まずKaplan氏は任天堂の状況について3つの見方が出来る、「1つは財務状況、これは間違いなく1位です。2つ目に直感的に見ると3位で苦しんでいるように見える。3つ目は実際のマーケットシェアで見る、とすると任天堂は世界の市場で2位です」としています。
その世界シェアについて「私達がマーケットシェアを増やす場合、それはマイクロソフトからではありません。ソニーからです」とコメント。政治家に例えて、まずは支持者に訴えることが必要だが、それを超えてより多くの人に支持されなければ当選は出来ないという事に任天堂は気付き始めているとしています。「私達は他社と同じ物をもっている。しかし見た目で敬遠される」
敬遠される理由の一つについて、ゲームキューブが子供向けとされる要因は幾つもあります。その1つハードの外観について「恐らく、私達のハードのカラー(バイオレット)の選択は即座に多くの人にアピールするものではなかった」としています。現にNOAは最近の広告ではプラチナの本体を前面に出しています。
しかしもっと大事なのはゲームです。「任天堂はクオリティの高いゲームで知られています。もし私達がそれらを連続して発売できたならユーザーを飽きさせる事無く、もっと上手くやれたと思う」。更に「1つの問題はゼルダ、マリオ、ポケモン、メトロイドといったゲームが雑誌でも小売店ででも、他のゲームキューブのゲームをかき消してしまうことです」とも。
PSPについては「私達はライバルを常に真剣に見ています。しかし私達は98%のマーケットシェアを持っています。ソニーは一体何をするつもりでしょうか。もちろん私達はシェアを維持する為に全力を尽くします。しかしソニーは解けない方程式を解く魔法を見つけなくてはならないでしょう。価格、ラインナップ、バッテリー、携帯性、サイズは全てソニーに否定的です」としています。
オンラインについては「みなさんは見えないから、私達は何もやってないという仮定で話す。私達は巨大な研究開発チームを持っていてオンラインにも注意を払っています。私達が始めれば一度オンラインゲームに挫折した人でも任天堂に続いてくると確信しています。このハードになるか次のハードになるかは分かりませんが、任天堂は一歩進んだやり方でやります」としました。
最後に次世代機に関しては、GCがPS2を順調にスタートさせてからの発売だった事に触れて「任天堂は同じ事を起こさせない決心をしている」としました。
記事中にはエレクトロニックアーツのコーポレートコミュニケーション担当副社長のJeff Brown氏の「私達は任天堂の将来が全く酷い物だとは思ってません。任天堂は開発中の多くのファースト、サードパーティタイトルを持っています、強力な携帯ゲーム機との接続があります、悪い予測に反した強固なインストールベースを築きました。もし業界の歴史が何かを教えてくれるとすれば、それは任天堂の反対の立場に賭けるべきではないということです」というコメントも掲載されています。
「任天堂は何故マイクロソフトのようにやらないのか、という話をよくされます。しかし彼らは任天堂ではありませんでしたし、これからも違います」なんて言葉もありました。
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