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【インプレッション】天外魔境2 卍MARU(GC)

任天堂 その他

1992年、PCエンジン スーパーCDロム2にて発売された『天外魔境2 卍MARU』。前作、『天外魔境 ZIRIA』を大幅に上回るスケールで誕生した『天外』シリーズ2作目が「弐拾壱世紀天外魔境覚醒計画」を通じてGCとPS2で復活しました。一昔以上前でありながら未だに色褪せないその一本に触った感想をお届けします。ちなみにこのソフト、TGSの前日に入手していたため現地ではプレイしておらず、現地でどのような仕様で出展されていたのかはちょっと不明です。本稿は製品版をベースにしていることを先に申し上げておきます。既に発売されていたんですし、出展されていたのも製品版だとは思いますが。

電源を入れて最初に目につくタイトル画面、「天・外・魔境・2!」というタイトルコールがかかる前後までは大体同じなのですが、炎の渦をバックにタイトルが現れるPCエンジン版に対し、グラフィックに3Dを採用したことを見せつけるようなものに変更されています。また、タイトル画面のまま放っておくと流れる各パーティキャラの紹介はPCエンジン版だと4人流し終わるまではタイトルには戻らない仕組みだったのですが、今回は1人終わるごとにタイトル画面に戻る形に変わりました。このムービーがまたPCエンジン版と比べてやはり相当改良されてます。というかちゃんとアニメになってます。あと最初が卍丸、最後が絹なのは覚えてるんですが2番目が極楽で3番目がカブキになってるんですよねぇ。PCエンジン版だと逆だった気がするんですがちょっと記憶があやふやです。2番目がカブキの場合登場する順番、になるんですが本作の順番だと法則性がわからん...。

実際のゲームに入ると、まず岸田今日子が声を演じる創造主の手を離れて旅立つマリとヨミのムービーが。そして白川村へシーンが移り、と基本的にシナリオ関係はPCエンジン版から改めた部分は無いようです。フィールドやダンジョン、村落の表示がすべて視点固定の3Dグラフィック化されており、ドット絵の感覚に馴染んでいたため最初はちょっと違和感を覚えましたがすぐに慣れました。が、一部のダンジョン内だと壁に階段が隠れやすかったりするのがちょっと問題かもしれません。階段を上ったりするときに視点が少し上がるので、その時にざっと構造を見てしまうのも手かも。

戦闘に入ると、前作との違いとしてまず背景がつきました。細かく設定されているようで場所に応じて結構頻度高く背景が変わります。また数字表示のみだった敵の体力もゲージ表示にしたり消したりできるようになりました。更に、前作では各エリアの城で待ちかまえるボスランクぐらいしか戦闘中にアニメーションしなかったのですが、今回は全ての敵が活き活きと動くようになりました。

システム面では、前作から存在した地図表示がプレイ中にも左下にレーダーマップが表示できたり、LRトリガーによって戦闘をハイスピードで行えたりと細かいところで様々な仕様変更が施されています。

実際にプレイしてみた感想、ですが。非常に素晴らしい。非常に素晴らしいですが、ちょっと序盤の難易度低すぎやしねぇか?ってのが正直なところです。レベルがとんとこ上がるのに加えて敵が大分弱く設定されているような気がします。今現在あとすこしで終盤に入るというところまできてやっと敵に手応えが出てくるようになりましたが、中盤に至るまではちょっと敵のレベルに一考の余地があったと思います。11年前のRPGということでシステム的にも派手なものはなく、またアニメのレベルとしても『テイルズ・オブ・シンフォニア』等には少々劣るかもしれませんが、ジパングという世界観の秘めた重厚な完成度と多くのキャラクターによって織りなされる感動のストーリーを是非、一度体験してみて欲しいと思います。久石譲氏が手がけた音楽も必聴ですよ。
《織機 綺音》

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