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日経産業新聞「どこへ行く任天堂」山内溥インタビュー

任天堂 GC

日経産業新聞に「どこへ行く任天堂」と題して岩田聡社長と山内溥相談役へのインタビューが掲載されています。また、16日からは3面で連載企画として掲載するとのこと。山内相談役も元気そうでなにより、、、DSを考えたのが相談役とは、、さすがです。

―――昨年末の商戦や他社の現状をどうみる

他社がとにかく価格政策をとってくるなか、任天堂の値下げも仕方がなかった。ただ、こういう競争を見ているとゲームビジネスが成熟化し、私が考えるものとは違う方向に行っていると感じる。ゲームビジネスは危機的様相を呈している。

前から言っているが、顧客は今や美しい絵や音、重厚なストーリーをうたう『重厚長大』のゲームを望んでいない。先端技術や多機能性を志向したところで楽しさや面白さには直結しない。こんな偏ったハード体質の考えは全然通用しないに、(メーカーは)お金を持っているものだからやめようとしない。

任天堂は先日、二画面の携帯型ゲーム機『ニンテンドー・ディーエス』を発表した。実はこれは一年前に私が思いついたものだ。『重厚長大』とは違う発想を示すため新しいソフト・ハードの仕組みを考案した。

家庭用ゲーム機についても来年のE3を目指し、今のゲーム機『ゲームキューブ』を母体に新提案をする。俗にいう高機能の"次世代ゲーム機"は出さない。顧客が先端技術を求めないのに、次世代機などと言うのはゲームを知らない人だ。

―――今も経営陣に色々と指示を出している印象だが

ゲームビジネスに対する認識は今の経営陣も同じだ。彼らに期待するのはニンテンドー・ディーエスの展開力で、今こそ全力をあげてその力を発揮してもらいたい。二十年前にファミコンが出たときのようなインパクトは無いだろうが、新しい分野が広がれば世界の市場が活性化し、沈みつつある日本のマーケットも盛り上がる。これは任天堂の使命だ。

逆に期待はずれに終われば任天堂は信用を失い、つぶれはしないがぺしゃんこになってしまう。勝てば天に昇り、負ければ地に沈む。これからの二年間は、任天堂とって正念場となろう。二画面ゲームは私の最後の提案。今後私が経営に口を挟むことはなく、経営陣の力が問われる。
《土本学》

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