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【インプレッション】SSX 3(GC)

任天堂 その他

もし、あなたがスノーボーダーだとする。スノーマウンテンにやってきます。そして自分の最高の滑りをするとします。そこで、あなたは360゜スピンができるだろうか。あなたは幸いにも上手いプレーヤーでそれが可能だったとする。では、2回転は? 3回転は出来るだろうか。また、あなたが自分でも素晴らしいと思う滑りをするとする、回りからも歓声が絶えないとする。しかし、それで滑りのスピードが速くなったりするだろうか、多分しない。現実に出来そうに無いけど面白そうな事をするにはゲームでと昔から相場が決まっていて、その意味で『SSX』はゲームらしいゲームと言えると思う。

今回登場する『SSX 3』はタイトルからも分るように第3作目です。前作は『SSXトリッキー』というタイトルでゲームキューブでも発売されているので手にした事のある人も多いでしょう。簡単に説明すると、ジャンルはスノーボードアクションゲームで、スノーボードを題材にしたアクションゲームといった方が分かり易いかもしれません。とにかくスピード感と爽快感は郡を抜いていて、取り付かれる人続出のゲームなのです。前作までは荒削りな印象を拭えませんでしたが、今回はプロデューサーの方も言っておられたようにシリーズの集大成とも言うべきゲームムになりました。

今回のシステムはちょっと変わっているので、先ずそこを説明しましょう。「山がまるごと舞台に」という通り、一山丸々を滑る事が出来ます。山は3つに分かれていて、山の麓からピーク1、ピーク2、ピーク3です。それぞれ山の一部を切り取った形になっていて、その中にレースイベントやフリースタイルイベントなどがあります。1つのピークにはレースとフリースタイルが5つずつとフリーライドといって特に制約無くピーク内を滑れるモードがあります。レースを5つクリア(上位3位に入賞する)と次のピークへ進めます。

SSXレースを制覇する

先ずはレース、レースは5人一組でレースを行います。予選・予選・ファイナルと3回やります。これは少しだるい。ただし、1回目で良い成績だと2回目は飛ばせます。レースはライバルとの熱い競争です。いきなり隣のボーダーをLRでノックアウトしてもOK!

これはレースだけでなくすべてに共通することですが今回の特徴は沢山沢山ショートカットがあること。道は1つじゃないんです、どうしても勝てない、と思ったときは怪しい道が無いか探しましょう。例えば道の脇にレールがあったり、不自然な所に置かれた看板(突き破れます)は要注意。道が1つでないから、何度も滑る気にさせてくれますね。また、面倒なら道は多少無視しても下へ下へ降りて(落ちて)行けばゴールはあります(笑)。これはちょっといいなと思いました。

トリックシステムは

派手なトリックはSSXの特徴でもあります。崖でAを押して離せば大ジャンプ、その間に十字キーやABXYキーを使って様々なトリックを繰り出すことが出来ます。トリックを出すのは、前作と比べて楽になった印象を受けます。モーションが増えてアニメーションが滑らかになった、そんな所も関係しているのかもしれません。トリックを何度か出すと画面右にあるアドレナリンメーター(本郷さんとは関係有りません・・)が貯まっていき、フルになるとUberトリックという更にド派手なトリックを出せます。

残念なのは、十字キーですね。ゲームキューブでは仕方無いと思いますが、十字キーは使い難いのです。慣れてくると大丈夫だと思いますが、ここは少しPS2版に劣っている点かもしれません。十字キーを押す指に負担がかかるんですよねえ。ただやりすぎなだけという説もありますが、私はマメを作ってしまいました。

フリースタイルはトリックを決めて決めて得点を競うイベントです。スロープスタイル、ビッグエアー、スーパーパイプなどがあって、色んな楽しみ方が出来ます。私のオススメはスーパーパイプですね。好きなだけトリックを決めたい人はこれ。

気ままに

気ままにビッグマウンテンを堪能したい人はフリーライド。自由に滑れます。ピーク3の一番上からピーク1の一番下まで山を丸ごと滑りたい人もこちら。すーっとね、滑るだけってのも悪くないです。時間やスコアを気にせずショートカット探しなんかもいいですね。新しい発見があります。大体1つのピークを滑るのには15分くらいかかります。15分くらいならいいですが、さすがに一山滑るのは大変かもしれません。まあ、本当に作りこまれているので、色々な発見をしつつ、RADIO BIGを聞きながら気ままに滑る、ってのも良いスタイルだと思いました。

やりこみたい人も

レースとフリースタイルで27コースあります。レースとフリースタイルでは順位によってブロンズ・シルバー・ゴールドメダルが貰えます。更にフリーライドのコースの上にはビッグチャレンジというちょっとしたチャレンジ、例えば全ての枠を潜り抜けろ、とか、指定されたトリックをやれ、などが用意されています。それが全部で88あります。また、スノーアイコンが425あってこれも集めます。全部ゴールドで、ビッグチャレンジをクリアして、スノーアイコンを取ると100%制覇となります。現在何パーセントというのはちゃんと確認出来ますので、やり込みたい人も大丈夫。かなりのボリュームが詰まってます。

音楽やグラフィックは

RADIO BIG。何が本当に雪山に居る感覚を味あわせてくれるかと言えば1つは山が1つ丸ごと滑れるという所でしょう。繋ぎ目が無い、ロードが無いというのは大きな要素です。そしてもう1つ挙げるならば、RADIO BIGです。音楽を聴かせてくれるのは普通のラジオと変わりませんが、やはりスノーマウンテンのラジオでは雪の状態や行われるレースついても教えてくれます。更にはライバルの様子や、SSXが行われる前のこの町の名物だったり、ロッジの駐車場で行われる清掃員vsコックさんのホッケー大会のお知らせまで、、、。レースに参加している時はずっと音楽を掛けてくれますが、レースコースを滑り終えてロッジなどがあるコースとコースの間に着くと聞こえてくるラジオの声が、滑り終えたなあ、そんな気持ちにさせてくれます(フリーライドの場合ですね)。長くなりましたが、私はかなり好きです。無駄話ばかりしてるDJが(笑)。

音楽はファットボーイスリムやケミカルブラザーズなど有名アーティストの楽曲を収録しています。音楽はロッジで購入する事で聴けるようになります。これらの音楽を聴くかRADIO BIGを聞くかは設定出来ます。

グラフィックは前作と比べると天と地とは言いませんが、相当綺麗になりました。前作のぼやけた感じは消えて、すっきり青系の綺麗なグラフィックです。最初の頃は滑るのに精一杯なのですが、段々慣れてくると綺麗な景色を見る余裕も出てきます。切り立った崖からジャンプ一番で大トリックを決めた時の前に広がる景色はとても美しいでしょう。

ロードも

前作遊んだ人は気になってると思うのは、ロード時間。前作は正にロード地獄といった感じでかなり不満を持っていたのですが、今回はそれに比べると半分以下になってますね。ロードがあるのは最初にゲームを始める時と、イベントに入るとき、トランスポートするときくらいで、その際にも絵を見せたりして退屈させない工夫があるので、ロードが気になってる方は心配ありません。

最後に

一番最初に、ゲームらしいゲームと書きましたが、アクションゲームとして見れば操作性が良く、触ってるだけで楽しい、を実現したこのゲームはアクションゲームらしいアクションゲームとも言えるでしょう。実際に山に行く機会はあまりないでしょうが、ゲームなら滑り放題、この冬は『SSX3』が熱くしてくれる、それは保証出来ます。もしも、本格的なリアルさを期待するならそれは期待はずれになるかもしれませんが、スノーボードの爽快感を味わいたいなら間違い有りません。Mr.Cubeのこの冬イチオシです。
《土本学》

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