販売は主に家庭用機ソフト、携帯向けソフト、ハード、のカテゴリで好調で、それぞれ金額で見ると7%、11%、10%の増加、数量で見ると8%、13%、9%の増加でした。携帯向けソフトは初めて10億ドルを突破しました。全体のソフト売上は62億ドルで前年の58億ドルを大きく上回りこれも過去最高となりました。
ハードウェアは年末商戦で品切れが目立ったことから、2003年に比べて金額で27%、数量で16%の減少となりました。ただしニンテンドーDSが発売されたこともあって、携帯ゲーム機だけは2003年の7億5100万ドルから10%増加し8億2800万ドルとなりました。
「この年の良好なセールスは長い歴史があるこれまでの余暇の過ごし方にビデオゲームが取って代わったことを明確に示すものです。今まで最も素晴らしいゲームの数々、ハード価格の低下、新ハードの登場、これら全てがゲーム業界にとって2004年を輝ける年にしました」とNPDのAnita Frazierアナリストは述べています。
「2004年のセールスはハードが交代期に差し掛かっている時期だけに特に印象的です。更に前を見れば、ゲーム業界は全く低迷する兆しを見せていません。他のどんなエンターテイメントもゲーム業界の達成したような10年以上も継続する成長を経験したことがありません。技術、創造性の向上など全てのサインは私達が今後数年で更なる成長と売上記録を達成するだろうことを指し示しています」と業界団体のESAのDouglas Lowenstein代表はコメントしています。
2004年の米国売上ランキング(販売数量)
1. グランド・セフト・オート サン・アンドレアス(PS2/テイク2)
2. ヘイロー2(Xbox/マイクロソフト)
3. マッデンNFL2005(PS2/EA)
4. ESPN NFL 2005(PS2/テイク2)
5. ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド2(PS2/EA)
6. ポケモン ファイアレッド(GBA/任天堂)
7. NBAライブ2005(PS2/EA)
8. スパイダーマン2(PS2/アクティビジョン)
9. ヘイロー(Xbox/マイクロソフト)
10. ESPN NFL 2005(Xbox/テイク2)
このランキングを見るとESPNを獲得しにいったEAの危機感も分かる気がしますね。任天堂以外は全て米国のメーカーですね。日本のメーカーもがんばれ。それはそうとゲームキューブはいずこへ・・・。
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