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任天堂、山内溥相談役インタビュー

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今朝の京都新聞に「この人に聞く」として任天堂の山内溥相談役へのインタビュへが掲載されたそうです。言葉も丸くなってあまり毒舌が発揮されてないのが残念ですがお元気そうで何よりです。

―――ファミコンが20周年を迎える。

幸運にも世界の多くの人に評価していただき、有り難かった。一定量の部品を手配できなくなり今年で生産を止めるが、実際は打ち切りたくないのが本音だ。ただ当時のソフトに名作と呼ばれるものが残っており、それを活用できないか検討をしている。今のユーザーに魅力あるソフトとして認めてもらえるように手直しできるものを取捨選択し、現在のゲーム機で楽しめるようにしたい。

―――SCEがPSPを発表したが。

ソニーの携帯型ゲーム機の発売は来年の暮れだ。まだ影も形もない。にもかかわらず、任天堂の携帯型分野での独占が揺らぐのではと一部の人は言っているが、その人たちはゲームビジネスがよくわかっていない。ゲーム機の新製品競争とゲームビジネスを混合している。任天堂はソフトが主でありゲーム機は従と考えているが、他社はゲーム機の優劣を決める競争をしている。全く違う内容にもかかわらず、同じレベルで見るのは間違いだ。

―――ゲームソフトは大ヒットソフトが出にくい状況が続いている。またソフトメーカーの合従連衡の動きも活発化しているが。

米国、欧州のユーザー動向と日本のユーザーの動向は、以前から違っていたが、それが一段と鮮明になってきた。昨年末の商戦で任天堂の家庭用ゲーム機ゲームキューブが予想を下回る販売となった理由の一つに、欧米で大ヒットしたソフトがあるが、それはとても残虐で暴力的なソフトだ。そうしたソフトを容認する社会の姿勢は日米欧で大きく違う。市場は世界にあるが、我々の命綱であるソフトを展開するのはとても難しい。有能な開発チームを抱えていても欧米では通用しにくいため、ソフトメーカーはビジネスしにくい状況だ。

―――業界の活性化策は。また、任天堂は何を目指すのか。

業界全体が活性化するために、メーカー同士が統合合併するのは、一つの選択肢だろうが、プラスばかりでなく、マイナスもある。むしろ、それぞれのメーカーが持つ特徴や才能、特質をうまく結びつければ、新しい分野が開けるかもしれない。任天堂はそうした他メーカーとの合作によるソフトを今年のクリスマス商戦に市場に出す予定だ。
《土本学》

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