「レボリューション」のネットワークの枠組みになるでしょうか? もちろんです。私達は明日やE3などで詳しいことを話します。しかし、任天堂の全てのプラットフォームでインターネットプレイの可能性があることを理解するのは大切で、私達はそれを積極的に勧めていくつもりです。

――最後に『ポケモンXD』とは何でしょう

『ポケモンXD』はゲームキューブのポケモン新作です。完全なRPGで、『ポケモンコロシアム』の続編ではありません。全く新しい、RPGです。『ルビー・サファイア』が好きならば、このゲームに期待してください。

インタビュー終わり。
《土本学》

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