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『007 エブリシング・オア・ナッシング』新製品記者発表会レポート

任天堂 GC

2004年2月2日、銀座ソニービルにて『007 エブリシング・オア・ナッシング』の新製品記者発表会が行われました。その様子を取材してきましたのでレポートいたします。

発表会はまずエレクトロニックアーツ株式会社社長、山本 民生氏による挨拶から始まりました。ちょうど1年前に発売された『ナイトファイア』は国内で10万本、全世界セールスで500万本を越え、2010年までのボンドフランチャイズのライセンス延長を果たしたことや、今後のボンドシリーズの更なる強化を考えている、ということが述べられました。ソフトの出来に関しては「期待以上の素晴らしい出来」であるとし、「エージェントマインド」をコンセプトに、ボンドセンスという特殊機能(スローモーションになり、敵の弾丸が飛び交う中でも冷静に行動することが可能となる)を搭載するなど、よりシークレットサービスらしい行動が可能となったと述べています。また、今回の最大の特徴とも言える三人称視点への変化に関しては要望が強かった、とされていました。

その後、パブリッシング事業部バイスプレジデントの高橋雅美氏より『007 Everything or Nothing』の説明がなされました。007シリーズは『ロード・オブ・ザ・リング』、『ハリーポッター』などといった映画をモチーフにしたゲームを多く手がけているEAゲームズの代表作となっています。本作の特徴としては、シナリオや音楽、キャスティングなどのゲームの枠を越えたスケール感が挙げられ、そのシナリオは映画ファンをも唸らせる、これで一本の映画すら作り上げることのできそうなシナリオに仕上がっています。シナリオは、映画『ゴールデンアイ』、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』に関わったブルース・フィアスティンが担当しているそうです。また、第二の特徴として、単なるライセンス品ではなく、アクションゲームとしても非常に高い評価を得ている、ということが挙げられるでしょう。

語り手を制作プロデューサーの綾部氏に交代し、様々なアクションについての説明に映りました。今回は三人称視点のシューティングになったことにより、ボンドの動きを常に目にしながらゲームを進めて行くことが可能となりました。細部まで再現されたそのシークレットエージェントの動きによりボンドそのものの魅力が存分に発揮されている他、力押しだけで突破するのではなく、ボンドらしい行動をとることによってポイントが加算されるシステムが搭載されています。

007シリーズの特徴ともいえる、ボンドが所属する諜報部MI-6の技術者Qが開発した様々なツールについても説明が行われました。壁面にワイヤーを打ち込むことによって壁の上り下りが可能となる「ラペル」や隠れた場所へもぐり込む「Qスパイダー」、熱源を探知して見えないものを見ることができる「サーモビジョン」などのアイテムの他、トライアンフやポルシェ・カイエン、V12ヴァンキッシュなどQの特殊装備を満載したビークルも多数登場しま


ここで、出演キャストについてのVTRが放映されました。「ゴールデンアイ」以来007を演じるピアース・ブロスナンの他、007に道具を提供するQやその上司Mなども映画の出演者本人を忠実に再現しています。また、ボンドが立ち向かう悪役ニコライ・ディアボロを演じるウィレム・デフォー、「私を愛したスパイ」や「ムーンレイカー」に登場したジョーズを演じるリチャード・キール、さらにシャノン・エリザベス、ハイディ・クラム、マイア、そして伊東美咲が演じる4人のボンドガールらが紹介されました。

今回パッケージにも採用されたボンドガールの一人、伊東美咲さんについては、アメリカの開発スタジオでもその採用にはすぐ賛成が出たということです。ハリウッド女優にも負けない存在感と美しさ、そして技術者Qのアシスタントということでその知的なイメージを考えての採用となったそうです。

ここで伊東美咲さん本人が会場へ登場。伊東さんへ彼女の上司、Qからのメッセージが上映されました。彼女への注意として第一に007はマニュアルを読まないし説明を聞かないが気にするな、第二に、手渡す装備全てを荒く用いて壊してしまうが気にするな、第三に、007は彼女のような美しい女性は全て自分に惚れていると思っている、君に限ってそんなことは無いと思うが、気をつけるように、とのこと。伊東さん本人からは第一と第二については「了解いたしました」、第三は「ミス・ナガイ(伊東さんの演じる役の名前)は強い意志をもった女性ですので大丈夫です」とのこと。

ここで、綾部氏と高橋氏も同席しての半対談形式へとスタイルを代えて発表会は進められました。ゲームはこれまで友人がしてるのを見てる側であったそうですが、これを機にゲームデビューをしたい、と述べていました。これまでの007シリーズで印象的だったボンドガールは「ダイ・アナザー・デイ」のハル・ベリーとのこと。発表会後に行われた質疑応答における「007シリーズの中で最も印象的な作品」に対する返答も「ダイ・アナザー・デイ」に。ボンドガールについてもっているイメージは強い女性像、であるとのこと。実際にゲームの中で動いている自分を見ての印象は「恥ずかしくなった」であったそうで


アフレコの苦労話として、実際に伊東さんがアフレコを行った時点では見せられるものがなかったため、文章のみからイメージを涌かせないといけない、という問題があったそうです。逆に、伊東さん本人はそれを「やりがいがありました」とコメントづけています。

「前作(ナイトファイア)より更に、豪華にパワーアップしましたので是非使ってください!」とのことでした。

当日、制作プロデューサーの綾部氏とプロダクトマネージャーの松村氏に直接お話をうかがう機会もあったのですが、その話は後日掲載します
《織機 綺音》

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