「京都から世界へ The Nintendo Difference 2003」
1983年のファミコン発売から20年、ゲーム業界は日本発で世界に通用する数少ないエンターテインメント分野の産業として国内市場規模には約6000億、海外輸出額は約9700億、総生産で1兆5700億円にも達し、映画産業の約2倍、音楽産業の約3倍まで成長しました。
NINTENDoは、ゲーム産業の誕生から現在まで、世界を大将にした独創的な商品を創り続け、ゲーム文化の代名詞として世界中に知られるブランドを確立しました。私達はお客様に大きな夢と楽しみを提供してきたと自負していますが、ゲームは人が生きていく上で絶対必要というわけではありません。もはや成熟期を迎えているゲーム産業をさらに繁栄させるために、この業界をリードする私達はこれまでになかった驚きのある独創的な楽しさを想像し続ける使命を負っています。昨日と同じではお客様に満足して戴けないという厳しい業界で、柔軟にそして前向きに活躍できる人材が未来の任天堂を創っていくのです。
取締役社長 岩田 聡
「ゲーム創りの現場から」
ゲーム創りは高度な技術と一体になって、急激な進化を遂げてきました。本来、自由な発想を実現するための技術であったはずなのに、いつの間にか、技術の発展=商品の魅力という図式が開発現場を支配してしまう傾向が窺えます。当社は技術もさることながら、ユニークかつ自由な発想による想像力で、人々を驚かせたり、喜ばせたりできる人間の集団でありたいと思っています。技術に多少の不安がある人も、個性と発想に自信があれば、どんどん門を叩いてみてください。開くチャンスは大いにあります。
専務取締役(情報開発本部長) 宮本 茂
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